要塞には行きません。
サンタゴスティーノ教会の修復が終わっていました。
ナポレオンのイタリア侵攻によって、1797年に宗教活動を停止してから、その機能を一度も回復することなく現在に至ってます。兵舎や催事場など様々に用途に使用されていましたが、現在はベルガモ大学のホールに改造されてます。
サンタゴスティーノ門
門を潜って城壁外に出ました。
次はカッラーラ美術館です。
街角の聖母子
Via San Tomasoを進めばカッラーラ美術館に出ます。
道路工事のため先に進めません。
カッラーラ広場に入れません。嫌な予感!!
「嫌な予感」は杞憂に終わりました。開館していたので安心しました。
午前11時20分。頑張るぞ!!
今の体力では、立ち通しで作品を見て回るのは5時間が限度です。
切符売り場の壁
入館しました。
カッラーラ美術館については、明日から詳しく取り上げます。
イタリアで有数の美術館ですが、それにも拘らず入館者は数えるほど。
世の中、美術ファンは少ないのです。
この日は、鑑賞にほぼ専念しました。
外に出たのは午後4時5分でした。4時間45分かかりました。
近現代美術ギャラリーに行きたかったけれど、もう体力の限界です、諦めました。
この翌日、全展示作品の写真を撮るためにカッラーラ美術館に再訪しましたが、5時間以上かかってしまい、結局、近現代美術ギャラリーに行けませんでした。
ホテルに戻ることにしました。
上り坂です。
カッラーラ美術館が旅の目的だったので、バッサに泊まれば良かったと後悔。
夕方ですが、意外にも混んでいました。
サン・パンクラツィオ教会です。
開いていました。
1474年に完成した時はルネサンス様式でしたが、17世紀の改修の際、一部バロック様式に変更されたので、両様式の折衷した建物です。
単廊式の内部です。
左側壁
右側壁
天井
中央礼拝堂
アントニオ・バレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)による後陣のフレスコ画
無原罪の礼拝堂
クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「無原罪の聖母と聖人たち」
マドンナ礼拝堂
ジョヴァンニ・ブリーナの「聖母子」
フランチェスコ・テルツィの「天上の聖母子と聖人たち」
ジャン・パオロ・カヴァーニャ(ベルガモ、1550c‐1627)の「玉座の聖母子と2聖人」
十万殉教者礼拝堂
ジョヴァンニ・バッティスタ・モローニ(アルビーノ、1522‐1578)の「磔刑」
詳細不明
詳細不明
マルカントニオ・チェーザレオの「ピエタ」
パルマ・イル・ジョーヴァネに帰属する「ロザリオの聖母」
外に出ます。
ファサード前にある「Boccio di Giacinto」(1549)と呼ばれているフォンターナ
(つづく)
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