教会の後陣を通り過ぎて、元の道まで上りました。
チリアーコ・ピッツェコッリ通りに戻りました。
市立絵画館の従来の入り口です。現在は出口になってます。
今の入り口への行き方が図示されています。かなり遠回りしないと入り口に行けません。
時間が余っていたので、サン・フランチェスコ教会を拝観することにしました。
ファサードの彫刻が見所です。
1323年創建のゴシック様式の教会ですが、途中の修復の結果、バロック様式や新古典様式の部分が認められます。
鐘楼の内壁にフレスコ画があるようですが、何が描かれているのか、よく分かりません。
ファサード前から海が見えます。
ファサードの彫刻装飾はジョルジョ・ダ・セベーニコの作品(1454)です。
中に入りました。
新しく見えるのは、1953年に行われた修復によるものです。
味気ない天井
主祭壇
主祭壇画は、ロレンツォ・ロットの「聖母被昇天」(1550)
ペッレグリーノ・ティバルディの「キリストの洗礼」
教会下にあるバールで一息入れました。
間もなく市立絵画館の開館時間です。
写真手前を右折しました。
先客が2人いました。午前中の入館者は私を含めて3人でした。
入口がー4階になります。
カルロ・クリヴェッリの作品は非常に小さいのです。
現代画、近代画の展示が充実しました。
市立絵画館については、後で詳しく取り上げます。
外に出ました。
7年振りに傑作を見ることが出来て満足でした。
正直なところ、以前の展示の方が遥かに良かったと思いました。特に、ルネサンス期の作品の横に現代画を展示する手法に違和感を覚えました。年代順に作品を展示して、どこが悪いの?
このような展示法が流行していますね。
かなり暑くなっていました。
日曜日なので、乗車できる列車が限られます。
駅に急ぎました。
フォリーニョ行きのRVに乗車しました。
市立絵画館だけに行ったアンコーナ日帰り遠足でした。
フォリーニョ駅に到着しました。
フォリーニョからタクシーでスペッロに戻りました。
アンコーナ市立絵画館に行って、気が済みました。
(おわり)
コメント
コメント一覧 (2)
毎日の更新、お疲れ様です、有難うございます。
市民にもっと親しみを感じてもらおうとして、古典ものと近代・現代もの混合の作品展示にしたそうです。
展示中の現代作品の中で、制作者の名前と画題だけ表示されているものはマチュア画家の作品です。市民ギャラリーの形にしたことで、入館者増につながったようです。
いつ完成するか分からない修復工事ですが、忘れた頃に完成します。プラート市立美術館もそうだったし、ベルガモのカッラーラ美術館もしかりです。
イタリア人の気の長い粘り強さに感服してます。
残るはブレーシャのトージオ・マルティネンゴ美術館だけとなりました。修復工事完成の話はまだないようです。
何時もコメントを頂戴し、ありがとうございます。
私が行った時、開館を待っていた二人は、市民ギャラリーの展示を熱心に見ていて、カルロ・クリヴェッリやティツィアーノなどの傑作展示にはあまり興味がなさそうでした。ひょっとしたら、あの二人は作品の制作者だったかも知れません。
市民に来てもらうのが市立美術館の役目と思えば、その目的は着実に実りつつあると言えるでしょう。
美術オタクさんのご指摘の通り、修復のため一旦休館となると、再オープンは6,7年後が普通ですから、日本人には全く予想だに出来ません。
秋の旅で、久し振りにブレーシャに行くつもりです。トージオ・マルティネンゴの工事の進捗状況を見てくるつもりです。