http://www.beach.jp/circle/ae30240/ 「独断と偏見で楽しむイタリア芸術」のシニョレッリです。
ブログの引っ越しを検討中です。そのテストとして書いてます。

国立絵画館は、ボローニャ大学の北Via Belle Arti, 56にあります。

旧サンタ・マリア・マッダレーナ教会修道院の建物が絵画館になってます。

建物のキオストロを見れば修道院だったことが分かります。

絵画館の入り口です。
開館時間は、現在のところ(時々変更されます)、火曜日と水曜日が9:00‐13:30、木曜日から日曜日が14:00-19:00で毎週月曜日が休館です。曜日によって開館時間が変わるので、注意が必要です。

階段の踊り場にあるガエターノ・ガンドルフィ(サン・マッテオ・デッラ・デチーマ、1734‐ボローニャ、1802)の「カナの結婚」(1775)
ボローニャのサン・サルヴァトーレ修道院にあったもので、縦530㎝、横679㎝の大作です。

展示室内に入りました。入館者は何時もそれほど多くはありません。ゆっくりと鑑賞出来ます。

Maestro dei Crocefissi Fracescani(ウンブリアとエミリア・ロマーニャで13世紀に活動)とヤコポ・ディ・パオロ(ボローニャで1378‐1426記録)の「磔刑」(1254c) c=circaです。1254cは1254年頃の意味です。
所蔵する作品が非常に多い美術館に時々行くと、展示されている作品が変わっていることに気付きます。今まで、この事について気付いていませんでしたが、イタリアの国立美術館で写真が解禁となった2014年から作品の写真を撮るようになって、展示作品の変更が分かるようになりました。

ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャで1330年から活動記録 1361年以前に没)の「王女を解放する聖ジョルジョ」(1330/1335c)
1959年にアムステルダムから購入しました。この作品は美術館を代表する一つで有名です。

上記作品のレリーフです。

ヴィターレ・ダ・ボローニャの「聖アントニオ・アバーテの物語の4場面」(1340/45c)
ボローニャのサント・ステファノ修道院にありました。4場面ですから、以下の3写真も同じ作品です。




ヴィターレ・ダ・ボローニャの「ピエタのキリストと聖アントニオ・アバーテと聖クリストフォロ」(1355c)

プセウド・ヤコピーノ(ボローニャで14世紀前半に活動)の「Polittico(多翼祭壇画)」(1340c)
プセウド Pseudoとは、ニセと言う意味です。ニセがいるならば、本物もいるだろうと思いますよね。いるんです。でも腕前の方は、どう見てもニセの方が上手ですから困ります。画風が似ていたり、作品の帰属を巡って二人の画家が混同したりする場合、片方をプセウドとして区別するのです。

作品の保護のためのガラス板があるので、写真がうまく写せません。
ジョヴァンニ・バロンツィオ(マルケとロマーニャで1343‐1345記録)の「キリストの物語と聖人たち」(1330c)

Maestro di San Nicolo degli albari(ボローニャで14世紀前半に活動)の「キリストの物語」(1320c)
中世の頃、文字が読めない人のために、聖書の内容が分かるように描かれた作品です。

プセウド・ヤコピーノの「天使と2聖人」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「聖母戴冠」(1320/25c)

プセウド・ヤコピーノの「聖ロムアルドの幻視」(1329)
これらの作品の写真は2016年6月初旬に撮りました。

プセウド・ヤコピーノの「聖クリスティーナの殉教」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「書斎の聖グレゴリオ」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「聖母の死」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「天使と聖ルチアと聖パオロ」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「サンタ・マリア・ヌオーヴァ修道院の多翼祭壇画」(1330/35c)

プセウド・ヤコピーノの「サンタ・マリア・ヌオーヴァ修道院の多翼祭壇画」(1330/35c)

14世紀中ごろのエミリアの逸名画家による「聖母子と大天使ガブリエル」(1350/60c)

"ダルマシオ"(ボローニャで14世紀前半に活動)の「磔刑」(1335-40c)

アンドレア・デ・バルト—リ?(ボローニャ、1359‐1368記録)の「聖母子と天使たち」(1360c)

リッポ・ディ・ダルマシオ(ボローニャとピストイアで1377‐1410記録)の「ゲッセマネ園の祈りと聖アンブロージョと聖ペトロニオ」(1380/1390c)

