イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > チェルタルド市立博物館(プレトーリオ宮)

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屋外に出ました。


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そこには小さな日本庭園がありました。


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庭園の一角に茶室があります。


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茶室は甘楽庵と名付けられてます。


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この説明文に拠れば、群馬県甘楽町とチェルタルドは姉妹都市協定を締結していて、協定締結10周年を記念して、1993年に甘楽町がこの茶室を贈呈したそうです。


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茶用水を汲むための井戸


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再び建物の中に入りました。


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今度は1階(日本の2階)の部屋です。


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階段の横壁の紋章とフレスコ画


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2階の最初の部屋


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ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノの「玉座の聖母子」(1495)


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「古いフレスコ画と現代画のコラボの展示が、中世の部屋の雰囲気に見事にマッチしている」とのお達しです。


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全然マッチしていない!!!
しかし、イタリアで流行している展示法です。


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フレスコの痕跡が残る壁


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何が描かれていたのか判然としません。


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ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティによって描かれたフレスコ画(1520‐40c)


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ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティの「マッダレーナ・マリア」(1522)


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以前、14‐15世紀の板絵が展示されていましたが消えていました。


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ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティのフレスコ画


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次の部屋です。


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古いフレスコ画と現代画が見事にバランスを欠いた雰囲気ぶち壊しの展示法(個人の意見です)


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ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティの「磔刑」(1533)


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15世紀のトスカーナの逸名画家作「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1424)


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トッマーゾ・ダ・ネーリの「玉座の聖母子と聖ジローラモと聖フランチェスコ」(1702)


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トッマーゾ・ディ・ネーリのフレスコ画?


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これで2階の部屋は終わりです。


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部屋から2階のロッジャに移りました。


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15世紀のトスカーナの逸名画家作「死せるキリストを支える二天使」


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(おわり)

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次の部屋です。
ここはプレトーリオ宮内の礼拝堂でしょうか?


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天井のフレスコ


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この部分にフレスコの痕跡が認められますが、ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノによって描かれたそうです。


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フレスコ技法で描かれた紋章


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祭壇?


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建物の外に出て、壁に掲げられた紋章を見て回りました。


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メディチ家の紋章(彩釉テラコッタ)


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次の部屋です。


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微かに痕跡が認められるピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノのフレスコ画


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チェルタルドは玉葱の産地?


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パラッツォの外に出ました。


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物々しい建物です。


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城壁の下は断崖絶壁です。


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Palazzo Vicariale


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写真右からパラッツォの中に入りました。


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この先は牢獄です。


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独房


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独房のトイレ


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同じ造りの別の独房


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トイレの穴が深い!


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囚人によって壁に刻まれた文字


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拷問室。拷問に使用された道具などは撤去されていました。


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下に下りました。


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チェルタルドの大きさと人口を考えると、独房の数が多いと思いました。


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犯罪者や政治犯が多かった? それも為政者が苛政を布いた?


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長居をしたくない場所でした。
(つづく)

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チェルタルド・アルトのメイン通りであるボッカッチョ通りです。


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ボッカッチョ通りの突き当りに建っているのがプレトーリオ宮です。


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チェルタルドの貴族アルベルティ家の屋敷がこの地にありましたが、廃墟になっていました。12世紀後半に、廃墟の上に再建されたアルベルティ家の住居がプレトーリオ宮の前身です。


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13世紀から14世紀前半にかけて、チェルタルド支配の中心とするべく増築整備され、それに伴い建物名称がプレトーリオ宮と改称されました。
その後、チェルタルドはフィレンツェの支配下に置かれるようになり、フィレンツェから派遣された執政官がプレトーリオ宮で政務を執行するようになりました。
プレトーリオ宮には法廷や刑務所も置かれ、中庭で処刑が行われました。


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ロッジャは1455年に建造されました。


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外壁に沢山の紋章が、ロッジャにはフレスコの紋章などがあります。


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ロッジャから見たボッカッチョ通り


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入館しました。


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入口から最初の部屋に入ると、ご覧のように沢山の紋章が迎えてくれます。


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フレスコは紋章だけではありません。


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一旦、中庭に出ます。


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数は少なかったそうですが、斬首などの処刑も行われた中庭です。


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中庭に面した壁にも紋章があります。


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Sala delle Udienzeです。


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様々なものが展示されてます。


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フレスコ画もあります。


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ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノ(フィレンツェ、1445/1445-1497以降没)の「ピエタ」(1484)
ピエル・フランチェスコは、フィレンツェの画家バルトロメオ・ディ・ドナートの息子でした。父に画業の手ほどきを受けた後、ベノッツォ・ゴッツォーリに師事して、ベノッツォ工房でベノッツォの協力者となりました。
1483年、ピエル・フランチェスコはチェルタルド当局からプレトーリオ宮のフレスコ装飾を依頼されたのです。


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ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノの「聖トッマーゾの不信」(1490)
これらのフレスコ画はピエル・フランチェスコの代表作とされてます。
彼の描いたフレスコ画の殆どは落剝してしまい、一部しか残されてません。


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遺跡からの発掘物


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(つづく)

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