この日、バスでアレッツォに到着しました。
駅舎を横目で見ながら、この日のお宿に向かいました。
駅至近の何時ものお宿に荷物を預けてから、早速街歩きに出発しました。この日に合わせるために、旅程を合わせるのにかなり腐心しました。
Porta San Spirito
グランデ広場を目指しました。
普段と違って人出が目立つイタリア通りです。
6月20日、ジョストラが行われる日でした。ホテルを予約したのが、この前年の秋、同じホテルに宿泊した時でした。ジョストラ当日のホテル予約はかなり大変で、年を越すと非常に困難と聞いていました。
アレッツォの伝統行事Giostra di Saracino (サラセン人の馬上槍試合)は、6月と9月の年2回行われます。その賑わいは6月の方が若干上と聞いてますが、9月のそれは未経験なのでその真偽のほどが分かりません。
旗はジョストラに参加する地域によって異なります。要すればパリオです。
アレッツォにいることを実感させるのがピエーヴェ教会の鐘楼です。
何時もは静かな裏通りもざわついていました。微かに鼓笛の音が聞こえていました。
ピエーヴェ教会ファサード手前を右折すればグランデ広場に出ることが出来ます。
ジョストラが行われるグランデ広場です。
試合を観戦するための仮設スタンド
TVカメラも用意されています。
スタンドの切符を買いそびれてしまいました。切符販売のネットサイトがあるのですが、何回見ても販売前の表示、ある日、アクセスしたらすでにネット販売分は売り切れの表示。
その後、ホテルに切符の手配を依頼しましたが、依頼するのが遅過ぎたようでダメとの返答がありました。
馬が滑らないで走れるように、石畳の上に土が盛られています。
槍試合が夕方から夜にかけて行われます。
微かに鼓笛の音が聞こえていました。
聞こえてくる鼓笛の音が徐々に大きくなってきました。
それと共に辺りの雰囲気も盛り上がった感じがしました。
天気が良く、絶好のジョストラ日和になりました。
しかし、非常に暑い日で、最高気温は35度は確実に超えていたと思います。
鼓笛の音が大きくなったので、音のする方に目をやりました。
中世の衣裳を纏った一団が鼓笛とともに行進してきました。
一挙に盛り上がって来ました。
ピエーヴェ教会を拝観することにしました。
先ほどの一団は駅の方に向かって行きました。
教会の中は人で溢れるくらいで、潜り込めそうにもありません。
今度は先ほどとは別の一団が教会にやって来ました。
一行が中に入ってから、観光客が中に入ろうとしたのですが・・・・・
彼が警備して中に入ることが出来ません。
これはポーズで、実際は中に入れましたが、中が満員で物理的に中に入るのが難しかったようです。
この後、教会内では出陣式が行われたようですが、中に入れなかったので、その様子は見ていません。
サン・フランチェスコ聖堂に向かいました。
サン・フランチェスコ広場はご覧のような状況でした。
広場では、兵士たちの行進が行われていました。
酷暑の中、この重装備ですから大変だったと思います。
人ごみの後ろから、前の人たちの頭と頭の間から撮りました。
聖堂の拝観どころではありません。
聖堂に近づくことさえできなかったのです。
ジョストラ当日にあちこち見るのは不適と思います。
チェントロのあちこちでジョストラの行事などが行われているので、道路が封鎖されているからです。
未だ午前11時、本番の槍試合は午後7時過ぎですから、あと8時間もありますが、この盛り上がりです。
イタリア通りは逆に空いてました。
ドゥオーモに行こうとしたのですが、ドゥオーモはサン・フランチェスコ聖堂よりももっと混雑しているとの事。
チェントロ内にある主な教会で出陣式があったようでした。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2)
毎日の更新、お疲れ様です。有難うございます。
9月の第1日曜日のジョストラ・デル・サラチーノは、日中に行われます。6月の最終土曜のジョストラに行ったことがありませんが、夜に行われると聞いてます。
街中の行列からグランデ広場の槍試合に移る時間から判断すれば、9月の方が盛り上げる?
夏至前後の週末に祭を開催する市町村が多いので、観光客が分散しそうです。
今回の記事で、昔のジョストラの思い出がよみがえりました。
コメント、有難うございます。
9月のジョストラの方が、長い昼休みを間に挟まないので、6月よりも盛り上がりそうです。毎月第1日曜日が骨董市開催ですから、9月のジョストラは骨董市と重なるのでしょうか?
9月上旬は未だ暑いとの先入観があって、イタリアにはあまり行ったことがありません。
出張の途中で9月初めにローマに行ったことがありますが、観光スポットは大賑わいだったと思います。