市立絵画館のほぼ隣にあるのがドゥオーモです。
9世紀に創建されたドゥオーモですが、現在の建物は1589年から1605年に再建された二代目のものです。
三廊式、バロック様式の内部です。
アルベルト・ピアッツァの「玉座の聖母子と聖ピエトロと福音書記者聖ジョヴァンニ」(1517)
ドゥオーモについては、「古寺巡礼」で改めて取り上げる予定です。
こちらは併設されている旧修道院のキオストロです。
キオストロ回廊の壁にフレスコ画が描かれてます。保存状態が悪いのが残念ですが、それでも一部が残されてます。
ジョヴァンニ・バリオーネ、ジョヴァンニ・ランフランコなどの作品があるので、美術ファンには嬉しい存在のドゥオーモでしょう。
教会と旧修道院からお別れです。
この辺が旧市街の中心でしょう。
時間が経って、扉が開いたでしょうか?
残念ながら閉まったままの扉でした。
18世紀のジェノヴァの画家たちの祭壇画が中にあります。
サヴォーナのような規模の街で、平日に開いているのはドゥオーモくらいが普通です。美術ファンにとって、教会巡りは然程効率が良い目的地とは言えないと思います。
この通りに見所とされている建物があります。
この建物です。ごく普通の近代的な建物です。
見所とされている理由が分かりません。この標識と確かに合致しています。
港の方に行ってみることにしました。
第二次世界大戦の爆撃によって破壊され、戦後の新築された建物が多いサヴォーナです。通りの先に塔が見えますが、そこが海岸です。
ここでジェラートを食べて一服しました。
このフレスコ装飾は新しいと思います。
海岸への入り口にあるサンタンドレア・アポストリ教会です。
16世紀にイエズス会によって創建されました。
現在の建物は18世紀に再建された二代目のものです。
出来れば拝観したいと思っていましたが、扉が閉まったままでした。
今年になってから教会巡りが億劫になりました。折角訪れても扉が閉まっていることが多く、兎も角効率が悪いのです。
ポルティコの先が海岸です。
サヴォーナ港です。
船の横に見える塔は、14世紀に建築されたTorre Leon Pancaldoです。
サンティッシマ・アンヌンツィアータ祈祷所です。
中に17世紀に描かれたフレスコ画があるようです。
1856年に建設されたCasa di Leon Pancaldoです。港にある塔と同じ名前が付けられてます。
市庁舎
次は要塞です。
イタリアの空ですね。
日本の空の色とはかなり違います。
サン・ピエトロ教会です。
1677年に建設されたバロック様式の教会です。
中にドメニコ・ピオラの祭壇画などがあります。
開いている教会が少ないですね。
要塞にやって来ました。
1542年から1544年に建設されたFortezza del Priamarです。
教会は閉まっていても要塞は開いていると思いました。中に人がいるのが見えました。扉も開いていました。
ところが一般公開はされていませんでした。
苔生してます。
ローマ時代の遺跡です。
ローマ時代の海の監視所兼砦だった場所に建設された要塞です。
派手な造りの建物が要塞の前にありました。
サヴォーナの見所は大体こんなところです。
見所が多いとは言いかねるサヴォーナですが、月曜日に市立絵画館が開館しているので、私にとっては非常に有難い街です。
サンティッシモ・ジョヴァンニ・バッティスタ、ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ・エ・ペトロニッラ祈祷所です。
16世紀の創建ですが、現在の建物は1888年から1890年に再建されたものです。
駅に向かいました。
(おわり)