イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > フォルリ、サン・ドメニコ市立美術館

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ここから第17室の展示作品になります。


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次は第18室です。


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第19室です。


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廊下の第20室に戻りました。廊下の突き当りにある作品です。


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ボケ写真です、スイマセン。


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ボケ写真です。読めますか?


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以上が常設展示されている全作品です。


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2階展示室の窓越しに撮りました。


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ピエロ展は先ほどよりも混雑してました。


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超有名画家の作品はありませんが、中堅画家や地元出身の画家たちの作品が充実していて、大変楽しめました。


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来年の特別展が楽しみです。


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(おわり)

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次は第13室です。


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13室天井のフレスコ画


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あまりパッとしませんね。


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展示作品にしましょう。


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ここから第14室になります。


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地味な天井フレスコ画です。


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第14室に展示されているのは、フォルリのドゥオーモの改築前にあったフレスコ画です。


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一旦廊下に出ました。何やら立食パーティーの用意?がしてあります。


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廊下にも作品が展示されてます。


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廊下は第20室です。最終展示室になります。


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人が集まってきそうだったので、立食パーティが行われそうな場所にある作品を先に見ることにしました。


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廊下から第15室に入りました。


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ここから第16室の作品になります。


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小作品が並んでます。保護ガラス板があることと、作品サイズが小さいので、写真を撮るのを控えました。


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展示作品のリストです。


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(つづく)

作品紹介プレートの写真をそのまま掲載してますが、従来の方法と比べてどちらが良いでしょうか?
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第8室はマルコ・パルメッツァーノの作品のみが展示されてます。


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次は第9室です。この部屋もマルコ・パルメッツァーノの作品だけが展示されてます。


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ピエロ・デッラ・フランチェスカ展は混雑してましたが、常設展は初めから最後まで私一人でした。ピエロ展は遠方から来ておられる方がかなりいましたが、それでも常設展は無視のようでした。


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ここから第10室の展示作品です。


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マルコの工房にいた弟子が描いたとの説が有力です。


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次は第11室です。


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第12室です。


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12室天井のフレスコ画


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制作者は誰でしょうか?


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繊細ですが力強さが感じられません。


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(つづく)

次は常設展示作品の紹介です。
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2階で常設展示が行われてます。


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第1室の展示作品です。


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今回は趣向を変えて、美術館の作品説明板の写真をそのまま掲載することにします。私が余計な事を書き加えない方が、美術ファンに資すると思うからです。


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「獣神」


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「女像柱」でしょうか?


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三翼祭壇画の左端と右端のパネル


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三翼祭壇画の中央パネル


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このフレスコ画断片から第2室の展示作品になります。


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ここから第3室の展示作品になります。


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石棺です。


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ここから第4室の展示作品です。


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これは何でしょうか? 意味不明です。


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この作品は非常に有名です。


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この肖像画は「カテリーナ・スフォルツァ・ディ・メディチの肖像」とされてますが、彼女の地元フォルリでは「若い女性の肖像」としています。何故でしょうか?
フィレンツェの画家ロレンツォ・ディ・クレディが描いているので、カテリーナがフィレンツェに亡命した37-38歳頃に描かれたとされてます。


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2015年6月に来た時は、この作品は東京の文化村に出張展示中でした。私が去年も来た時の証拠写真になる?


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2階の突き当りにあるフレスコ画です。


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ここから第5室の展示になります。


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daとあるのは複製ということです。


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(つづく)

フォルリは、人口118,208人(2016年1月1日現在)のエミリア・ロマーニャ州フォルリ・チェゼーナ県の県都です。
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中世の頃は、ルネサンスの女傑カテリーナ・スフォルツァが活躍して町として有名です。写真はカテリーナ拡張整備した要塞で、ここでチェーザレ・ボルジア軍と戦いました。


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フォルリの旧市街の中心アウレリオ・サッフィ広場です。


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1359年に建てられたオルデラッフィ宮殿にカテリーナ・スフォルツァが寝起きしてました。現市庁舎です。


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旧サン・セバスティアーノ祈祷所です。現在は小展示会場になってます。サン・ドメニコ教会が祈祷所の左側にあります。


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サン・ドメニコ教会です。


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教会に隣接して修道院が併設されていましたが、19世紀にその活動を停止しました。修道院の建物が市立美術館として使用されてます。
フォルリは、文化活動に力を入れており、市立博物館と2つの市立美術館がありますが、それらを区別するために、ここはサン・ドメニコ市立美術館と呼ばれてます。


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2016年2月10日から6月26日までピエロ・デッラ・フランチェスカ展が開催されていました。これを見たくて、5月下旬わざわざフォルリに来たのです。


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2015年はバルディーニ展が開催されました。毎年、イタリアで評判になる特別展を開催しています。


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2015年は、バルディーニ展はスキップし、常設展示だけ入館しました。


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しかし、特別展のシンボルを言うべき作品を見て嫌な感じがしました。ピエロの「慈悲の聖母」は良いとしても、その隣のフェリーチェ・カソラ—ティの「シルヴァーナ・チェンニの肖像」に戸惑いました。
だって、フェリーチェの作品は1922年に描かれた現代画ですから。
結論を言えば、その嫌な感じが当たりました。
常設展示作品が良いので、ピエロの特別展と常設展の両方の切符を買いました。
今回は、ピエロ・デッラ・フランチェスカ展について簡単に触れてから、常設展示されている作品を紹介することにします。


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講演会などが開催される部屋を経由して展示室に向かいます。


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修道院の食堂らしい部屋の壁に描かれたフレスコ画に見入ってしまいました。中々の傑作ですね。制作者は誰でしょうか?


