この日はアシャーノ方面から鉄道でシエナに到着しました。
駅舎
チェントロは駅から高い所にあるので、エスカレーターを幾つも乗り継いで上に上がります。
上に到着です。
エスカレーターの入り口です。
門に敬意を表して行ってみることに。
現在の城壁の外側にあるAntiporto di Camolliaです。
1270年に建設されました。ご覧のように古いフレスコ画残ってます。
今のとなっては、何が描かれているのか判然としませんが、壁の内側の全面に描かれていたそうです。
シエナ派の巨匠シモーネ・マルティーニも描いたそうですが・・・・
何が何だか分かりませんね。
歴史ある由緒正しき門です。
この門がある通りはヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りです。
門の後方に教会があります。
教会の名前が分かりません。
ルネッタのフレスコ画は「シエナの聖ベルナルディーノ」です。
カモッリア門に向かいます。
普通の建物ですが彫刻が見えました。
これですね。
西側にあるカモッリア門です。
城壁内に入りました。
カモッリア通りを進みます。この通りは場所によって何度も通りの名称が変わります。
横の道下に教会が見えました。1479年から1484年に建設されたサンタ・マリア・イン・ポルティコ教会です。開いていたら拝観の予定でした。
この辺で通りの名称がモンタニーニ通りに変わったようです。
シエナが大好きで、毎年訪れてます。
フィレンツェも好きですが、美術的にはフィレンツェ派よりもシエナ派が好きなので、シエナ贔屓となってます。
1175年から1262年に建設されたサンタンドレア教会です。
開いていれば拝観の予定でした。ジョヴァンニ・ディ・パオロの祭壇画など、見逃せない美術品が幾つかあります。
この時は3泊の予定だったので、そのうちに拝観できるだろうと鷹揚に構えていました。
真っ直ぐ進めばカンポ広場に出るので、観光客で賑わう通りです。
この日の予定は、市立美術館とドゥオーモに行くことでした。作品の写真をあまり撮らずに鑑賞を主体にしようと思いました。
所謂シエナ・カラーの建物が好みです。
この日のお宿に着きました。
ホテルではありません。私の親友の親友の家です。親友と一緒に何度も泊まるうちに親しくなりました。
サリンベーニ広場です。パラッツォ・サリンベーニは確か銀行の本店だと思います。
こちらの建物はPalazzo Spannocchiです。
この辺からVia Banchi di Sopraに変わったようです。
マンジャの塔が見えてきました。
イタリア定番の彫刻
お祭り用の旗?
これらの写真は10月に撮りました。10月の祭りのことは全く知りません。
ロッジアがある建物を左に行けば広場に出ます。
広場に出ます。
「今年も来ました」
ここに来ると、シエナに来たことを実感します。
10月でしたが、かなり混雑していました。
天気に恵まれました。
こんなものがあるんですね。
先ず市庁舎の見学です。
これらの彫刻が見どころです。
フレスコ画は何が描かれているのか判然としません。
プッブリコ宮内の市立美術館に入館しました。
全作品の写真はこの日の2日後に撮りましたが、この日はお気に入りの作品の写真を撮ったので、それらを紹介しましょう。
17世紀のシエナ派無名画家の「聖家族とシエナの聖カテリーナ」
セバスティアーノ・フォッリ(1569‐1621)の「聖母子と天使」
アレッサンドロ・カソラーニ(1552‐1607)の「聖母子と聖アンナと天使」
ヴィンチェンツォ・ルスティーチ(1556‐1632)の「ピエタ」
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2)
シエナ、とっても素敵なんですねぇ。
お気に入りとまち、ということで、写真にも愛があるように思えます。
私はフィレンツェから日帰りで有名な広場を筆頭にささっと見ただけで、
こんなに素敵なまちとは気づきませんでした。
やっぱり泊まって夜と朝とを経験しないとそのまちの良さはわからないです。
それを実感する写真の数々です。
フィレンツェ派とシエナ派のことも知りませんでした。
このページに載っている絵画たちは優雅で優しく、とてもすてきです。
続きを楽しみにしています。
コメント、有難うございます。
シエナは、殆ど戦災に遭わず、大きな地震もなく、何よりもシエナ市民が13世紀後半から14世紀中ごろのシエナ絶頂期への回帰志向し、憧憬続けたので、絶頂期の建物や美術作品が数多く残されています。その時代が大好きな私にとっては、見どころが豊富、しかも同じものを何度見ても飽きない街となってます。
シエナへの観光客の殆どが日帰り客、それもフィレンツェからの日帰りの方が多いのですが、そのためもあってシエナの宿泊設備が多くありません。特に城壁内の部屋数はかなり限られていると思います。
シエナ派絵画は優雅さ、繊細さ、洗練さ、夢幻性を特徴とします。所謂国際ゴシック様式ですね。
1348年のペスト禍以降では、マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(ボルゴ・サン・セポルクロ生まれ)、ソドマ(ヴェルチェッリ生まれ)が大好きです。