翌朝です。前日と異なり安定した好天の一日となりました。
寝覚めが遅いイタリア通りです。
この日は、サン・フランチェスコ聖堂などの教会巡り、ヴァザーリの家、最後に国立中世・近代美術館の予定でした。前日の国立美術館は作品の写真を撮ることが中心だったので、鑑賞の方が疎かになりました。もう一度入館して、じっくりと鑑賞するのが目的です。
トスカーナでは、フィレンツェ、シエナに次いで見どころが多い街なので、大体2泊以上することにしてます。
サン・フランチェスコ聖堂です。
教会は開いていましたが、この時間は地元の人たちの信仰のために開けているので、観光客は遠慮して欲しいとの事でした。切符を買って拝観するれば良いのですが、切符売り場窓口が開くのは1時間後なので、それまで他のところに行くことにしました。
聖堂前に立っているのは、Vittorio Fossombrini 像です。
ヴィットリオ(アレッツォ、1754-フィレンツェ、1844)は、数学者、エンジニア、経済学者でもあり政治家だった、当時の万能の天才でした。アレッツォ市民の誉れということで、目立つ場所に像が立てられました。
観光客の出足が鈍いようです。
開いている教会は少ないと思いましたが、それでも教会巡りをしました。
1667年から1686年に建設されたサン・イグナツィオ教会です。
既に宗教活動を停止して、現在市当局の所有となっています。催事場や会議室として使用されており、その時に限って拝観できるのです。
この日は扉が閉まっていました。旧教会の場合、その使用頻度はファサード前の地面に積もったハトのフン量によって判定することにしてますが、量が多かったので、近頃は殆ど使用されていないと思いました。
見えている鐘楼はサンティ・フローラ・エ・ルチッラ教会のものと思います。
バッチ広場
道を下ったところにサン・ジュゼッペ教会があります。
サン・ジュゼッペ教会はまだ現役の教会と思いますが、何時も閉まっているので拝観したことがありません。
今度は坂を上りました。
旗はジョストラが近いことを示してます。
次はサンタ・マリア・イン・グラーディ教会です。
サンタ・マリア・イン・グラーディ教会は毎日開くので安心していましたが・・・・
写真左先に広場があります。その広場に面して教会が建ってます。
うわっー、閉まってる。ガックリです。
ここは拝観したかった!
サンタ・マリア・イン・グラーディ広場
諦めきれないので、帰り道にもう一度来ることにして、先を急ぎました。
次はサンティ・ファビアーノ・エ・セバスティアーノ教会です。
ムレッロ広場が見えてきました。
広場に面して教会が建ってます。
サンティ・ファビアーノ・エ・セバスティアーノ教会です。
機能を停止した旧教会で、博物館になっていますが、最近は開館していないと思います。
ファサードのフレスコ画
次はサン・ドメニコ教会です。
サッソヴェルデ通りの突当りにサン・ドメニコ教会があります。
サン・ドメニコ教会です。
この教会は後日古寺巡礼で改めて取り上げる予定です。
傑作美術品の宝庫です。
外に出ました。
次はヴァザーリの家です。
ヴァザーリの家は教会のすぐそばにあります。
歩いて2,3分といった距離です。
着きました。
ヴァザーリの家
2014年頃まではここが入口でした。
現在、その隣の、こちらが入口となってます。
入館しました。
フィレンツェでは多忙でしたが、暇を見つけては、自分が建てた家に戻り、好きなようにフレスコ画を描くなどして装飾しました。
ヴァザーリの家は後日改めて取り上げる予定です。
ヴァザーリの友人だった画家たちの作品も展示されてます。
ヴァザーリの家の庭園です。
庭園から見たヴァザーリの家
外に出ました。
ムレッロ広場に戻りました。
ムレッロ通りを下りました。
サンタ・マリア・イン・グラーディ教会にもう一度寄ってみることに。
開いていました。
美術作品が多い教会として知られてます。
(つづく)
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