モンテプルチャーノの中心グランデ広場です。
ドゥオーモはグランデ広場に面して建ってます。
モンテプルチャーノ=キウージ=ピエンツァ司教区の司教座教会、Cattedrale di Santa Maria Assuntaです。
イッポリート・スカルツァの設計によって、1594年創建、1680年に完成したルネサンス様式の建物です。奉献式は1712年に執り行われました。
鐘楼は前の建物にあったものです。
設計段階ではファサードは大理石で覆われることになってましたが、資金難のため未完成のまま放置され現在に至ってます。
入口扉上ルネッタもフレスコ画が描かれることなく現在に至ってます。
荒々しく粗野な感じがします。
粗壁のままです。
中に入りました。
ありゃ!一番の見どころが・・・・・
主祭壇
主祭壇画は修復作業が行われていました。
祭壇画を見ることが出来ず残念でしたが、修復作業を目前でつぶさに見ることは滅多にない機会なので、暫く見ていました。
タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖母被昇天のモンテプルチャーノ・ドゥオーモの多翼祭壇画」(1401)
修復作業が行われていた作品画像です。外部サイトから拝借しました。
多翼祭壇画の昇天した聖母の棺の前に描かれているのは、タッデオ・ディ・バルトロの自画像と言われてます。
(外部サイトから拝借)
以前に撮った写真
三廊式、ラテン十字形、ルネサンス様式の内部です。
左右の側廊に礼拝堂が設けられてます。
左側廊
内陣の中央から見た右側廊方向
右側廊
装飾が殆どない、すっきりした天井
出入口の両端に墓があります。
制作者不明の「フランチェスコ・ピエンディベーニ司教(1435年没)の墓」
ミケロッツォ・ディ・バルトロメオの「バルトロメオ・アラガッツィの墓」
バルトロメオ・アラガッツィは教皇マルティーノ5世の秘書長だったそうです。
ベネデット・ディ・マイアーノの模倣者による「聖水盤」
聖水盤の上部にある浮彫もベネデット・ディ・マイアーノの模倣者による作品です。
アンドレア・デッラ・ロッビアの「ジーリの祭壇」(1512)
ルネッタの受胎告知
聖人たち
16世紀の無名彫刻家の「聖ピエトロ」
16世紀の無名彫刻家の「洗礼者聖ジョヴァンニ」
かなり多くの祭壇画や彫刻がありますが、それらの多くが詳細不明です。
詳細不明
詳細不明
Michael Koeck (Innsbruck, 1760- Roma, 1825)の「最後の晩餐」
ラッファエッロ・ヴァンニ(1595‐1673)の「大天使ミケーレと聖フランチェスコ・サヴェーリオ」
詳細不明
ジュゼッペ・ロイウーティの「慈愛の聖母」(1898)
教会の方では制作者等の詳細が分かっていると思います。
以下、詳細不明の作品ばかりです。
説教壇
出入口
外に出ました。
(おわり)