イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > ファブリアーノ市立絵画館

204
タペストリが展示されている部屋です。


205
13点の作品が展示されてます。


p1309
約半数のタペストリは、アレキサンダー大王の逸話が織られてます。


p1310
これらは、フランドルで16世紀から17世紀に織られました。


p1311
何処にあったのか、明らかになってません。しかし、マルケの貴族ステファノ・モンタ―ニ侯爵がこれらのタペストリを所持していましたが、19世紀にファブリアーノのドゥオーモに寄贈しました。
1911年から1913年の間に、ドゥオーモがファブリアーノ市に売却したそうです。


p1312


p1313


p1314


p1315


208
画面が光るので、横から撮った写真です。


p1316
アンドレア・ボスコーリ(フィレンツェ、1560c-1607)の「キリスト降誕」(1600)


p1317
旧サン・ジュゼッペ教会にありました。


p1318
制作者の署名入り


p1319


p1320


p1321


209
オラツィオ・ジェンティレスキ(ピサ、1563-ロンドン、1639)の「ロザリオの聖母」(1613-17)


p1322
サンタ・ルチア教会にありました。


p1323


p1324


p1325


p1326


p1327


211
制作者情報不明の「最後の審判」


212
フランチェスコ・ポデスティ(アンコーナ、1800-ローマ、1895)の「天上界」


213
近代画、現代画も展示されてます。


214
有名画家の作品もあります。


215


p1328
カルロ・マリア・マリア―ニ(ローマ、1931-)の「裸の不滅」(1985)


p1329
アフロ・バサルデッラ(ウーディネ、1912-チェ―リッヒ、1976)の「国旗」(1968)


p1330
ジャコモ・バッラ(トリノ、1871-ローマ、1958)の「エリかの肖像」(鉛筆画)(1932)


p1331
作者の署名


p1332
額縁


p1333
エミリオ・ヴェドヴァ(ヴェネツィア、1919-2006)の「Allegro Natale」(1950)


p1334
ジャコモ・マンズー(ベルガモ、1908-ローマ、1991)の「肘掛け椅子の少女」(1984)


p1335


p1336
ジョルジョ・デ・キリコ(ギリシャ、ボロス、1888-ローマ、1978)の「二頭の馬」(1930)


p1337
署名入り


p1338
外に出ます。


216
外に出たら、ドゥオーモの扉が閉まっていました。
(つづく)

193
ヴェナンツィオ・ダ・カメリーノ(マルケ、1515-1530消息)とピエルジェンティーレ・ダ・マテーリカ(16世紀前半活動)の「天上の聖母子と聖ピエトロと聖パオロ」(16世紀前半)


194
サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ教会にありました。


195
裾絵


197


198


p1281


p1282


p1283


p1284


p1285


p1276
アントニオ・ダ・ファブリアーノ(ファブリアーノ、1420c-1490c)の「聖母子と聖ジャコモ・マッジョーレと聖アントニオ・アバーテと寄進者」(15世紀後半)


p1277
サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会にありました。


p1278


p1279


p1280


199
16世紀のマルケの逸名画家作「聖母子と四聖人」(16世紀)


p1286
四聖人は、バーリの聖二コラ、聖クレア、聖ピエトロ、聖フランチェスコです。


p1287
サン・ニコロ教会にありました。


p1288


p1289
16世紀の工芸家作「行列の十字架」(1560)


p1290
何処にあったのか、不明です。


p1291


p1292


201
16世紀のマルケの逸名画家作「聖母子と聖パオロとトレンティーノの聖二コラ」


p1293
何処にあったのか、不明です。


p1294


p1295


p1296


p1297


202
16世紀のマルケの逸名画家作「聖母子と四聖人」(16世紀前半)


p1298
四聖人は、聖フランチェスコ、聖ルイージ、ヴィテルボの聖ローザ、聖キアラです。


p1299
旧サン・フランチェスコ修道院にありました。


p1300


p1301


p1302


206
シモーネ・デ・マジストリス(カルダローラ、1538c-1613)の「幼きキリストへの崇拝とトレンティーノの聖二コラとシモーネ・デ・マジストリス」(1570)


p1303
サンタ・マリア・ノーヴァ教会にありました。


p1304


p1305
シモーネ・デ・マジストリスの自画像が描かれてます。


p1306


p1307


p1308
(つづく)