トマーゾ・ダ・モデナ(1345‐1375モデナで活動)の「Anconetta」(1345c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシ(ボローニャで1355年から存在を確認、1399年没)の「キリストの磔刑」(1370c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「Anconetta」(1390/95c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「聖母子と天使たちと寄進者」(1378/80c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「聖母の生涯の7場面」(1396/98c)

「聖母の誕生」

「聖母の教会への出現」

「聖母の結婚」

「キリストの割礼」

「聖母の死」

「聖母の葬儀」

「聖母の昇天」
(つづく)
ブログの引っ越しを検討中です。そのテストとして書いてます。

国立絵画館は、ボローニャ大学の北Via Belle Arti, 56にあります。

旧サンタ・マリア・マッダレーナ教会修道院の建物が絵画館になってます。

建物のキオストロを見れば修道院だったことが分かります。

絵画館の入り口です。
開館時間は、現在のところ(時々変更されます)、火曜日と水曜日が9:00‐13:30、木曜日から日曜日が14:00-19:00で毎週月曜日が休館です。曜日によって開館時間が変わるので、注意が必要です。

階段の踊り場にあるガエターノ・ガンドルフィ(サン・マッテオ・デッラ・デチーマ、1734‐ボローニャ、1802)の「カナの結婚」(1775)
ボローニャのサン・サルヴァトーレ修道院にあったもので、縦530㎝、横679㎝の大作です。

展示室内に入りました。入館者は何時もそれほど多くはありません。ゆっくりと鑑賞出来ます。

Maestro dei Crocefissi Fracescani(ウンブリアとエミリア・ロマーニャで13世紀に活動)とヤコポ・ディ・パオロ(ボローニャで1378‐1426記録)の「磔刑」(1254c) c=circaです。1254cは1254年頃の意味です。
所蔵する作品が非常に多い美術館に時々行くと、展示されている作品が変わっていることに気付きます。今まで、この事について気付いていませんでしたが、イタリアの国立美術館で写真が解禁となった2014年から作品の写真を撮るようになって、展示作品の変更が分かるようになりました。

ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャで1330年から活動記録 1361年以前に没)の「王女を解放する聖ジョルジョ」(1330/1335c)
1959年にアムステルダムから購入しました。この作品は美術館を代表する一つで有名です。

上記作品のレリーフです。

ヴィターレ・ダ・ボローニャの「聖アントニオ・アバーテの物語の4場面」(1340/45c)
ボローニャのサント・ステファノ修道院にありました。4場面ですから、以下の3写真も同じ作品です。




ヴィターレ・ダ・ボローニャの「ピエタのキリストと聖アントニオ・アバーテと聖クリストフォロ」(1355c)

プセウド・ヤコピーノ(ボローニャで14世紀前半に活動)の「Polittico(多翼祭壇画)」(1340c)
プセウド Pseudoとは、ニセと言う意味です。ニセがいるならば、本物もいるだろうと思いますよね。いるんです。でも腕前の方は、どう見てもニセの方が上手ですから困ります。画風が似ていたり、作品の帰属を巡って二人の画家が混同したりする場合、片方をプセウドとして区別するのです。

作品の保護のためのガラス板があるので、写真がうまく写せません。
ジョヴァンニ・バロンツィオ(マルケとロマーニャで1343‐1345記録)の「キリストの物語と聖人たち」(1330c)

Maestro di San Nicolo degli albari(ボローニャで14世紀前半に活動)の「キリストの物語」(1320c)
中世の頃、文字が読めない人のために、聖書の内容が分かるように描かれた作品です。

プセウド・ヤコピーノの「天使と2聖人」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「聖母戴冠」(1320/25c)

プセウド・ヤコピーノの「聖ロムアルドの幻視」(1329)
これらの作品の写真は2016年6月初旬に撮りました。

プセウド・ヤコピーノの「聖クリスティーナの殉教」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「書斎の聖グレゴリオ」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「聖母の死」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「天使と聖ルチアと聖パオロ」(1329)

プセウド・ヤコピーノの「サンタ・マリア・ヌオーヴァ修道院の多翼祭壇画」(1330/35c)

