イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ: ペーザロ

082
平日に開いている教会が非常に少ないペーザロです。その理由が分かりません。


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ペーザロ観光ですが、海水浴や海遊びが好きな人にとっては夏がベストシーズンです。夏季ともなると、少なくても数日間滞在する観光客が歓迎され、1泊客は邪険に扱われます。
ホテルの殆どが夏だけの営業となり、10月中旬からイースターまでは休業となるので、海水浴嫌いにとってはハードルが高いと思います。


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海水浴が旅の目的でない場合、海水浴に適さない4月、5月がペーザロ観光のベストシーズンでしょうね。


085
一見、開いているように思いましたが、中の扉が閉まっていました。


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拝観したかったけれど、已むを得ません。
次は要塞です。


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Rocca Costanzaです。
砦なのか、要塞、城なのかは、その大きさや規模にはあまり関係がないようで、最初に建設されたときの名称がそのまま踏襲されるようです。


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ルネサンス期、ペーザロはスフォルツァ家の支配地でした。コスタンツァ要塞は、コスタンツァ・スフォルツァの命によって1473年から1473年にかけて建設されました。ウルビーノ公に仕えていた一流建築家ルチャーノ・ラウラーナが設計しました。


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実は、この地に古いマラテスタ要塞があり、それを取り壊して、その上に新築されたのです。Roccaというのは、Rocca Malatestianaに由来します。


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要塞は、ロッシーニ劇場と並んで、夏の各種音楽祭の主要会場として使用されてます。


094
音楽祭開催期間中だけ一般公開されているようです。


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ポポロ広場に戻ります。


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祭りの準備が進んでました。


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郵便局の建物にある2つの像を見ることにしました。


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ロッシーニ像


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ペルティカーリ像
ジュリオ・ペルティカーリ(1779‐1822)は、詩人、作家ですが、ペーザロに居住して文筆活動を行いました。


102
サン・ジュゼッペ教会です。


104
見たいような美術作品がありません。


103
拝観したことが一度もありません。


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サンタゴスティーノ教会です。


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現在の建物は18世紀に再建された二代目のものです。


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教会の内部と外に一部、初代の建物のものが残されてます。


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14世紀のライオン像


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教会巡りでは、教会内に入りたいと思ってます。


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折角訪れても閉まっている教会が殆どです。教会巡りは効率が悪いのです。


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ドゥオーモ以外は全敗ですね。


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美術品を見るための教会巡りを止めたいと思ってます。


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ここもダメでした。


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ここも閉まっていました。


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土曜日と日曜日だけ開くようです。


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結局、拝観できたのはドゥオーモだけでした。
次はロッシーニ音楽院です。


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音楽院の建物からブラームスのヴァイオリン・コンチェルト第1楽章フィナーレのカデンツァからオーケストラに移る部分を練習してました。曲のクライマックスです。


121
練習でしたが質が高い演奏でした。


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音楽院中庭にあるロッシーニ像


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話が変わりますが、ウイーンのボスコフスキースタイルで、ヴァイオリン独奏してから、ヴァイオリンの弓でオーケストラを指揮するのが夢です。ボスコフスキーは良いよなあ!(古過ぎですね)
マゼールさんが得意でしたが。


123
市立美術館で体力を使い果たしました。


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夕方になると急に気温が下がってきました。


125
ホテルに戻ることにしました。


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途中で果物を買いました。


100
日本のトマトは高過ぎです。


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ペーザロの海


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(おわり)

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シモン・ヴーエ工房の「男の肖像」(17世紀前半)


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ジョヴァン・バッティスタ・モローニのサークルの「帽子を被った男の肖像」(16世紀中頃)


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入館者は私一人でした。


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ピエトロ・リッキ(ルッカ、1606‐ウーディネ、1675)の「ロットと娘たち」


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アントニオ・ゲラルディの模倣者の「聖オルソーラ」(17世紀)


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エミリアの無名画家の「聖ジュゼッペ」(17世紀)


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サッソフェッラート(サッソフェッラート、1609‐ローマ、1685)の「祈る聖母」(1640‐60)


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シモーネ・カンタリーニ(ペーザロ、1612‐ヴェローナ、1648)の「聖ジュゼッペ」(1644‐46)


