P1090153次はサン・バルトロメオ教会です。


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カルドゥッチ通りには青空市が立っていました。


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カルドゥッチ通りに面して建つサン・バルトロメオ教会です。


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830年頃のパルマの文書に、この場所に存在していた教会の記録が残されており、830年以前に建てられたとされてますが、恐らく7世紀頃には存在していたと推察されてます。
1180年、教会の横を流れるパルマ川の洪水によって大きな被害を受けてしまいました。その後、教会は、Chiesa di San Bertolomeo de Glareaと称されたように、修復されずに長い間放置されたままになっていました。glareaとは砂利と言う意味で、その名の通り、教会の建物は洪水の際の砂利と瓦礫に埋まっていたのでしょう。


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17世紀になると、教会の再興が決定され、1633年に再建工事が着工されました。1785年に一応の完成の運びとなりましたが、19世紀に改修が行われ、現在の姿になったのは全ての改修工事が完了した1851年にことでした。


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鐘楼と後陣
初代の建物の姿を模して設計されたので、後期ゴシック様式に似た格好の建物です。
鐘楼の一部に、7世紀頃の初代の建物の石が使用されているそうです。


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青空市のテントが邪魔して教会全体の写真が撮れません。


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ファサード左右の壁龕の彫刻は、アレッサンドロ・ボットーニとアウレリオ・ボットーニの兄弟による作品です。
こちらは「聖サビーナ像」


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聖バルトロメオ像


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扉が開いていたので拝観しました。


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単廊式、バロック様式の内部です。


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左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。


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右側壁


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装飾が殆ど施されていない地味な天井です。


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主祭壇


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主祭壇画は、ジュゼッペ・ペローニ(パルマ、1710‐1776)の「聖バルトロメオの殉教」


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ジャコモ・スピチョッティ通称スピリト・ジェンティーレ(パルマ、1520‐1602)の「聖母子と聖人たち」
他の教会にあったものを、ここに移設したのでしょう。


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18世紀のパルマの逸名画家作「キリストの洗礼」


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


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ジローラモ・マニャーニ(ボルゴ・サン・ドンニーノ、1815‐パルマ、1889)の「天上の聖母子と聖人たち」


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18世紀のエミリアの逸名画家作「聖母被昇天」


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


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祭壇前から見た出入口方向


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外に出ました。


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パルマ川の方に進みました。


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メッツォ橋下の広場にも青空市が立ってました。


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パルマ川に架かるメッツォ橋です。


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橋の先にある教会を目指します。


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Torrenta Parma


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単純にパルマ川と思っていたら、わざわざTorrentaとなっていました。torrentaとは急流とか渓流という意味ですが、見た目、急流とか渓流ではないような感じです。


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どちらが上流でしょうか?


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川岸に建つ家々


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橋を渡って対岸に行きました。


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フィリッポ・コッリドーニ広場


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広場に立つのは、オッド・アリヴェンティ(1898‐1975)の「フィリッポ・コッリドーニのモニュメント」
フィリッポ・コッリドーニ(コッリドーニア、1887‐サン・マルティーノ・デル・カルソ、1915)は労働組合指導者、政治家、ジャーナリストでした。


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広場の横に教会があります。


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サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会です。


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(つづく)