182
ベルナルディーノ・ディ・マリオット(ペルージャ、1497-1566消息)の「聖母子」


180


179
15世紀のマルケの逸名画家作「聖アグネス」


p1249
何処にあったのか、不明です。


p1252


p1250


p1251


185
15世紀のマルケの逸名画家作「聖セバスティアーノ」


p1253
カプリーレのサン・ビアージョ修道院にありました。


p1256


p1254


p1255


183
15世紀のマルケの逸名彫刻家作「聖母子」(15世紀)


1257
サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ病院にありました。


p1258


p1259


184
15世紀のマルケの逸名彫刻家作「聖母子」(15世紀)


p1260
何処にあったのか、不明です。


p1261


p1262


p1263


186
16世紀のファブリアーノの逸名画家作「ファブリアーノの勝利を祈願するベアータ・ビアンカとベアータ・ルフィーナ」(16世紀)


p1264
サン・ドメニコ教会にありました。


p1265


187
ボケ写真でスイマセン。


p1266
フィリッポ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1510-1530消息)の「天上の聖母子と聖ピエトロとバーリの聖二コラ」(1514)


p1267


p1268


p1269


p1270


188
フランチェスコ・メンゾッキ(フォルリ、1502-1574)の「聖母子と聖ジョヴァンニ・バッティスタとトレンティーノの聖二コラ」(1545)


189
ドゥオーモにありました。


190
裾絵


191


192


p1271


p1275


p1272


p1273


1274
制作年が描かれてます。
(つづく)

174
15世紀のマルケの逸名画家作「ロレートの聖母と二聖人」(15世紀後半)


p1213
二聖人は、聖セバスティアーノと聖ロッコです。


p1214
サンタ・マリア・マッダレーナ礼拝堂にありました。


p1215


p1216


p1217


p1218
Maestro dei Magiの「Re Mago」(14世紀後半)


p1219
旧サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア教会にありました。


p1220


p1221


p1222
Maestro dei Magiの「聖ジュゼッペ」(14世紀後半)


p1223
旧サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア教会にありました。


p1224


p1225


p1226
Maestro dei Beati Becchettiの「悲しみの聖母」(14世紀後半)


p1227
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1228


p1229


p1230
Maestro dei Beati Becchettiの「死せる聖母」(14世紀後半)


p1231
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1232


p1233


175
ビッチ・ディ・ロレンツォ(フィレンツェ、1373-1452)の「玉座の聖母子と聖ジョヴァンニ・バッティスタと聖ジャコモ・マッジョーレ」(15世紀)


p1234
何処にあったのか、不明です。


p1239


p1235


p1236


p1237


p1238


177
ネーリ・ディ・ビッチ(フィレンツェ、1419-1492)の「聖母子と四聖人」(15世紀)


p1240
サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーゼ修道院にありました。


p1241
四聖人は、聖ヴェナンツィオ、聖ヴィットーレ、聖フロレンツォ、聖アンドレアです。


p1242


p1243


p1244


178
15世紀のマルケの逸名画家作「聖セバスティアーノ」(15世紀)


p1245
何処にあったのか、不明です。


p1246


p1247


p1248
(つづく)