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シモーネ・カンタリーニの「悔悛のマグダラのマリア」(1644‐46)


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エリザベッタ・シラーニ(ボローニャ、1638‐1665)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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グイド・レーニ(ボローニャ、1575‐1642)の「巨人の落下」


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ドメニコ・ペルッツィーニ(カステルドゥランテ、1602‐アンコーナ、1673)の「聖家族と神と天使たち」


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アウレリアーノ・ミラーニ(ボローニャ、1675‐ローマ、1749)の「市場」


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ローザ・ダ・ティヴォリの追随者の「牛と女羊飼いがいる風景」(18世紀)


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ジャンアンドレア・ラッザリーニ(ペーザロ、1710‐1801)の「天国のカギを聖ピエトロに渡すキリスト」(1750)


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ジャンアンドレア・ラッザリーニの「エジプトへの逃避途中の休息」(1758)


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ジャンアンドレア・ラッザリーニの「三位一体と聖母」(1759c)


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ジャンアンドレア・ラッザリーニの「エジプトへの逃避途中の休息」(1753)


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ローザ・ダ・ティヴォリの追随者の「牛と羊飼いがいる風景」


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次の部屋です。


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Monsu Daprait (1658-1724) の「果物と花の静物画」(1695c)


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Christian Berentz (1658-1722) の「花、果物、トレイ、グラスの静物画」(1696c)


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トッマーゾ・サリーニ(ローマ、1575c‐1625)に帰属する「アーティチョークとイチジクの風景画」(1615c)


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マルゲリータ・カッフィー工房の「花の静物画」(17世紀)


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ジュゼッペ・レッコ(ナポリ、1634‐アリカンテ、1695)の「花と菓子の静物画」(1675‐80c)


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次の部屋です。


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ジョヴァンニ・アントニオ・ペルッツィーニ(アンコーナ、1629/1636-ミラノ、1694)の「エルコーレとオンファーレ」(1661)


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ジョヴァン・フランチェスコ・ゲッシ(ボローニャ、1588‐1649)の「アドーネの死」(1639c)


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制作者不詳の「サルヴァトーレ・ローザ作『ジョソーネと竜』の複製画」(1663‐64c)


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エミリアの無名画家の「ディアナとエンディミオーネ」(17世紀後半)


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ルーカ・ジョルダーノ(ナポリ、1634‐1705)に帰属する「サムソンとデリラ」(1660c)


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次の部屋です。


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イラストとデッサンなどが並んでます。


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この辺の作品の芸術性がサッパリ分かりません。


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500年後まで残っているでしょうか?


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次の部屋です。


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アントニオ・ジャンリージ(ピアチェンツァ、1677‐クレモナ、1727)に帰属する作品です。
以下、3点もアントニオ・ジャンリージの帰属作品です。


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勿論、これらは絵画です。


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二コラ・カシッサ(ナポリ、17世紀末‐1731記録)の「花の静物画」(1710‐20c)


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ヤコポ・キメンティ・ダ・エンポーリの領域の「鳥肉屋」(17世紀前半)
ヤコポ・キメンティ・ダ・エンポーリの作品を数多く見てますが、この作品の画風はキメンティのものと著しく異なります。作品帰属は専門家に任せるよりありませんが、私はキメンティと無関係と思います。


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バルダッサッレ・デ・カーロ(ナポリ、1689‐1750)の「鳥を襲う狐」


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二コラ・カシッサの「鳥と花と果物」(1710‐20c)


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これで終わりです。


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本のオブジェ


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ウルビーノの旅の行き帰りに、この美術館に立ち寄っても良いと思います。それだけの価値は十分にあります。


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(おわり)

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ニコロ・ディ・ピエトロ(ヴェネツィア、1394‐1427記録)の「聖パオロ」、「トレンティーノの聖二コラ」、「聖ピエトロ」、「聖ロレンツォ」(1410c)


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パオロ・ヴェネツィアーノ(ヴェネツィア、1300c‐1358/1362)に帰属する「聖母の物語」(1325以前)


