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次はクリプタです。


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三人の聖人の遺体が安置されてます。


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クリプタの歴史は9‐12世紀に遡ると言われてます。


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中世以前、聖遺物が祭壇の下になければ聖体拝領が出来ないことになっていました。キリスト教の宗教活動の基本中の基本が聖体拝領ですから、各教会は聖遺物を必死で求めたのです。換言すれば、聖遺物がなければ教会自体が存在出来なったのです。
そのような事情から、聖遺物には妙なものや、現実にはありえないもの、果てはでっち上げたものなどが存在したのです。
キリストが十字架に架けられた時に使用された釘が、聖遺物として20本以上あるなんて有り得ない話ですが、それがまかり通るのが宗教なのでしょうね。


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聖人の遺体は聖遺物の最たるものです。それが三体もあるのですから、それだけでこの聖堂の重みを感じることが出来るというわけです。



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9世紀のフレスコ画


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内陣に戻りました。


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13世紀のフレスコ画


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12世紀のフレスコ画


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バルディーノ・ダ・スルソの「聖家族」(1476)


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パヴィアの無名画家の「聖母子と聖シーロ司教」


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アントニオ・マリア・モローゾの「ロザリオの聖母」(1714)


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ジョヴァンニ・サンティの「ピエタ」


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礼拝堂のフレスコ画はパヴィアの画家パオロ・バルボッティによって19世紀に描かれました。


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グリエルモ・カッチャ通称イル・モンカルヴォの「聖母子と聖セバスティアーノと聖ロッコ」(1605)


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ベルナルディーノ・カーニのフレスコ画(16世紀)


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右側廊


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左側廊


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ピエトリ・ダ・プレマの「聖母子と聖アンナ」(17世紀)


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グリエルモ・カッチャの「聖ルチアの殉教」(16世紀)


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詳細不明


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「磔刑」(12世紀)


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ベルナルディーノ・チチェーリ(1650‐1718)の「磔刑」


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パヴィアで必見に教会を一つ挙げるとすれば、ここでしょうね。


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(おわり)