173
ロレンツォ・ダレッサンドロ・ダ・サン・セヴェリーノ(サン・セヴェリーノ・マルケ、1445/1455c-1503)の「ロレートの聖母」(15世紀末)


p1173
取り壊されて現存しないサン・ジョヴァンニ・デル・カント―ネ教会にありました。


p1174
Maestro dei Beati Becchettiの「磔刑像」(14世紀後半)


p1175
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1176


p1177


p1178


p1179
Maestro dei Beati Becchettiの「死せるキリスト」(14世紀後半)


p1180
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1181


p1182


p1183
Maestro di San Emilianoの「聖母子と聖人たち」(14世紀前半)


p1184
聖人たちは、聖ルチア、アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖エミリアーノです。


p1185
スケッジャの旧サン・エミリアーノ修道院にありました。


p1186


p1187
14世紀のファブリアーノの逸名画家作「恵みの聖母」(14世紀後半)


p1188
旧マドンナ・デッラ・ミゼリコルディア教会にありました。


p1189


p1190
Maestro dei Beati Becchettiの「ピエタ」(14世紀後半)


p1191
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1192


p1193


p1194
14世紀のファブリアーノの逸名画家作「四人の男」(14世紀後半)
左上の王冠を被った男がダヴィデと特定されてますが、他の男が誰なのか、特定されていないようです。


p1195
取り壊されて現存しないサン・ジョヴァンニ・デル・カント―ネ教会にありました。


p1196
ダヴィデ


p1197
オッタヴィアーノ・ネッリ(グッビオ、1375-1444)の「葬儀用カッソーネ」(15世紀)


p1198
カッソーネに描かれた絵画がオッタヴィアーノ・ネッリの作品です。


p1199
Maestro dei Magiの「Re Mago」(14世紀後半)


p1200
旧サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア教会にありました。


p1203
Maestro dei Magiの「Re Mago」(14世紀後半)


p1206
旧サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア教会にありました。


p1204


p1205


p1207
14世紀のファブリアーノの逸名画家作「聖母子と聖アンナ」(14世紀後半)


p1208
聖母子


p1209
聖アンナ


p1210
Maestro dei Beati Becchettiの「聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ」(14世紀後半)


p1211
サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1212
(つづく)

163
プッチョ・ディ・シモーネ(フィレンツェ、14世紀中頃活動 1362没)の「聖アントニオ・アバーテと信者たち」(1353)


p1141
城壁外にあったサンタントニオ修道院にありました。


p1142
サンタントニオ修道院は閉鎖され、荒廃しています。


p1143
制作者の名前が入ってます。


p1144


p1145


p1146


164
第2室になります。


165
フランチェスコ・ディ・チェッコ・ギッシ別称フランチェスクゥッチョ・ディ・チェッコ・ギッシ(マルケ、1359-1395活動)の「聖母子と四聖人」(14世紀後半)


p1147
フランチェスコ・ディ・チェッコ・ギッシは、アッレグレット・ヌーツィの協力者でした。


p1148
この作品は、ヴェナンツィオのサンタ・マリア・デッラ・ペンニーノ修道院にありました。


p1149


p1150


166
フランチェスコ・ディ・チェッコ・ギッシ別称フランチェスクゥッチョ・ディ・チェッコ・ギッシ(マルケ、1359-1395活動)の「ウミルタの聖母」(1359)


p1151
サンタ・ルチア・ノヴェッラ教会にありました。


p1152


p1153


p1154


p1155


167
フランチェスコ・ディ・チェッコ・ギッシ別称フランチェスクゥッチョ・ディ・チェッコ・ギッシ(マルケ、1359-1395活動)の「天使」


168
Maestro di San Verecondoの「磔刑」(15世紀前半)


p1156
サン・ニコロ教会にありました。


p1157


p1158


p1159


169
Maestro di San Verecondoの「聖母子と二聖人」(15世紀前半)


p1160
二聖人は、聖アゴスティーノと聖ヴェレコンドです。


p1161
サン・ヴェレコンド礼拝堂にありました。


p1162


p1163


170
Maestro del Staffolo(マルケ、1420-1470活動 1474没?)の「聖母子と二聖人」(15世紀中頃)


p1164
Correto d’Esiのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にありました。


p1165
二聖人は、聖ジョヴァンニ・バッティスタとアレッサンドリアの聖カテリーナです。


p1166


p1167


p1168


172
アントニオ・ダ・ファブリアーノ別名アントニオ・ディ・アゴスティーノ(ファブリアーノ、1420c-1490c)の「聖母の死」(1452c)


p1169
サン・ニコロ教会にありました。


p1170


p1171


p1172
(つづく)

