サントルソラ教会です。
フェッラーラのアルフォンゾ2世デステ(フェッラーラ、1533‐1597)に嫁いだマルゲリータ・ゴンザーガ(マントヴァ、1564‐1618)は、1597年に夫と死別したのを機に、未亡人生活を生まれ故郷で送るべくマントヴァに帰郷しました。
未亡人となったマルゲリータ・ゴンザーガの生活拠点として、教会修道院が建設されることになり、ゴンザーガ家のお抱え建築家・画家のアントニオ・マリア・ヴィアーニ(クレモナ、1550c‐マントヴァ、1635c)の設計によって、1608年から1612年にかけて建設されたサントルソラ教会修道院です。
八角形のバロック様式の建物です。
入口扉上の彫刻
中に入りました。美術ファンにとっては、見所が幾つかあるので、拝観する価値が十分にあると思います。
パイプオルガンとトランペット2重奏の練習中で、素晴らしい音色が教会内に響き渡っていました。パイプオルガンとトランペットの2重奏は大変珍しいと思います。
左側壁
右側壁
主祭壇
主祭壇画は、ルドヴィーコ・カラッチ(ボローニャ、1555‐1619)の「聖オルソラ」
2重奏の練習が終わりました。
詳細不明の磔刑像
八角形の天井
アントニオ・マリア・ヴィアーニ(クレモナ、1550c‐マントヴァ、1635c)の「天上のキリストと聖人たち」
アントニオ・マリア・ヴィアーニ(クレモナ、1550c‐マントヴァ、1635c)の「無原罪の聖母」
カルロ・ボノーニ(フェッラーラ、1569?‐1632)の「聖グアルベルトの奇跡」
カルロ・ボノーニ(フェッラーラ、1569?‐1632)の「聖キアーラ」
ドメニコ・フェッティ(ローマ、1589‐ヴェネツィア、1623)とルクリーナ・フェッティ(ローマ、1600c‐マントヴァ、1651)の作品
ルクリーナはドメニコの妹で、ドメニコがゴンザーガ家から招聘を受けた時、ドメニコに同行してマントヴァに赴き、ドメニコがマントヴァを離れた後もマントヴァに留まりました。
主祭壇をもう一度見ました。
外に出ました。
教会の向かいの建物の壁にあるモザイクです。
ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子」のコピーモザイクでしょう。
モザイクの原画はこれでしょうね。
ヴェネツィアのアカデミア美術館所蔵のジョヴァンニ・ベッリーニの作品です。
面白そうな建物がありますが、詳細不明です。
次はサン・フランチェスコ教会です。
日差しは強烈でしたが、涼しい風が吹き抜けて気持ち良かった。
カヴァッロッティ広場
三方を湖に囲まれているせいか、真夏でも猛暑にならないマントヴァです。
グロムは開店前でした。
古都の面影残る柱廊です。
ちょいと道草を。
サンタンドレア聖堂のクーポラが見えてます。
人出が多くなってきました。
元の道に戻りました。
コリント式の列柱
柱頭
(つづく)
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