一般乗合船でアカデミアからサン・ザッカリアに移動します。
寒いし、大雨の上に、アクア・アルタが予想されていたので、人出が少なく、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿に行くには絶好の日と予想してました。
人出は何時もより確かに少なめでしたが、悪天にも拘らず予想以上の賑わいでした。
溜息橋
サン・マルコ寺院は大混雑で、写真を撮るどころではありません。
大雨で行く所が限られているので、無料のサン・マルコ寺院は拝観者が集中したようでした。
ところがドゥカーレ宮殿は空いてました。
有料なので、敬遠されたかも知れません。
これから満潮を迎えるので、時間が余りありません。
低気圧が近づいているので、アクア・アルタが起きる可能性が高いとの潮位予想でした。
サン・マルコ地区はアクア・アルタの影響を最も受けるとされてます。
多少のアクア・アルタならば、歩行者用仮架橋で大丈夫ですが、仮架橋よりも潮位が高くなると厄介です。
アクア・アルタが起きると、ヴァポレットのサン・マルコ駅とサン・ザッカリア駅が閉鎖になることがあります。ということで、絶えず外の潮位の具合に注意しながら見て回りました。
ヴェネツィアにおける絵画が他の街などと大きく違うことは、フレスコ画による装飾は極めて稀であり、例え大画面であってもキャンバスへの油彩で描かれたことです。
水の都ヴェネツィアですから、常時湿度が高いので、フレスコ画は直ぐに落剝してしまうのです。
ヴェネツィアに不向きなフレスコ画ですが、それにも拘らず存在しています。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ（ピエーヴェ・ディ・カドーレ、1488/1490c-ヴェネツィア、1576）の「祈りを捧げるグリマーニ総督」（1575-76c）
アントニオ・ヴァッシラッキ（ギリシャ、ミロス、1556-ヴェネツィア、1629）の「マギの礼拝」（1600c）
武具の展示
ヤコポ・ティントレット（ヴェネツィア、1518-1594）の「天国」（1588c）
そろそろ切り上げないと・・・・・
独房
外が心配です。
外に出ました。
（つづく）
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