153
展示室に入りました。


154
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「聖母子」


p1108


p1109
Maestro di Sant’Agostinoの「マラヴァッレの聖グリエルモ」(13世紀後半)


p1111
詳細部分


p1110
旧サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1112
ライナルデット・ディ・ラヌッチョ・ダ・スポレート(スポレート、1265-1272活動記録)の「彩色磔刑像」(13世紀後半)


p1113
サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ礼拝堂にありました。


p1114


p1115


155
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「聖ジョヴァンニ・バッティスタと聖エレーナ」


156
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「聖アントニオ・アバーテと聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ」


p1116
Maestro di Sant’Agostinoの「磔刑」(13世紀後半)


p1117
旧サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1118


p1119
スポレートの逸名彫刻家作「聖母子」(13世紀後半)


p1120
サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ病院にありました。


p1121


p1123
Maestro di Sant’Agostinoの「修道士たちに教則を授ける聖アゴスティーノ」(13世紀後半)


p1124
旧サンタゴスティーノ修道院にありました。


p1125


158
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「聖母子と四聖人」(14世紀)


p1126
四聖人は、左から聖マリア・マッダレーナ、聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ、聖バルトロメオ、聖ヴェナンツィオです。


p1127
ドゥオーモにありました。


p1128


p1129


p1130


p1131


159
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「Redentore in trona adorato della Vergine」(14世紀)


p1132
サン・ジョヴァンニ・デル・カント―ネ教会にありました。


p1133
サン・ジョヴァンニ・デル・カント―ネ教会は取り壊されて現存しません。


p1134


160
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「三聖人」(1375c)


p1135
左からトレンティーノの聖二コラ、聖アゴスティーノ、聖ステファノ


p1136
サンタ・マリア・ノーヴァ教会にありました。


p1137


161
アッレグレット・ヌーツィ別名アッレグレット・ディ・ヌーツィオ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(14世紀)


p1138
サン・フィリッポ通りにあったタベルナコロでした。


p1140


p1139
(つづく)

130
ドゥオーモのファサードに向かって右にある建物です。


058
サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ病院だった建物です。


p1095
旧サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ病院はウンベルト1世広場に面して建ってます。


p1096
15世紀中頃、ファブリアーノ旧市街に幾つかの病院がありました。1456年、聖ジャコモ・デッラ・マルカ本名ドメニコ・ガンガラ(モンテプランドーネ、1393-ナポリ、1476)は、それらの病院を集めて一か所に統合することしました。この場所には、ファブリアーノの有力者の庭園がありましたが、その土地が寄進され、病院が建設されました。


127
1983年まで、病院だった建物は女児孤児院、心理教育施設として使用されました。


128
現在、サンタ・マリア・デル・ブオン・ジェズ病院だった建物は、市立絵画館として使用されてます。


p1107
ファブリアーノの市立絵画館は、市庁舎とPalazzo Chiavelli(現在はジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ劇場になってます)内に展示室が設けられ、1862年にオープンしました。
1952年、市立絵画館はPalazzo Vescovileに移転されましたが、1990年に現在の病院だった建物への移転が決定されました。その際、絵画館は閉鎖されました。


p1106
1991年から病院だった建物の改造、修復工事が開始されました。それらの工事完了後の1994年12月に市立絵画館が再オープンしました。
しかし、1997年9月26日の地震によって大きな被害を受け、絵画館は閉鎖されてしまいました。建物の大修復工事を経て、2006年に再開館されました。


p1100
タベルナコロがあります。


p1101
タベルナコロのフレスコ画はMaestro del Staffolo(マルケ、1420-1470活動 1474没?)の「幼きキリストを崇拝する聖母」



126
先ずSantuarioに拝観です。


117
病院付属の礼拝堂が前身ですが、現在は絵画館とは無関係の教会となってます。


118


p1098
病院設立に関する碑文


p1099
ピエタのシノピエ


119
教会の中に入りました。


120


121
「受胎告知」があります。


122
主祭壇


p1097
主祭壇画は、Maestro del Staffolo(マルケ、1420-1470活動 1474没?)の「La Madonna del Buon Gesu」(1460)


