イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > ローマ、スパーダ絵画館

P1570644
アンドレア・ドンドゥッチ通称イル・マステッレッタ(ボローニャ、1575‐1655)の「寓話のシーン」(17世紀第1四半世紀)


P1570647
バルトロメオ・パッサロッティ(ボローニャ、1528‐1593)の「植物学者の肖像」(1570c)


P1570650
バルトロメオ・パッサロッティの「高貴な男の肖像」(1570c)


P1570652
アンドレア・ドンドゥッチ通称イル・マステッレッタの「浅瀬の船」(17世紀第1四半世紀)


P1570656
アンドレア・ドンドゥッチ通称イル・マステッレッタの「行軍する兵士たち」(17世紀第1四半世紀)


P1570659
マルコ・パルメッツァーノ(フォルリ、1459‐1539)の「カルヴァリオへの途と永遠なる父」


P1570667
ジョヴァンニ・バッティスタ・アレオッティ通称ラルジェルタ(フェッラーラで16世紀初めに活動)の「聖母子」(16世紀初頭)


P1570669
パルミジャニーノ(パルマ、1503‐カザルマッジョーレ、1540)に帰属する「3人の頭」(1529‐31c)


P1570674
シジスモンド・フォスキ(ファエンツァ、1520‐1532/1536生存確認)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1522c)


P1570677
15世紀末のウンブリアの逸名画家作「聖母子」


P1570680
ニコロ・トルニオーリ(シエナ、1598‐ローマ、1651)の「天文学者たち」(1645)


P1570683
カルロ・チニャーニ(ボローニャ、1628‐フォルリ、1719)の「春」(1660‐70c)


P1570686
ピエル・フランチェスコ・モーラ(コルドレリオ、1612‐ローマ、1666)の「バッカス」(1655‐60c)


P1570690
ニコロ・デッラバーテ(モデナ、1509c‐フォンテーヌブロー、1571)の「イノシシ狩りの光景」(1550‐60c)


P1570692
チーロ・フェッリ(ローマ、1634‐1689)の「ウェスタの巫女」(1666‐67c)


P1570696
ヤン・ブリューゲル・イル・ヴェッキオ(ブリュッセル、1568‐アンヴェルサ、1625)の「風車がある風景」(1607)


P1570701
ドメニコ・マリア・ムラトーリ(ヴェンドラーナ、1662c‐ローマ、1744)の「クレオパトラの死」(1706)


P1570704
ドメニコ・マリア・ムラトーリの「マルカントニオの死」(1702)


P1570707
ニコロ・トルニオーリの「アベルを殺すカイン」(1651)


P1570710
フランチェスコ・ソリメーナ(カナーレ・ディ・セリーノ、1657‐バッラ、1747)の「Borea rapisce Orythia」(1699c)


P1570714
ジョヴァン・フランチェスコ・ロマネッリ(ヴィテルボ、1612‐1662)の「Borea rapisce Orythia」(1640c)


P1570718
ラザーロ・バルディ(ピストイア、1624‐ローマ、1703)の「アポロとミューズ」(1680‐85c)


P1570722
アンドレア・ドンドゥッチ通称イル・マステッレッタに帰属する「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1600c)


P1570725
ルイージ・ガルツィの追随者の「春の寓意」(1704以前)


P1570728
グエルチーノ(チェント、1591‐ボローニャ、1666)の「ディドーネの死」(1631)


P1570732
ジョヴァン・バッティスタ・ガウッリ通称イル・バチッチャ(ジェノヴァ、1639‐ローマ、1709)の「イエスの名の勝利」(1676‐79c)


P1570735
ルイージ・ガルツィの追随者の「小春日和の寓意」(1704以前)


P1570739
セバスティアーノ・コンカ(ガエータ、1680‐ナポリ、1764)の「画家と彫刻家の寓意」(1707‐13c)


P1570741
ラヴィーニア・フォンターナ(ボローニャ、1552‐ローマ、1614)に帰属する「若い貴婦人の肖像」(1577‐79c)


P1570745
フランチェスコ・トレヴィサーニ(カポディストリア、1656‐ローマ、1746)の「マルカントニオとクレオパトラ」(1702)


P1570749
セバスティアーノ・コンカの「音楽と詩情の寓意」(1707‐13c)


P1570754
ジョヴァンニ・カンタリーニ(ペーザロ、1612‐ヴェローナ、1648)の「聖家族」(1640‐48c)


P1570758
フランチェスコ・フリーニ(フィレンツェ、1604‐1646)の「聖ルチア」


P1570760
各展示室上部にフレスコ画がありますが、何れも詳細不明です。


P1570762
第2展示室


P1570763
第1展示室


P1570772
外に出ました。
(おわり)

P1570558
スパーダ宮はもう直ぐです。


P1570559
Palazzo Spadaです。
この建物は、1927年からConsiglio di Stato (国務院)として使用されているので、警備が厳重です。しかし、警官などに絵画館に入館したいと言えば、中に入れてもらえます。


