この日は快晴でした。
フィレンツェ中心街で働く通勤の人たちが沢山いました。
この日の予定は、先ずサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。
SMN駅からドゥオーモに向かう途中にあるので、お馴染みの教会と言えるでしょう。
フィレンツェにおける最古の教会の一つですが、創建時が文書化されていません。
580年、第63代教皇ペラギウス2世(在位:579‐590)によって創設されたという説がありますが、伝説の域を出ていないとされてます。
ロンゴバルド時代の8世紀に存在していたようですが、これも記録がありません。
最初の記録は931年の文書での記載です。2番目の記録は1021年の文書だそうです。
後にシトー会派の所有教会となり、13世紀にシトー会派によってゴシック様式で再建されましたが、再建された建物が現在の姿の原形となってます。
1521年、教会はカルメル会に渡されましたが、19世紀初頭に同会によって放棄されてしまいました。
大理石のファサードが設計されましたが、工事着工に至らず、ロマネスク様式の粗石造りのまま現在に至ってます。
ファサード側扉上のルネッタの聖母子
13世紀?の聖母子
鐘楼
身廊側にも扉があります
身廊側扉の彫刻
ファサード側扉の彫刻
最近作られたもの?
中に入りました。
三廊式、ゴシック様式の内部です。
新しく見えるのは、1966年のアルノ川の大洪水で被害を受けたので、修復された箇所があるからでしょう。
交差ヴォールト
大洪水後に張り替えられた床
左側廊
右側廊
教会の構造図
祭壇画などを見て回ります。
詳細不知
柱に描かれたフレスコ画
マリオット・ディ・ナルド・ディ・チョーネ(フィレンツェ、1365c‐1424)の「聖スコラスティカ」
同じ柱の「聖スコラスティカ」の上部に描かれたフレスコ画
マリオット・ディ・ナルド・ディ・チョーネ(フィレンツェ、1365c‐1424)の「聖人」
Cappella Panciatichi
詳細不知の「ピエタ」
詳細不知の「聖母子」
詳細不知
ジュゼッペ・ピンツァーニ(トスカーナ、18世紀活動)によって描かれたCappella Panciatichiの天井フレスコ画
ドメニコ・プリアーニ(ヴァ―リア、1589‐フィレンツェ、1658)の「聖マリア・マッダレーナの聖体拝領」
ドメニコ・プリアーニ(ヴァ―リア、1589‐フィレンツェ、1658)の「聖アルベルト」
ドメニコ・プリアーニ(ヴァ―リア、1589‐フィレンツェ、1658)の「聖テレーザ」
15世紀初頭のフレスコ画
詳細不知
プリモ・コンティ(フィレンツェ、1900‐フィエーゾレ、1988)の「カスチャの聖リータ」
詳細不知
ピエル・ダンディーニ(フィレンツェ、1646‐1712)の「聖フランチェスコ」
(つづく)
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