124
生憎、ミサ中でした。


125
信者の数が多いとは言えませんが、熱心に祈りを捧げていました。


123
ミサの邪魔をするわけにはいかないので、直ぐに退散することに。


142
ファサード下の柱廊に出ました。


143
次は市立絵画館です。


144
1988年、名称にブルーノ・モラジョリが加わり、ブルーノ・モラジョリ市立絵画館となりました。
ブルーノ・モラジョリ(ファブリアーノ、1905-ローマ、1985)は高名な美術史家で、ナポリ。ローマ、フィレンツェ各大学で教授を務めました。


146
絵画館の入り口です。


145
入口扉上ルネッタにフレスコ画があります。


p1102
Maestro del Staffolo(マルケ、1420-1470活動 1474没?)の「聖母子と聖人たち」


p1103
入館します。


147
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの聖母が出迎えてくれます。


148
切符売り場です。


149
一旦中庭に出ます。


151
キオストロに八角形の井戸があります。


p1104
1483年に制作された井戸


p1105


150
展示室に向かいます。


152
展示室は階上にあります。
(つづく)

ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノという画家をご存知でしょうか。彼が描いた、ウフィツィ美術館にある「マギの礼拝」が有名です。
ジェンティーレの出身地がファブリアーノです。
P1590200
これがジェンティーレの作品です。






009
ファブリアーノは、人口31,255人(2016年7月31日現在)のマルケ州アンコーナ県にあるコムーネです。
周囲を山に囲まれた町で、古くから林業で栄えました。水彩画などを楽しむ方々には、同地名産の画用紙「ファブリアーノ」でお馴染みでしょう。


140
ファブリアーノには、14世紀から15世紀にかけて国際ゴシック様式を学ぶ美術学校が設置され、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノを筆頭に優れた画家を輩出し、イタリア美術史上、重要な町となってます。
その美術学校で学んだ画家たちの貴重な作品が展示されているのが、ファブリアーノ市立絵画館です。


141
写真左の壁は司教館のものです。
アーチを潜ってドゥオーモ広場に出ます。


128
ドゥオーモ広場


059
ドゥオーモです。


127
1456年に建設された後期ゴシック様式の司教館です。


126
ところが、司教館として建設されたものの、司教に一度も使用されずに、建物はすぐに病院に転用されたのです。


130
Ospedale di Santa Maria del Buon Gesuがその病院の名称です。


142
病院は20世紀初めまで存続しました。


143
司教館として建てられ、旧病院だった建物に絵画館が置かれてます。


146
ここから中に入ります。


144
毎週月曜日と日曜日午後が休館です。


145
入口扉上ルネッタ上に描かれたアンドレア・ボスコーリ(フィレンツェ、1560c‐1607)のフレスコ画(1602c)


147
建物を入って直ぐのところにある、Maestro di Staffoloの「聖母」(1460)


148
切符売り場


149
旧病院の中庭


150
中庭を囲む柱廊の壁にフレスコ画があったと思います。


151
井戸の向こうに展示室への扉があります。


152
展示室は階上です。


153
第1展示室


154
アッレグレット・ヌーツィ(1315‐1373)の「聖母子」
アッレフレッロは、ファブリアーノ出身で地元で修業したとされてます。その画風は国際ゴシック様式を基礎としながらもジョットの影響を受けたもので、ジョッテスキ画家の一人とされてます。


156
アッレグレット・ヌーツィの「聖アントニオ・アバーテと福音書記者聖ジョヴァンニ」
この美術館にアッレグレットの作品が数点展示されてます。


158
アッレグレット・ヌーツィの「聖母子と4聖人」


160
アッレグレット・ヌーツィの「トレンティーノの聖二コラと聖ステファノと聖アゴスティーノ」


161
アッレグレット・ヌーツィの「聖母子と2聖人」(フレスコ)