プセウド・ヤコピーノの「サンタ・マリア・ヌオーヴァ修道院の多翼祭壇画」(1330/35c)

14世紀中ごろのエミリアの逸名画家による「聖母子と大天使ガブリエル」(1350/60c)

"ダルマシオ"(ボローニャで14世紀前半に活動)の「磔刑」(1335-40c)

アンドレア・デ・バルト—リ?(ボローニャ、1359‐1368記録)の「聖母子と天使たち」(1360c)

リッポ・ディ・ダルマシオ(ボローニャとピストイアで1377‐1410記録)の「ゲッセマネ園の祈りと聖アンブロージョと聖ペトロニオ」(1380/1390c)

トマーゾ・ダ・モデナ(1345‐1375モデナで活動)の「Anconetta」(1345c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシ(ボローニャで1355年から存在を確認、1399年没)の「キリストの磔刑」(1370c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「Anconetta」(1390/95c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「聖母子と天使たちと寄進者」(1378/80c)

シモーネ・ディ・クローチェフィッシの「聖母の生涯の7場面」(1396/98c)

「聖母の誕生」

「聖母の教会への出現」

「聖母の結婚」

「キリストの割礼」

「聖母の死」

「聖母の葬儀」

「聖母の昇天」
(つづく)
コメント
コメント一覧 (4)
ビーチを卒業されて、こちらの方で書かれていたのを知りました。
何時も楽しみに見させていただいてましたが、ビーチの方は会員以外非公開となっていました。会員になればよいだけのことですが、従来通り、会員以外も自由に見られる方が嬉しいです。
コメント、有難うございます。
ビーチの記事をご覧になって頂き有難うございます。ビーチからの引っ越しを考えて、こちらのサイトに移って来ましたが、引っ越し機能が無いようでビーチの記事をこちらに移動させるのが難しい状況です。
最悪の場合、ビーチの主要記事をこちらのサイトで順次書き直しが必要かも知れません。その準備段階として会員の方だけの公開にしたのです。
さて、ボローニャに行きこの博物館を訪れました。こちらのページで予習していきましたが、なかなか本物を観るまでは頭に入らず。こうして帰国して使い慣れた自宅PCから復習しています。
なんと言ってもジョットが素晴らしく。秀逸、とかいう言葉で簡単に表せません。感動しました。そして、その後、ほかの絵画を観るのがつまらなくなって困りました。もちろん最後まで一応、観賞いたしましたけれど。今度、また行くときには、ジョットは最後にとっておこうと思います。
さて、その他にも『ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャで1330年から活動記録 1361年以前に没)の「王女を解放する聖ジョルジョ」(1330/1335c)』が気に入りました。構図がとてもいい、と素人ながら思いました。展示の最初のほうにありますが、これだけで惹きつけられましたし、また、この美術館の質の高さがわかりました。もし、この中で一枚だけもらえるとしたら、私はこの絵がほしいと思いました。ジョットは素晴らしすぎるので、この絵なら飾っても眠れると。それくらい、ジョットはすごかったです。知的なコメントでなくすみません。ただ、本当に魂に訴える作品でした。こちらをご紹介くださり、ありがとうございました。
コメント、有難うございます。
一つの街に於ける芸術作品の質と数は、大概の場合その街の繁栄に比例している訳で、コムーネが形成されたボローニャはその典型であると思います。例外はナポリで、ファルネーゼ家の断絶なかりせば、ナポリは美術ファンから蔑ろにされていたかも知れません。
ボローニャやその近隣の教会修道院や歴史的建造物などから集められた美術品を展示するボローニャ国立美術館が素晴らしいのは当然と言えるでしょう。
ジョットは、既にジョットと同時期に活躍した活躍した画家から「最大の巨匠」と呼ばれていたそうです。
ジョットがボローニャで制作した記録は残されていないようです。
ボローニャ国立美術館で展示されているジョットの作品は、フィレンツェのジョット工房で制作されて、完成後にボローニャに運ばれたようです。
ヴィターレ・ダ・ボローニャは、アルプスの国境近くの影響を受けたようで、他のボローニャ派ゴシック画家たちの画風とは、動きある描写の点などで趣が異なります。
フォルリ、リミニ、ウーディネ、ポンポーザなどに作品が残されており、彼の活躍の場はボローニャよりも南ではなかったようです。