サン・セヴェリーノの塔です。
サン・セヴェリーノ教会付近の城壁は要塞化されてます。
カプチン会のサン・セヴェリーノ教会です。
創建は560年に遡ると考えられており、スペッロで最古の教会の一つです。
1180年に修道院が拡張され、現在の姿の原形はその拡張後のものです。
17世紀に修復されました。
19世紀初めに修道院が活動を停止しました。
ファサード前の柱廊
扉が開いていたので拝観しました。
単廊式、ラテン十字形の内部です。
ウンブリアの逸名画家作「大天使聖ミケーレ」(15世紀)
主祭壇画
主祭壇画中央の「キリストの復活」(詳細不知)
向かって左の「聖母の誕生」(詳細不知)
向かって右の「幼きキリストへの崇拝」(詳細不知)
「玉座の聖母子と聖フランチェスコと聖ジローラモ」(詳細不知)
「天上の聖母子と聖人たち」(詳細不知)
作品の制作者などの詳細が分からないのが残念です。
サン・セヴェリーノ教会横にあるPorta dell'Arceです。
この町角の聖母は新しいものでしょう。
Via Cappucciniを通って、町の西端にある教会に向かいます。
直ぐに教会の建物が見えてきます。
サンタ・マリア・ディ・ヴァッレグローリア修道院です。
560年に遡る女子修道院が前身です。
1236年、フランチェスコ会の修道院になりました。
修道院は農地などに転換され、縮小されてます。
町の西端の城壁と修道院の壁が共通になってます。
建物は崩壊の危機にあり、修復するにしても莫大な費用が見込まれてます。
その費用の捻出は困難な見通しで、活動停止は時間の問題とされてます。
修道院の城壁からの景観
サンタ・マリア・ディ・ヴァッレグローリア修道院の横に旧サンタ・バルバラ教会があります。
サンタ・バルバラ教会は、16世紀中頃に建設され、1571年に奉献式が執り行われました。
旧サンタ・バルバラ教会の後に塔があります。1239年頃に建設されたCassero del Pianelloの一部として建てられた塔です。
サンタ・マリア・ディ・ヴァッレグローリア修道院と旧サンタ・バルバラ教会の間にある、Porta Montanaraです。
旧市街の中心に向かう道を少し下ると、サン・ビアージョ祈祷所(オラトリオ)があります。
この辺に1430年から1460年に建設された病院がありましたが、病院の礼拝堂として併せて建設されました。
現在はサン・ロレンツォ教会の管理下に置かれてます。15世紀に描かれた、かなり痛みがあるフレスコ画があるようです。
写真左の建物は旧病院です。
旧市街の中心に向かって道を下ります。
Palazzo Preziosi
更に道を下ります。
町角のフレスコ画
ウンブリアらしい建物が並んでます。
Palazzo Comunaleのロッジャに戻りました。
ロッジャの中に入りました。
次はPorta Venereです。
Porta Venereは、町の南端にあります。
二本の塔の間にあるPorta Venereです。
紀元前1世紀のローマ時代に築かれた門です。ローマ時代に築かれた門がこれを含めて6つありました。
こちらのローマ時代のオリジナルの門のようです。
12角形の2本の塔は、Torri di Properzioと呼ばれてます。
門の城壁からの景観
風情がある建物です。
この後、市立絵画館、サンタ・マリア・マッジョーレ参事会教会などに行きましたが、重複するので、この辺で終わりにしましょう。
(おわり)