ボッビオ Bobbioは、人口3,544人(2019年11月30日現在)のエミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァ県にあるコムーネで、「イタリアの最も美しい村」にリストアップされてます。
614年に建設されたサン・コロンバーノ修道院と共に発展し、1014年に独立しました。
前泊地はイーモラでした。
写真は、カテリーナ・スフォルツァで名高いイーモラのスフォルツェスカ要塞です。
イーモラ駅から鉄道でピアチェンツァ駅に向かいました。
車内は、ボローニャに向かう時とボローニャを離れた時を除いて、大体空いてました。
ピアチェンツァ駅に定時に到着しました。
公共交通機関を使ってボッビオに向かうには、ピアチェンツァ駅からボッビオ行きバスで行くのが普通です。
ピアチェンツァのバスターミナルは、ファルネーゼ宮殿前の広場にありますが、近郊の市町村に向かうバスの殆どは駅前の停留所を経由します。
ボッビオ行きのバスに乗車しました。
乗車1時間ほどでボッビオのサン・フランチェスコ広場に到着しました。
サン・フランチェスコ広場に面した、この日のお宿に向かいました。日帰り観光客が殆どのボッビオですが、日帰りでは味気ないので主義として泊まることにしています。
この日のお宿です。ボッビオの宿泊設備の選択肢は少ないのです。
広場の名称の由来は、広場に面してサン・フランチェスコ教会修道院があるからです。活動を停止した旧教会修道院です。
チェックインを済ませて外に出ました。
レストランが主で、ホテル業は従といった感じでした。折から昼食時とあって、レストランは満員でした。
小さな村に泊まるときは、夕食に苦労した経験があるので(夜はやっていない店が殆ど)、レストラン併設のホテルを狙い目にしています。
レストランが満員だったので、夕食の予約をしておきました。
観光客がチラホラ。しかし、夕方になると観光客を滅多に見なくなります。
Contrada di Porta Nuovaをドゥオーモ方向に進みます。
独立した1014年から1000年以上の歴史を持つことを誇りにしているコムーネです。
通りの突き当りがドゥオーモ広場になります。
お腹が空いたので、軽く何か食べなくては。
ドゥオーモ広場に行けば、この時間からでも食べられる店があるとの読みです。
ドゥオーモ広場です。
この時間は閉まっているドゥオーモです。
この店で食べました。
ボッビオはロマネスク様式の建物などが溢れてます。長い間、ロマネスク様式の建造物が大好きでしたが、近頃はその稚拙さが気になり、完成度が高くなる後世のゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式の建造物に惹かれるようになりました。
Palazzo Vescovile
Palazzo VescovileにMuseo Diocesanoがありますが、10月の平日のこの日は休館でした。
ドゥオーモ広場からサン・コロンバーノ修道院の方に向かいます。徒歩で数分の距離です。
先ほど、通ってきたポルタ・ヌオーヴァ通りです。
サン・コロンバーノ修道院です。
Piazza Santa Fara
写真左の建物はPalazzo Baroneです。
Piazza Santa Faraは駐車場になっていますが、1台しか駐車していなかった。
この季節は、やはり観光客が少ないのです。
この時間、空いているのはサン・ロレンツォ教会だけです。写っている鐘楼はサン・ロレンツォ教会のものです。
サン・コロンバーノ修道院の鐘楼です。
Via San Lorenzo
サン・ロレンツォ教会の扉が開いていました。中に入ったら、観光客のグループツアーのご一行様で一杯でした。開いているのは、ここくらいなものなので、集中したようです。
ツアーのご一行様が立ち去るまで、近くを適当に歩きます。
この付近は、新旧の建物が混在しています。
イタリアから芸術作品を盗んでフランスに持ち去ったナポレオンが大嫌いですが、唯一評価できるのは修道院教会の抑圧令です。不労所得者の最たる者が宗教専従者ですから、それが多くては社会が疲弊してしまいます。
そろそろ教会に戻っても大丈夫?
(つづく)
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