P1570561
1540年、ジローラモ・レカナティ・カポディフェッロ枢機卿が建てました。


P1570560
1632年、ベルナルディーノ・スパーダ枢機卿が買収し、スパーダ家の所有となりました。それ以降、スパーダ宮と呼ばれるようになりました。
また、それを機に、フランチェスコ・ボッロミーニに依頼して、建物の一部をバロック様式に改修させたのです。


P1570563
こちらは中庭に面した方の建物です。


P1570564
建物の外壁はスタッコ彫刻と彫像によって装飾されてます。


P1570565
バロックのゴテゴテ感を強く感じる外壁装飾です。


P1570569
遠近法を好んだスパーダ枢機卿がボッロミーニの発注して作らせた遠近法の間です。
遠近法の間と呼ばれてますが、部屋ではなく通路のような建物です。端から端までの実際の長さ(9m)の4倍に見えると言われてます。


P1570566
この日は警備の関係で、遠近法の間に入ることが出来ませんでした。


P1570562
以前は毎週月曜日が休館でしたが、2014年頃だったと思いますが休館日が変更され、毎週月曜日は開館、毎週火曜日が休館となりました。


P1570570
中庭にあるオレンジの木


P1570767
中に入って左側に絵画館があります。


P1570766
絵画館の入り口


P1570768
トイレは絵画館内にはありません。トイレは絵画館の入り口の先ロッジャにあります。


P1570769


P1570770


P1570771


P1570765
展示室は階上にあります。


P1570764
展示室の入り口です。
展示室は4室あり、スパーダ枢機卿が収集した作品が展示されてます。主に17世紀のバロック絵画が展示の中心です。


P1570572
ジュゼッペ・キアーリ(ローマ、1654‐1727)の「バッカスとアリアドネ」
この美術館は、兎にも角にも鑑賞が大変です。壁と言う壁一面が作品で覆われ、それもランダムに展示されてます。


P1570574
上の作品の横に6番の表示があります。


P1570573
展示作品リストの小冊子が置いてあり、小冊子に書いている6番を見ると、制作者名と画題が分かる仕組みです。
このシステムがうまく機能していれば、問題がありませんが、番号と作品が一致しない場合があるのです。作品を見れば、完全な風景画ですが、小冊子にギリシャ神話のエピソードの画題となっているのです。
それに加えて、作品の周りに番号がなかったり、番号だけがあって作品がない場合があるのです。
このブログでは、出来るだけ多くの作品を紹介したい、出来れば展示全作品の紹介を基本にしてますが、この絵画館だけは例外で、逸名画家の作品や詳細不明の作品、不合理な展示作品などについては紹介を省略させて頂きます。


P1570576
オルソラ・マッダレーナ・カッチャ(モンカルヴォ、1596‐アスティ―、1676)の「2天使に支えられる聖フランチェスコ」(1616‐20c)


P1570581
ジョヴァンニ・ドメニコ・チェッリ―ニ(ペルージャ、1609‐ローマ、1681)の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」(1649)


P1570585
ドメニキーノ(ボローニャ、1581‐ナポリ、1641)の「パオロ・スパーダの肖像」


P1570589
ジュゼッペ・キアーリの「アポロとダフネ」(1695)


P1570593
ラザーロ・バルディ(ピストイア、1624c‐ローマ、1703)の「ボレアスとオレイテュイア」(17世紀末)


P1570598
グイド・レーニ(カルヴェンツァーノ、1575‐ボローニャ、1642)の「聖ジローラモ」(16世紀末‐17世紀初頭)


P1570601
グイド・レーニの「ベルナルディーノ・スパーダ枢機卿の肖像」(1631)


P1570606
グイド・レーニに帰属する「リーパ・グランデの奴隷」(1613c)
リーパ・グランデは、テヴェレ川岸の地名です。


P1570610
アルテミジア・ジェンティレスキ(ローマ、1593‐ナポリ、1652)の「聖母子」(1609‐12)


P1570612
オラツィオ・ジェンティレスキ(ピサ、1563‐ロンドン、1639)の「ダヴィデ」(1615‐20)


P1570616
グエルチーノ(チェント、1591‐ボローニャ、1666)の「ベルナルディーノ・スパーダ枢機卿の肖像」(1631)


P1570625
レアンドロ・バッサーノ(バッサーノ、1557‐ヴェネツィア、1622)の「紳士の肖像」


P1570630
ティツィアーノ・ヴェッチェリオ(ピエーヴェ・ディ・カドーレ、1480c‐ヴェネツィア、1576)の「音楽家の肖像」(1515c)


P1570634
バルトロメオ・パッサロッティ(ボローニャ、1528‐1593)の「ダヴィデ」(1570c)


P1570639
プロスペロ・フォンターナ(ボローニャ、1512‐1597)の「星占い師」(1575c)
(つづく)

↑このページのトップヘ