P1090200
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会です。


P1090203
この場所に12世紀頃に建設されたサン・フランチェスコ修道院がありましたが、1546年、初代パルマ公爵ピエル・ルイージ・ファルネーゼは、修道院を取り壊し、その上に軍事施設の建設を決め、修道院は取り壊されました。


P1090202
ピエル・ルイージの息子で第二代パルマ公爵オッタヴィオ・ファルネーゼは、教会修道院の再建を決め、1566年創建、17世紀に完成したバロック様式の建物が現在の教会です。
修道院を取り壊して、再建に至る背景には、フランス、スペイン、教皇庁などがパルマの領有を巡って政治的軍事的に介入した歴史がありますが、その辺をここで触れることは止めて先を急ぎます。


P1090201
ファサード入口扉上の、ジョヴァンニ・バッティスタ・バルビエーリ(ヴァル・ディンテルヴィ、1625/1626-1691)による漆喰彫刻が有名です。


P1090201
外壁が丸くなった箇所がありますが、そこに礼拝堂が設けられてます。


P1090245
教会の中に入れば、この部分の訳が理解できるでしょう。


P1090244
入口扉の装飾


P1090204
バロック様式の内部です。


P1090207
天井の形の通りで楕円形の教会です。


P1090206
主祭壇に向かって左側です。


P1090205
主祭壇に向かって右側です。


P1090208
主祭壇


P1090217
後陣のクーポラ


P1090211
主祭壇画は、フランチェスコ・ザガネッリ・ダ・コティニョーラ通称フランチェスコ・ダ・コティニョーラ(コティニョーラ、1475-ラヴェンナ、1532)の「聖母子と4聖人(聖ジョヴァンニ・バッティスタ、聖ルチア、聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ、アッシジの聖フランチェスコ)」


P1090209
ジョヴァンニ・バッティスタ・バルベリーニ(ヴァル・ディンテルヴィ、1625/1626-1691)の「コレッジョ作『受胎告知』のコピー画」(1681)
コレッジョの「受胎告知」のフレスコ画は、取り壊された教会修道院にありました。その剥離フレスコ画がパルマの国立美術館で展示されています。その作品画像を載せておきましょう。


P2620579
アントニオ・アッレグリ通称イル・コレッジョ(コレッジョ、1489c-1534)の「受胎告知」(1524-25c)
パルマ国立美術館所蔵


P1090210
詳細不明


P1090213
アンドレア・スクテッラーリ(ヴィアダーナ、1578-1598記録)の「聖ジローラモ」


P1090214
アンドレア・スクテッラーリ(ヴィアダーナ、1578-1598記録)の「聖パオロと天使」


P1090216
詳細不明


P1090218
セバスティアーノ・ガレオッティ(フィレンツェ、1675-モンドヴィ、1746)の「聖母子と聖ボナヴェントゥーラ」


P1090221
プレセーペ礼拝堂


P1090222


P1090222


P1090223
P1090223
教会の周囲の景色が再現されてます。


P1090247
この場所でしょうね。


P1090226
ジローラモ・フランチェスコ・マリア・マッツォーラ通称イル・パルミジャニーノ(パルマ、1503-カザールマッジョーレ、1540)の「フェルトレのベアート・ベルナルディーノ」


P1090227
サクロ・クオーレ礼拝堂


P1090228
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティンティ(パルマ、1558-1604)に拠る礼拝堂の装飾


P1090230
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティンティ(パルマ、1558-1604)のフレスコ画


P1090231
パドヴァの聖アントニオ礼拝堂


P1090233
詳細不明


P1090235
アルカンターラのサン・ピエトロ礼拝堂


P1090236
イラリオ・スポルヴェリーニ(パルマ、1657-ピアチェンツァ、1734)の「アルカンターラの聖ピエトロ」


P1090239
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティンティ(パルマ、1558-1604)のフレスコ画


P1090243
詳細不明


P1090241
サン・フランチェスコ礼拝堂


P1090242
外に出る前に、もう一度祭壇を見ました。


P1090248
外に出ました。


P1090250
メッツォ橋を渡ってチェントロ・ストーリコに戻ります。


P1090255
この教会の名称が分かりません。


P1090256
次はサン・ロッコ教会です。


P1090257
この日は精力的に教会巡りをしました。


P1090258
突き当りを左折すればサン・ロッコ教会に出ます。


P1090259
サン・ロッコ教会です。
(つづく)