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「磔刑」の対面の所がピエロ展の出入り口です。


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ピエロ展は写真厳禁でした。これは、ピエロ展の1階から常設展示の2階に向かう階段途中の壁に掲げられていた複製画です。
ピエロが制作した作品が元々少ない上に、ピエロのフレスコ画を出張展示することは無理、それに各美術館で至宝とされているピエロ作品の貸し出しは避けたいと思うのが普通なので、特別展で展示されるピエロ作品は少ないと予想できました。だから、大々的な特別展開催には特別な工夫が必要だろうと思ってました。


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ピエロの「慈悲の聖母」がありました。


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「慈悲の聖母」は大多翼祭壇画の中央パネルです。


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多翼祭壇画の中央パネルだけがサンセポルクロ市立美術館から貸し出されていました。多翼祭壇画は全パネルを見ないと見たことになりません。(以上3点の写真は、サンセポルクロ市立美術館で撮りました)


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ヴェネツィアのアッカデミア美術館から「聖ジローラモと寄進者」が貸し出されていました。


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ピエロ作説もある「聖母子」もありました。個人的には手が違うと思います。
あと分解された多翼祭壇画の一部である聖人のパネルが一枚ありました。
ピエロ作説の1点を含めて、ピエロの作品は全部で4点展示されていました。
特別展の展示作品数は全部で約240点でした。そのうち、4点がピエロ作品、では後の展示作は何か?
ピエロは初期ルネサンスの画家です。ピエロが生きていた時代の初期ルネサンス、そしてピエロから影響を受けた盛期ルネサンスの画家たち、具体的にはベアート・アンジェリコ、ドメニコ・ヴェネツィアーノ、パオロ・ウッチェロ、ジョヴァンニ・ベッリーニ、アンドレア・デル・カスターニョ、マルコ・ゾッポなど約40点の作品がてんじされていました。
ここまでの展示は十分理解できたし、鑑賞が楽しかった。
しかし、残り約200点の作品展示には大いに戸惑いました。何せ、19世紀、20世紀の作品ですから。
東京上野のカラヴァッジョ展で、8割以上の作品が19世紀、20世紀の作品で占められたことを想像してみてください。カラヴァッジョの影響を受けた現代の画家は沢山いますけど、それらを主に展示していたら、私ならガックリです。
でも、ピエロ展は全約240点の展示作品中、19-20世紀の作品が約200点だったのです。勿論、それらはピエロを研究したり、ピエロから影響を受けた画家たちの作品ですが・・・・
展示されていた作品を幾つか紹介しましょう。


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マッシモ・カンピ—リの「ミシン」


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スーラ―の作品をピエロ展で見るとは夢にも思いませんでした。


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バルティスの「横顔のコレット」
確か日本で展示されていたことがあったと思います。


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ジョルジョ・モランディの作品


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フェリーチェ・カソラ—ティの「シルヴァーナ・チェンニの肖像」
ピエロの研究からインスピレーションを得て描いた肖像画と言われてます。ピエロと同じく数学者でもあったフェリーチェはピエロを深く尊敬していたそうです。


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シルヴェストロ・レーガの「労働の教育」
この作品は長らく見たいと思っていましたが、果たせず、何とピエロ展で見ることが出来たとは。個人蔵なので普段見ることが出来ません。


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シルヴェストロ・レーガの「合唱」
フィレンツェのピッティ宮にある傑作です。
レーガの作品を見ただけで来た甲斐があったというものです。

また、ピエロが著した数学の本が展示されていました。また、数学上の一番弟子ルーカ・パチョーリが、師匠ピエロの未刊行の数学の著作を、自分の本として出版して世に出たという、ルーカ著の数学品も展示されていました(悪質な盗作です)。これらの本は非常に興味深かったです。

さて、この特別展ですが、激賞された一方で酷評した専門家も多数いたようで、評価が二分されたと聞いてます。
当日、私が美術館の学芸員と話をしたところ、専門家筋には評価されていると思うが、一般の入館者から「これはピエロ展ではない」との声が数多く寄せられているとの事でした。
私は、オペラの奇抜な演出に相通じるものがあったと思います。トスカがエンパイアステートビルから身を投げると言うとんでもない演出がありましたが、それに似てました。要すれば「奇を衒う」ものだったと思います。
(つづく)

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