リベルタ広場からカステッロを見上げます。
1556年に建設されたカステッロの入り口 Arco Bollaniです。
アンドレア・パッラーディオ(パドヴァ、1508-マゼル、1580)の帰属作品と言われてます。
Arco Bollaniの上にヴェネツィアのシンボル「サン・マルコの有翼の獅子像」が置かれてます。
Arco Bollaniが建設された1556年当時、ウーディネはヴェネツィア共和国領だったので、ヴェネツィアのシンボルがあるのでしょう。
Salita al Castelloを上ります。
坂道の横に、ヴェネツィア・ゴシック様式の柱廊 Porticato Lippomanoがあります。
ヴェネツィア貴族 Tommaso Lippomanoの指示によって、1487年に建設された Porticato Lippomanoです。
見事な柱廊なので、一度はその中を歩く価値があると思います。
カステッロです。
建設された時期が明確になってませんが、神聖ローマ帝国オットー2世(ザクセン、955c-ローマ、983)からアクイレイア総主教ロドアルド(?-984)に譲渡された軍事要塞との記述が983年の文書に記載されたのが初めての記録です。
1511年の大地震によって軍事要塞が倒壊したので、その建物を完全に取り壊して1517年から1567年頃に建設されたルネサンス様式の建物が現在のカステッロです。
1865年にオープンしたウーディネ市立美術館はPalazzo Bartoliniにありましたが、1906年にカステッロに移されました。
ウーディネ市立美術館の初代の建物Palazzo Bartoliniです。現在はウーディネ市立図書館となってます。
美術館の入り口です。
入館しました。
ロビーの装飾
ロビーにある「受胎告知」です。
詳細不知の「受胎告知」
詳細不知
展示は3フロアに分かれてます。
展示室に向かいます。
階段を上りました。
2階のGalleriaから見て回りました。
展示室内に入りました。
第1室です。
作品解説の説明板があります。
これがあると助かります。
フリウリ派逸名画家作「聖女の頭」(14世紀末-15世紀初頭)
サンタ・マリア・イン・カステッロ教会にあったフレスコ画断片です。
フリウリ派逸名画家作「使徒聖人の頭」(14世紀末-15世紀初頭)
サンタ・マリア・デル・カステッロ教会にあったフレスコ画の断片です。
フリウリ派逸名画家作「磔刑」(14世紀末-15世紀初頭)
サン・ジャコモ広場のCasa Pirona in Mercatonuovaにありました。
ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャ、1289-1361)の追随者作「磔刑と聖母の物語」(14世紀後半)
ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャ、1289-1361)の境界(Cerchia)逸名画家作「聖母子」(14世紀中頃)
第1室の別展示コーナーです。
フリウリの逸名画家とボローニャ派逸名画家による「トロイ戦争の物語」(1364c以前)
14世紀後半のエミリア‐フリウリ派逸名画家作「ブドウの収穫と狩猟のシーン」(1380c)
14世紀後半のエミリア‐フリウリ派逸名画家作「庭園」(1380c)
次の部屋です。
第2室です。
15世紀の作品が並んでます。
ヴェネツィア派逸名画家作「聖セバスティアーノ」(15世紀後半)
ドイツの逸名画家作「聖人たち」(15世紀末)
裏面にも描かれてます。
フィオレンツォ・ディ・ロレンツォ(ペルージャ、1445c‐1525)の「磔刑」
(つづく)