サルザーナ Sarzana は、人口21,965人(2015年3月31日現在)のリグーリア州ラ・スぺツィア県にあるコムーネです。
ピサとラ・スぺツィアの間にあり、ピサ共和国が繁栄した時代にはピサと対峙するジェノヴァ共和国の前線基地として栄えました。やがて、フィレンツェの勢力が強くなりますが、ピサがフィレンツェの軍門に下ると、サルザーナは次第にフィレンツェの攻勢を受けるようになりました。その間、ジェノヴァ共和国も徐々に国力が衰退するようになりますが、ジェノヴァはサルザーナから撤退してしまいます。直ぐにサルザーナはフィレンツェの軍門の下り、今度はフィレンツェの前線基地となりました。
FSでサルザーナに到着しました。
駅舎
先ず、この日のお宿に向かいました。
写真左のB&Bと言いたいけれど、朝飯が無い単なるベッドのみのお宿にチェックインしました。この町では泊まる場所が限られているので贅沢は言えません。
お宿から約200mほどでチェントロの入り口に着きます。
地元の彫刻家カルロ・フォンターナ(カッラーラ、1865‐サルザーナ、1956)の代表作「Il Genio della Stirpe」(1914)がお出迎えしてくれます。
先ずドゥオーモに向かいました。
この時はまだ雨が降っていませんでした。
ドゥオーモ広場が見えます。
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂です。
1947年、Basilica Minoreに格上げされました。
残念ながら閉まっていました。
1204年から1474年に建設されたロマネスク・ゴシック様式の建物です。
ドゥオーモだけは開いていると思ってました。
ルネッタ上のモザイク
ファサードのバラ窓
正面はドゥオーモの聖具室です。
ピンク色の建物はサン・ジローラモ祈祷所です。
ここも閉まっていました。
ここにドメニコ・フィアセッラの作品が6点あるのです。
結論を言えば、この時の旅は最低でした。この町で見たいところが6か所ありましたが、全部開いてなくて全敗、旅は徒労に終わったのです。
観光案内版があちこちにあるので、大変便利です。
地図を開くよりも観光案内版の方が遥かに勝ります。
広場に向かいました。
カランドーニ広場です。
ドゥオーモの後陣
ロッシ通りです。
写真右が教会です。
サンタ・クローチェ祈祷所です。
扉が閉まっていました。
祈祷所の先に教会があります。
12世紀に建てられたサンタンドレア教会です。
ここも閉まっていました。
聖職者が幾つも教会を兼務しているので、この辺は仕方がないのでしょう。
美術好きにとって、教会巡りは効率が悪いですね。
ガックリしたので、この辺で一休み。
一休みして元気いっぱいで散歩を再開しました。
夕食の場所も探しました。
夕食はここに決めました。
ジャコモ・マッテオッティ広場です。
この広場が町の中心になります。
広い広場です。
市庁舎
1819年に建てられたPlazzo Podesta Lucciardi
とうとう雨が降ってきました。
降り始めから本格的な降りなので、先を急がないとイケマセン。
(つづく)
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