163
プッチョ・ディ・シモーネ(1346‐1358活動記録)の「聖アントニオ・アバーテと寄進者たち」
プッチョはフィレンツェでベルナルド・ダッディに師事したとされてます。


164
次の部屋です。


165
フランチェスクッチョ・ディ・チェッコ・ゲッシの「聖母子と4聖人」
フランチェスクッチョは、14世紀後半にファーノ、ファブリアーノ、アスコリ・ピチェーノなどマルケ州各地で活動した画家で、その画風はアッレグレット・ヌーツィの影響を大きく受けたものでした。


166
フランチェスクッチョ・ディ・チェッコ・ゲッシの「授乳の聖母」
ファブリアーノのサンタ・ルチア教会にあった祭壇画です。


167
フランチェスクッチョ・ディ・チェッコ・ゲッシの「天使」
この絵画館では、ファブリアーノとその周辺にある教会から集められた剥離フレスコ画が多数展示されてます。


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Maestro di Fossato(ウンブリアで14世紀後半から15世紀前半に活動)の「磔刑と聖人たち」


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Maestro di San Vescondo(1415-1430活動記録)の「聖母子と聖アゴスティーノと聖ヴェレコンド」
この画家の作品がヴァチカン絵画館(聖母子と聖人たち)やボローニャ国立絵画館(ピエタ)などにあります。


170
Maestro di Staffoloの「幼きキリストを崇める聖母と洗礼者聖ジョヴァンニとアレッサンドリアの聖カテリーナ」
この画家はジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの追随者でした。


172
アントニオ・ダ・ファブリアーノの「聖母の死」
アントニオは、ファブリアーノ出身で、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノに一時期師事して、ジェンティーレの助手を務めていました。


173
マルケの無名画家の「聖母子」


174
ウンブリア・マルケの無名画家の「聖母子と聖人たち」


175
ビッチ・ディ・ロレンツォの「玉座の聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖ジャコモ・マッジョーレ」


177
無名画家の「玉座の聖母子と聖人たち」


178
無名画家の「聖セバスティアーノ」


179
無名画家の「聖アグネス」


182
ベルナルディーノ・ディ・マリオット(ペルージャ、1497‐1566活動記録)の「聖母子」(1497)


183
制作者不詳の「聖母子」


184
制作者不詳の「聖母子」(14世紀)
ファブリアーノの教会にありました。


185
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの追随者の「聖セバスティアーノ」


186
制作者不詳の「ファブリアーノの安寧を祈る二修道女」


187
フィリッポ・ダ・ヴェローナの「聖母子と聖ピエトロとバーリの聖二コラ」(1514)


189
制作者不詳の「聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニとトレンティーノの聖二コラ」


193
ヴァランツィオ・ダ・カメリーノの「聖母子と聖パオロと聖ピエトロ」


194
メインパネル


195
裾絵の受胎告知する大天使ガブリエーレ


197
受胎告知される聖母


199
制作者不詳の「天上の聖母子と聖人たち」


201
制作者不詳の「聖母子と聖パオロとトレンティーノの聖二コラ」


202
ジャコモ・ナルディーニの「聖母子と聖人たち」


204
タペストリの展示


205


206
シモーネ・ダ・マジストリス(カルドナーラ、1538‐1611c)の「羊飼いの礼拝」


208
アンドレア・ボスコーリ(フィレンツェ、1560‐1606)の「ご誕生」(1600)


209
16世紀後半の無名画家の「聖母子と聖人たちと天使たち」


211
詳細不明の「最後の審判」


212
フランチェスコ・ポデスティ(アンコーナ、1800、ローマ、1895)の「天上界」


213
現代画が多数展示されてます。


214
近代から現代の作品紹介は省略させていただきます。


215


216
ドゥオーモの扉が閉まっていました。


218
(おわり)

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