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「寺院からのジョアッキーノの追放」


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「アウレリア門でのアンナとジョアッキーノの邂逅」


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「聖母の誕生」


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「寺院への聖母の出現」


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「聖母の結婚」


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セラミックの展示室です。


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ウルビーノのセラミック工芸家の「聖母子」(1550‐1599)(マロリカ焼)


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沢山の絵皿が展示されてます。


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ペーザロの無名彫刻家の「聖母子」(1480‐90)


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アンドレア・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1435‐1525)の「傭兵隊長」(1465‐70)(彩釉テラコッタ)


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「聖母子」(1500c)


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ペーザロの陶器産業は1300年代まで遡ります。


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ドメニコ・ロッセッリ(ピストイア、1439‐フォッソンブローネ、1497?)の「バッティスタ・スフォルツァの彫像」(1472‐73)


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フランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニ(シエナ、1439‐1501)の「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの彫像」(1475c)


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ペーザロの無名彫刻家の「死せるキリスト」(1490‐99)


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ドナテッロ工房の「聖母子」(1460‐65c)


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ボローニャ?の無名画家の「聖ドメニコ」(1450‐70)


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マルケの無名画家の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1440‐49)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ベッリンツォーニ・ダ・ペーザロ(ペーザロ、1415c‐1477c)の「聖二コラと聖シルヴェストロと聖エルメーテ」(1445‐48c)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ベッリンツォーニ・ダ・ペーザロの「聖テレンツィオ」(1447‐48)


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アドリア地方の無名画家の「聖ゲルマーノと聖デチェンツィオと聖テレンツィオ」(11‐12世紀)


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マリオット・ディ・ナルド(フィレンツェ、1388‐1424記録)の「サン・ジョヴァンニ・バッティスタの祭壇画」
ペーザロのサン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会にあった祭壇画です。


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大天使ミケーレ


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聖フランチェスコ


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裾絵


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Maestro di San Jacopo a Mucciana (トスカーナ、1390‐1420活動)の「聖母子」(1420‐20c)


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ロレンツォ・モナコ(シエナ、1365c‐フィレンツェ、1423/1424)の「磔刑」


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次の部屋です。


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ドメニコ・ベッカフーミ(シエナ、1484‐1551)の「聖家族」


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ラッファエッリーノ・デル・コッレ(ボルゴ・サン・セポルクロ、1494/1497-1566)の「羊飼いの礼拝」


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フェデリーコ・バロッチ(ウルビーノ、1535‐1612)と工房の「グイドゥバルド・デル・モンテの肖像」


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フェデリーコ・バロッチ工房の「マッダレーナ・オスーナ・ジロシ?の肖像」


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ダニエーレ・クレスピ(ミラノ、1597‐1630)の「髭の男の肖像」


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Pieter Paul Rubens工房の「年老いた男の肖像」


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ドメニコ・ティントレット(ヴェネツィア、1560‐1635)の「法務官ミケーレ・プリウーリの肖像」
(つづく)

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突き当りが市立美術館です。


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ベルガモからペーザロにかけて活動した商人モスカ家の邸宅として16世紀半ばに建てられたPalazzo Moscaです。


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このPalazzoに市立美術館が置かれるようになったのは1936年からです。


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先ず中庭に出ます。切符は入口の先で買うことになります。


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展示作品数は多くありませんが、ジョヴァンニ・ベッリーニの大祭壇画を筆頭に傑作、秀作を展示しています。


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展示室は階上2階にあります。


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階段踊り場にあるフェッルッチョ・メンガローニ(ペーザロ、1875‐モンツァ、1925)の「メドゥーサ」


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フェッルッチョ・メンガローニの「マッセンツィオの戦い」
セラミックで出来てます。


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ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1438/1440-1516)の「聖母戴冠の祭壇画」(1475c)
ペーザロのサン・フランチェスコ教会にあったもので、大作です。
頭頂部の欠落した部分が目につきます。


1
オリジナルの形はこうなってます。
頭頂部の欠落部「十字架降下」はヴァティカン絵画館にあるのです。


2
ペーザロ市側からヴァティカンにこの部分の返還要求を何度もしてますが、実現してません。
この時(2016年6月)、「十字架降下」はフォルリで開催されていたピエロ・デッラ・フランチェスカ展に貸し出されていたので、ヴァティカンではなく、思いがけずフォルリで見ることが出来ました。


