井戸の部屋と洗面台です。
Maestro di San Martino alla Parma(フィレンツェ、1310‐1335活動)に帰属する「聖母子」(14世紀前半)
ヤコポ・ディ・チョーネ(フィレンツェ、1325c‐1399c)に帰属する「聖母子」(1360‐65)
ヤコポが描いたのは「聖母子」部分だけで、裾絵はジョヴァンニ・ダ・ミラノ工房によって14世紀に制作されました。
Maestro del Polittico della Cappella Medici に帰属する「聖母子」(14世紀前半)
チマブーエ(フィレンツェ、1240c‐ピサ、1302)の「磔刑」(1288以前)
傷みが激しいのは1966年の水害の際、水につかってしまったからです。この作品の置かれる場所が時々変わりますが、この時は聖具室にありました。
聖具室のフレスコ画です。
「磔刑」はタッデオ・ガっデイの作、「カルヴァリオへの坂」はスピネッロ・アレティーノの作、「キリストの昇天」と「キリストの復活」はニッコロ・ジェリーニの作品です。
リヌッチ礼拝堂です。
ジョヴァンニ・デル・ビオンドの「聖母子と聖人たちの多翼祭壇画」
リヌッチ礼拝堂のフレスコ画は、ジョヴァンニ・ダ・ミラノによって1363年から1366年に制作されました。
フレスコ画のテーマは「聖母の物語」と「マグダラのマリアの物語」です。
次はヴェッルーティ礼拝堂です。
ヴェッルーティ礼拝堂の祭壇を飾るのは、ジョヴァンニ・デル・ビオンドの「聖母子と4聖人」の多翼祭壇画です。ジョヴァンニが描いたのは本体である「聖母子と4聖人」で、裾絵はネーリ・ディ・ビッチによって描かれたものです。
ヴェッルーティ礼拝堂のフレスコ画は、14世紀の無名画家によって描かれたものです。
礼拝堂の中には入ることが出来ません。
天井
リッカルディ礼拝堂です。
リッカルディ礼拝堂のフレスコ画は、ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニの作品です。
リッカルディ礼拝堂の祭壇画はジョヴァンニ・ビリヴェルトの「聖十字架の発見」
横壁のドメニコ・パッシニャーノの「聖ロレンツォの施し」
礼拝堂右壁にあるマッテオ・ロセッリの「光悦の聖フランチェスコ」
ジュスティ礼拝堂です。
ジュスティ礼拝堂の祭壇を飾っている作品が良く分かりません。
ペルッツィ礼拝堂です。
この礼拝堂は必見です。
礼拝堂の祭壇を飾るベルナルド・ダッディの「聖母子と福音書記者聖ジョヴァンニと司教聖人」(1330c)
ジョット・ディ・ボンドーネのフレスコ画(真作)
ジョットによって1310年頃から1320年頃に描かれました。
テーマは「洗礼者聖ジョヴァンニの物語」と「福音書記者聖ジョヴァンニ」です。
次はバルディ礼拝堂です。
この礼拝堂も大変有名で、必見とされてます。
バルディ礼拝堂の祭壇を飾るのは、コッポ・ディ・マルコヴァルドの「聖フランチェスコとその生涯」(1245‐50)です。
バルディ礼拝堂のフレスコ画
ジョットとジョット工房によって1320年頃から1328年頃に描かれました。
フレスコ画のテーマは「聖フランチェスコの生涯」です。
中央礼拝堂(主祭壇)です。
Maestro di Figline の「磔刑」
ニッコロ・ジェリーニの多翼祭壇画が中央礼拝堂を飾ってます。
中央礼拝堂のフレスコ画
アーニョロ・ガッディによって1380年に制作されたフレスコ画です。
フレスコ画のテーマは「聖十字架の物語」です。
ここから向かって左側にある礼拝堂で、これはスピネッリ礼拝堂です。
これは比較的新しいものと思います。調べましたが、制作者等が分かりません。
カッポーニ礼拝堂です。
彫刻はリベロ・アンドレオッティの作品(1926)です。
まだまだ礼拝堂があります。
プルチ礼拝堂です。彩釉テラコッタの祭壇はジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの作品です。
礼拝堂のフレスコ画はバルナルド・ダッディの「聖ステファノの殉教」です。
ヴェルニオ・バルディ礼拝堂です。
ニッコリーニ礼拝堂です。
アレッサンドロ・アッローリの「聖母被昇天」(1590‐1600c)
アレッサンドロ・アッローリの「聖母戴冠」(1590‐1600c)
ドナテッロの「磔刑」
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2)
今回も自分が是非見たい作品、墓などの場所確認等の予習が必要と痛感しました。
コメント有難うございます。
仰るように教会の拝観は運次第の所が大ですね。
それでも拝観有料の教会は未だマシと言えます。一時期、行く先々の教会で葬儀なんてことがありました。葬儀では流石に拝観は無理、早々に退散しました。
サンタ・クローチェでは私も毎度見逃す作品が多くて、シマッタ、もっと予習しておくべきだったと後悔してます。あの場で全ての見どころを記憶して思い出すのは無理ですね。