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次はサン・バルトロメオ教会です。


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エステ家は、フェラーラが本拠地で、その後モデナを併合したのですが、フェラーラを追われるとモデナを本拠地にしました。モデナの中世の繁栄は、エステ家の本拠地になってから本格的になりました。
そのような歴史から、モデナの歴史的建造物はフェラーラのそれよりも新しいものが多いようです。


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それ程広い旧市街ではありません。エステンセ美術館などを除けば、半日ほどで街を見て回ることが出来ると思います。


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通りを歩いていると、靴屋が多いことに気付きます。イタリアの既製靴は、足の甲が高い私には合いません。


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昔、ブランド物が好きだった時代、イタリアの安くない既製靴を買って酷い目にあった苦い思い出があります。


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買うときに靴を履いてみましたが、その時は大丈夫と思ったのが大きな間違いであることがすぐに分かりました。
着るものはエルメデジルド・ゼニアのス・ミズーラとか、ア・テストーニの靴とか、お金をどぶに捨てるようなことをしてました。


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サルヴィ通りに入りました。サン・バルトロメオ教会はもう直ぐです。


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Palazzo Carandini


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銀行のオフィスになってます。


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サン・バルトロメオ教会です。


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この地にサン・バルトロメオ教区教会がありましたが、建物の老朽化と手狭だったので、17世紀初頭に再建されることになり、1607年創建、1629年完成のバロック様式の二代目の建物が現在の姿となってます。


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ファサードにイエズス会の紋章がある通り、イエズス会の教会です。


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聖バルトロメオ像がファサードの中央にあります。


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三廊式、ラテン十字形、バロック様式の内部です。
ミサ中だったので、邪魔にならないように拝観しました。


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見所豊富な教会ですが、ミサ中だったので、観ることが出来なかった作品が幾つかありました。


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この教会は午前中だけ開いていることが普通です。


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後陣のフレスコ画と祭壇画が見ものですが、ミサ中では仕方がありません。


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名の通った画家たちの作品があることが分かります。


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天井のフレスコ画はアンドレア・ポッツォの弟子だったジュゼッペ・バルビエーリ(1642‐1733)によるものです。


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ジャチント・ブランディ(ローマ、1621‐1691)の「聖バルトロメオを見舞うキリスト」


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左側廊天井のフレスコ画もジュゼッペ・バルビエーリによって描かれました。


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アントニオ・チルチニャーニ通称イル・ポマランチョ(チッタ・デッラ・ピエーヴェ、1560‐1620)の「聖バルトロメオの殉教」


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ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547‐フィレンツェ、1627)の「玉座の聖母子と聖人たち」


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右側廊


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ミサの邪魔をしては良くないので早々に退散しました。


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次はサン・ドメニコ教会です。


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サン・ドメニコ教会はドゥカーレ宮殿近くにあります。


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エミリア通りを進みましたが、直ぐに横道に折れました。


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同じ道を何度も歩いては詰まらない。


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エミリア街道の街は何処に行っても魅力満点です。


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サン・ドメニコ教会が開いていました。


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13世紀に建設されたロマネスク様式の建物が17世紀後半になると老朽化して、使用が困難になったので、1708年から1731年にかけて再建されたバロック様式の二代目の建物が現在の姿です。


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単廊式、ギリシャ十字形、バロック様式の内部です。


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初代の建物にあった祭壇画は殆ど残されていません。


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イタリアにバロック様式の教会が多いのは、カトリックだからでしょう。


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地味なクーポラ装飾


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主祭壇


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詳細不明の磔刑像


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この教会の見所であるテラコッタ


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地元モデナの彫刻家アントニオ・ベガレッリ(モデナ、149901565)によって1544年に制作されました。初代の建物にありました。


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「聖マルタの前に顕現する救世主」


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祭壇画、彫刻などを見て回りました。


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詳細不明


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フランチェスコ・モンティ(ボローニャ、1683 o 1685-ベルガモ、1768)の「磔刑のキリストを崇める聖ドメニコ」


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詳細不明


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ジャンベッティ―ノ・チニャローリ(ヴェローナ、1706‐1770)の「アクイーノの聖トッマーゾ」


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詳細不明


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フランチェスコ・ヴェッラーニ(モデナ、1688‐1768)の「悔悛の教皇ピオ5世」


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フランチェスコ・ヴェッラーニの「レパントの海戦の勝利を伝える教皇ピオ5世」(1730)


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詳細不明


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詳細不明


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出入口


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外に出ました。


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キリがないので、この辺で終わりにします。
(おわり)