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向かって左の聖人たち


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向かって右の聖人たち


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裾絵


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マルコ・ゾッポに帰属するか、またはジョヴァンニ・ベッリーニに帰属する「斬首された洗礼者聖ジョヴァンニの首」(1465‐71c)


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マルコ・ゾッポ(チェント、1433‐ヴェネツィア、1478)の「死せるキリスト支える2天使」(1471)


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アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニ(ヴェネツィア、1445/1446-1503/1505)の「磔刑」(1470‐75)


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ジョヴァンニ・ベッリーニの「永遠なる父」(1500‐05)


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ジョヴァンニ・マンスエーティ(ヴェネツィア、1485c-1526/1527活動)の「聖母子と聖フランチェスコと聖ジローラモと聖キアーラと修道女」


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・ダ・リミニ(リミニ、1415/1420-ボローニャ、1470)の「二天使からパンを受け取る聖ドメニコと修道士たち」(1459)


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ボローニャの無名画家の「チェラーノの騎士の死」(1475‐80)


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ボローニャの無名画家の「聖痕を受ける聖フランチェスコ」(1470c)


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クリストフォロ・ディ・ヤコポ(ボローニャ、1363‐1410記録)の「新約聖書の場面」(1375‐80)
上の写真の下にある作品です。


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「井戸のサマリア女」


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「キリストのエルサレム入城」


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「園の祈り」


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「リンボの降下」


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「聖霊降臨」


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「聖パオロの回心」


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ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャ、1330‐1361記録)の「玉座の聖アンブロージョ」(1350‐53)


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ミケーレ・ディ・マッテオ(ボローニャ、1410‐1469記録)の「聖母の夢」(1440c)


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ミケーレ・ディ・マッテオの「聖バルトロメオとエラクリート皇帝」(1440‐60c)


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ヤコベッロ・デル・フィオーレ(ヴェネツィア、1380c‐1439c)の「ベアータ・ミケリーナと6聖人」(1410c)


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ベアータ・ミケリーナ


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聖ジローラモ、聖ジャコモ・マッジョーレ、聖ピエトロ


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聖パオロ、聖アントニオ・アバーテ、バーリの聖二コラ
(つづく)



080
チェックインを済ませ、大きな荷物を自室に入れて身軽になったので、街歩きに出発しました。


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初めにドゥオーモに行きました。


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ペーザロ大司教区の大司教座が置かれたBasilica Minore e Cattedrale di Santa Maria Assuntaです。


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4世紀頃、この地に二つの初期キリスト教会が重なり合うように建っているとの記録があるそうです。7世紀頃、この場所に司教座教会が新たに建設された記録が残されてます。


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現在の姿は、12世紀に建設されたロマネスク様式の三代目の建物が原形となってます。


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その後、17世紀にバロック様式に改造されましたが、19世紀にジョヴァンニ・バッティスタ・カルドゥッチ(1806‐1878)の設計によって新古典様式の建物に改造されることになり・カルドゥッチの死後、後を引き継いだルイージ・ガッリによって20世紀に完成した建物が現在の姿になってます。


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1282年から1312年に建設されたファサードです。


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12世紀のライオン像


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こちらは16世紀のもの。
マラテスタ家、スフォルツァ家の庇護と寄進によって、財政的に豊かな聖堂でした。


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三廊式、ラテン十字形、新古典様式の内部です。


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ロマネスク様式のまま。現在に至っている教会が如何に少ないことか。


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左側


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右側


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クーポラ


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主祭壇


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後陣のフレスコ画「聖母被昇天」(1950)


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ジャン・ジャコモ・パンドルフィ(1567‐1636)の「磔刑」(1613)


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ジョヴァンニ・サンティ派無名画家のフレスコ画(15世紀末)


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ペーザロの陶器で出来た天使(18世紀)


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詳細不明


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マルケの無名画家の「慈悲の聖母」(15世紀前半)


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詳細不明


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マルケの無名画家の「受胎告知」(16世紀)


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「ポポロの聖母」(14世紀)


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ジャン・ジャコモ・パンドルフィの「聖ルーカとベアータ・ミケリーナ」(1635)


