イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:教会巡り > トーディ大聖堂

クリプタから内陣に戻りました。
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主祭壇


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ジュンタ・ピサーノの影響を受けたウンブリアの逸名画家作「彩色磔刑像」(1255‐65)


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後陣


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後陣に入ることが出来ません。


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詳細不明


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詳細不明


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アンジェロ・モレッティ―ニ(ペルージャ、1799‐1877)のオルガン


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右側廊


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後陣右の礼拝堂


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詳細不明


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ジャン二コラ・ディ・パオロ(ペルージャ、1478‐1544)の「聖母子と2聖人の祭壇画」


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ルネッタの死せるキリストとニコデモとアリマテアのジュゼッペ


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玉座の聖母子とアレッサンドリアの聖カテリーナと聖ロッコ


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ジョヴァンニ・ディ・ピエトロ通称ロ・スパーニャ(スペイン、1450‐スポレート、1528)の「三位一体」(1515‐25)


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キリストの洗礼


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受胎告知


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ロ・スパーニャ?のフレスコ画


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詳細不明


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右側廊


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右側廊天井


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詳細不明


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14世紀のウンブリアの逸名彫刻家による柱頭


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詳細不明


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外に出ました。
(おわり)

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次はクリプタです。


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幸いにも開いていました。


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13世紀のクリプタは、大聖堂付属美術館のような取り扱いがされてます。


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クリプタは有料(€2)です。


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中に入りました。


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初代の建物の柱などが展示されてます。尚、現在の建物は二代目。


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更に階段を下ります。


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クリプタです。


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クリプタが有料になってから信者の姿を見かけたことがありません。


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クリプタの祭壇


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「聖母子”Sedes Sapientiae"」(12世紀)
トーディのサンタ・マリア・イン・カムッチャ教会にありましたが、2004年にこの場所に移されました。
有名な作品です。


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念のため、サンタ・マリア・イン・カムッチャ教会の写真を再掲しておきます。


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詳細不明


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ドゥオーモのファサードの壁龕にあった彫刻です。これがクリプタの最大の見所です。


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ジョヴァンニ・ピサーノ(ピサ、1250c‐1315c)に帰属する「聖母子」(1270‐1350)
ジョヴァンニ・ピサーノ工房やジョヴァンニ・ピサーノ派逸名彫刻家の作品説もあります。


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ジョヴァンニ・ピサーノ(ピサ、1250c‐1315c)に帰属する「司教を導く天使」(1270‐1350)
ジョヴァンニ・ピサーノ工房やジョヴァンニ・ピサーノ派逸名彫刻家による作品説があります。


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ルベウス Rubeus(ウンブリア、13世紀活動)に帰属する「聖女」


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


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階段を上ります。


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墓石が並んでます。


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聖杯


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燭台


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「受胎告知」(17世紀)


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「この人を見よ」(17世紀)


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詳細不明


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更に進みます。


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これしかない。


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”付属美術館”はこれで終わりです。
(つづく)

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トーディの町の中心ポポロ広場です。


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ポポロ広場の北端に建つトーディ大聖堂 Concattedrale di Santissima Annunziataです。
以前、トーディは独立した司教区だったので、トーディのドゥオーモは司教座教会でしたが、1986年に司教区再編によって、オルヴィエート=トーディ司教区に再編され、司教座はオルヴィエート大聖堂に置かれるようになったことから、トーディ・ドゥオーモはConcattedraleに格下げとなりました。


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この場所に、1150年以前に受胎告知に捧げられた教会の存在の記録が残されていますが、1190年に発生した火災によって消失崩落したので、再建されることになりました。
12世紀末に再建工事が開始され、14世紀に完成しました。その後、数回改修が行われたものの、小規模だったので、ファサードを除いて14世紀完成時のロマネスク・ゴシック様式の姿を現在もほぼ留めているとされてます。


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13世紀の鐘楼が今でも残ってます。


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13世紀に建設されたファサードは、数回改造されましたが、16世紀初めに行われた最後の改造後の姿が現在のものとなってます。


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1515年から1523年にかけて制作されたバラ窓ですが、19世紀に修復されました。


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1517年から1523年に制作された、向かって左の窓


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向かって右の窓


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ファサード中央扉の装飾


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中央扉上ルネッタ
ここにはフレスコ画があったと思います。


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柱頭扉の木彫り彫刻は、アントニオ・ベンチヴェッニ(ペーザロとウルビーノで、1476、1518‐1530)活動記録)によって1521年に制作されました。


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ファサードの大理石柱の彫刻


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左右の扉上ルネッタにもフレスコ画の痕跡さえもありません。


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紋章が幾つかあります。


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これらの紋章は、教皇、ファルネーゼ家のものです。


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ファルネーゼ家の紋章


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聖堂内に入りました。


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四廊式、ラテン十字形の内部です。


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右側に2つの廊下があります。


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壁、柱にフレスコ画がありません。
元々なかったのか、その辺が不明です。


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木組みの天井


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左側廊から見て行きます。


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左側壁に5点の絵画が架かってます。


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5点の絵画は、16世紀末から17世紀初めにかけてのトーディ司教アンジェロ・チェージが注文したものです。


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562‐1645)の「聖母子と3聖人(聖アンブロージョ、聖アンドレア、聖ロッコ)」(1597‐99)


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562‐1645)の「無原罪の聖母と3聖人(聖ジャコモ・アポストロ、聖ジローラモ、聖トンマーゾ司教)」(1597‐99)


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562‐1645)の「3聖人(聖二コラ、聖セバスティアーノ、大天使聖ミケーレ)」(1597‐99)


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562‐1645)の「聖パオロの回心と聖ルーカ・エヴァンジェリスタと聖イジ―ディオ」(1597‐99)


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562‐1645)の「3聖人(聖ルチア、聖マリア・マッダレーナ、聖レスティトゥータ」(1597‐99)


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詳細不明


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ファサードの裏にフレスコ画が描かれてます。


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フェッラウ・フェンツォーニ・ダ・ファエンツァ通称イル・ファエンツォーネ(ファエンツァ、1562-1645)の「最後の審判」(1596)
ミケランジェロの「最後の審判」に触発されて制作されたと言われてます。


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(つづく)

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