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詳細不明


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地下のモザイクが見えるようになってます。


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6世紀のモザイク


066
次は大司教館です。


067
中にMuseo Diocesanoがあります。


068
大司教館の扉が開いていたので、Museoは開館していると思い嬉しくなりましたが・・・・


069
残念ながらMuseoは閉まっていました。


071
開館日の開館時間の筈でしたが・・・・・
例のごとく、イタリア流なので、仕方がないと諦めました。


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次は市立美術館です。


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かって教会だった建物でしょう。


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通りの突き当りが美術館です。


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市立美術館については、明日から3回に分けて詳しく取り上げます。


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美術館前の広場に横たわる像


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展示作品は多いといえませんが、傑作が多くて来た甲斐がありました。


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歴史的建造物です。


P2070887


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次はチェントロの教会巡りです。


P2070889
(つづく)


ペーザロは、人口94,813人(2016年12月31日現在)のマルケ州ペーザロ・ウルビーノ県の県都です。
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ペーザロ駅に到着しました。


127
ペーザロの駅舎です。


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大きな荷物があっては、街歩きどころではないので、身軽になるために先ずホテルに向かいました。


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ペーザロで泊まる場合、問題となるのはホテルです。駅に出来るだけ近い場所にあるホテルに泊まりたいのですが、海水浴場として有名なペーザロですから、真面なホテルは全て海岸近くや海岸沿いにあるのです。


P2070444
ペーザロを訪れる観光客は海岸で日光浴する人(泳ぐ人は少ない)なのです。美術鑑賞を目的とする私なんぞは例外中の例外です。
オペラ鑑賞を目的とする観光客は何処のホテルに泊まっているのか不思議です。多分、日光浴の合間にオペラなんでしょうね。


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駅からチェントロを通り過ぎ、海岸近くのホテルに向かいました。


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駅からチェントロの入り口まで緑地が続来てますが、その端に立っているのがロッシーニ像です。


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チェントロの入り口にやってきました。


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チェントロの入り口に建っているのがロッシーニ劇場です。


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毎夏、この劇場を中心に開催されるロッシーニ・オペラ・フェスティバルが有名です。


P2070451
劇場前に噴水があったと思いましたが、これは噴水ではありませんでした。


P2070452
暑さに弱いのでロッシーニ・オペラ・フェスティバルが開催される真夏にイタリアにあまり行ったことがありません。真夏直前の6月に行くことにしてますが、その年で最も暑かったのが6月ということがありました。今年もどうもそれらしい?
この劇場でオペラを見たのは、二回だけ。ロッシーニの「泥棒カササギ」と「チェネレントラ(シンデレラ)」でした。「泥棒カササギ」はこの劇場で初演されたので、そのこともあって大変な熱演だったことを覚えてます。


P2070453
1792年、ペーザロで生まれたロッシーニは、終生生まれ故郷を愛し、死期を悟った時に彼の全財産をペーザロ市に寄贈すると遺言したのです。


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この道を真っすぐ進めば海岸に出ます。


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ジョヴァンニ・ブランカ通り


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この辺が旧市街の中心でしょう。


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サン・ドメニコ教会です。


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私好みの古い教会なので、是非とも拝観したいところですが、そうも行きません。


021
既に教会活動を停止して、その建物は郵便局に転用されているからです。祭壇画は持ち出され、フレスコ画は塗り潰されて殆ど残されてません。


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しかし、ファサードの彫刻はオリジナルのものなので、見る価値があります。


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教会や修道院だった建物が学校、催事場などに使用されているのは普通ですが、郵便局というのはあまり例がないと思います。


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ポポロ広場


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お祭りの準備が行われていました。夏至前後はお祭りの集中開催日です。


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広場の中心にFontanaがあります。


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広場に面して歴史的建造物が並んでます。


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ドゥカーレ宮殿


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大きな荷物が邪魔です。広場での長居は禁物です。


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海岸が見えてきました。


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Palazzo Mosca


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写真右側にドゥオーモがありますが、拝観は後回し。


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ドゥオーモです。


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不本意ながら海岸沿いのリゾートホテルに泊まることにしました。
(つづく)

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