イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:ロンバルディア州 > サロンノ

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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「聖アポッロニア」


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」


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聖母の礼拝堂


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詳細不明の「聖母子像」


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐1532)の「天使」


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「天使」


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詳細不明


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この礼拝堂は見逃せません。


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アンドレア・ダ・ミラノ(サロンノ、1475c‐1547c)の「最後の晩餐」(1531)


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木製彫刻の有名な作品です。


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アンドレア・ダ・ミラノの「最後の晩餐」がある礼拝堂の絵画は、アンドレア・ダ・ミラノの弟子グイド・オッジョーニの作品です。


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こちらもグイド・オッジョーニの作品です。


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アンドレア・ダ・ミラノ(サロンノ、1475c‐1547c)の「十字架降下」(1528)(木製彫刻)


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詳細不明


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円蓋が点灯されないので良く見えません。


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雨模様の夕方なので、これには参りました。
コインを入れて点灯する方式かと思いましたが、探しても、そのようなものがありません。


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ステンドグラスは点灯しなくてもよく見えます。


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急に点灯されました。


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円蓋に描かれたガウデンツィオ・フェッラーリ(ヴァルドゥッジャ,1475/1480c-ミラノ、1546)の「奏楽天使」(1535)
円蓋もベルナルディーノ・ルイーニに注文されていましたが、1532年に死去してしまい、そのままになっていましたが、1535年にガウデンツィオ・フェッラーリに出来るだけ早く仕上げるとの条件で注文され、僅か79日間で仕上げたそうです。


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79日間で仕上げたとは、とても思えません。丹念に描かれていると思います。


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上の写真のほぼ中央に聖母の木製彫刻がありますが、これはガウデンツィオ・フェッラーリの下絵に基づいてアンドレア・ダ・ミラノが彫ったものです。
また、円形のメダイオンが四隅に描かれてますが、ガウデンツィオ・フェッラーリが描くことになっていたものの未着手のまま、フェッラーリが1546年に没してしまいました。
四隅のメダイオンは、1547年にベルナルディーノ・ラニーノ(モルターラ、1512-ヴェルチェッリ、1578)によって描かれました。


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夕べのミサが始まるようです。


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旧修道院のキオストロに出ました。


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詳細不明


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キオストロ回廊のフレスコ画は見逃せません。


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c-ミラノ、1532)の「ご誕生」
キオストロ回廊の壁にフレスコ画が沢山描かれていたそうですが、現存するのはこれだけです。


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外に出ました。


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時間潰しが大変でしたが、来た甲斐がありました。


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(おわり)

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サロンノ駅から徒歩4,5分で聖域聖堂に着きます。


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Basilica Minore e Santuario della Beata Vergine dei Miracoliです。
1923年、教皇ピオ11世によってBasilica Minoreに格付けされました。


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1498年創建、1508年に完成したルネサンス様式で建築され、1502年、教皇アレクサンドル6世ボルジアによって奉献されました。


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その後、数度の増築改造を経て、1666年に完成したバロック様式の建物が現在の姿となってます。


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ファサードはペッレグリーノ・ティバルディ(ぷーリア、1527‐ミラノ、1596)の設計によって1596年から1612年に建設されました。


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ファサードの天井上の天使は、カルロ・ブッツィ(ヴァレーゼ、1585‐1658)の作品です。


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ペッレグリーノ・ティバルディ(プーリア、1527‐ミラノ、1596)によるファサードの装飾


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高さ47mの鐘楼は、パオロ・デッラ・ポルタの設計によって1511年から1516年に建設されました。


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12角形の円蓋は、ドナート・ブラマンテの弟子ジョヴァンニ・アントニオ・アマーデオ(パヴィア、1447‐ミラノ、1522)の設計です。


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ファサードの横に時計台があります。


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時計台がある建物は、聖堂の洗礼堂です。


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洗礼堂の入り口


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こちらは旧聖具室で、洗礼堂と繋がってます。


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聖域聖堂の見所の説明板があります。


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聖堂内に入りました。


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三廊式、ラテン十字形の内部です。


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左側廊


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美術的に非常に重要な聖堂です。


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天井のフレスコ画


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後陣と円蓋のフレスコ画が特に素晴らしいと思います。


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主祭壇の下を通って後陣に出ます。


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「神殿での神学問答」(1531)


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「聖母の結婚」
ベルナルディーノ・ルイーニは、1520年から1532年まで、この聖堂内の装飾に従事しました。


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「神殿奉献」


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ベルナルディーノ・ルイーニ(ドゥメンツァ、1481c‐ミラノ、1532)の「マギの礼拝」
(つづく)


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側廊天井もフレスコ画で装飾されてます。

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漸く雨が上がりました。


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メルカト広場


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午後2時過ぎですが、もう夕方の雰囲気です。


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インディペンデンツァ広場


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広場のタベルナコロ


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単に歩き回るだけでは詰まらない。


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もう一つあるタベルナコロ


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19世紀に建設されたCasa Pompeoです。


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壁に浮彫があるので、近付いて観ました。


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Pompeo家の人々と紋章でしょうか?


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こんなことになるのだったら、ミラノを遅い電車で立てばよかったと思いましたが、後の祭りです。


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サロンノ旧市街に残っている最古の建物が、16世紀に建てられたPalazzo Visconti です。


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この建物内に、18世紀にミラノで活躍した画家ジョヴァンニ・アントニオ・クゥッキ(ビエッラ、1690‐ミラノ、1771)のフレスコ画があったのですが・・・・・


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ジョヴァンニ・アントニオ・クゥッキは、神話を主題に幻想的に描く新古典様式の画家で、特にフレスコ画を得意にしてました。
Palazzo Visconti は長らく裁判所として使用されていましたが、2007年9月末に起きた火災によって内部が消失、その際、ジョヴァンニ・アントニオ・クゥッキのフレスコ画も落剝消失してしまいました。
この建物は、修復されずに放置されているようです。


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犬の落し物がない、清潔な道です。


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サン・ジャコモ教会です。


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美術的には見所が全くない教会です。


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サン・ジャコモ教会の隣は映画館です。


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サン・ジャコモ教会から少し歩くと病院です。


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病院の隣にサンタントニオ祈祷所があります。


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14世紀創建の祈祷所ですが、見た感じでは、創建時の建物ではなく、後に改築されたものと思います。


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中に入りました。


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小さくても円蓋があります。


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どうやら町の見所はマドンナ・デル・ミラコーリ聖域聖堂だけのようです。


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時間潰しが大変です。


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鐘楼はサンティ・ピエトロ・エ・パオロ教会のものです。


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バールで一休みしました。


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Piazza Riconoscenza


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広場の中心に立っているのは、「感謝の像」です。


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時間が中々つぶれません。


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まだ2時半前です。


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あと30分時間潰しが必要です。


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アパートの壁にあったガリバルディ像


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学校ですね。


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私以外に観光客はいません。


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収穫祭?に出席予定の牛が待機中でした。


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牛のエサ?


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マドンナ・デル・ミラコーリ聖域聖堂が開く時間になりました。


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長かった。


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サン・フランチェスコ教会の鐘楼


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鉄道線路の下を潜りました。


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再びやってきました。


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聖堂内に入りました。


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このフレスコ画を見たかったのです。来た甲斐がありました。


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マドンナ・デル・ミラコーリ聖域聖堂については、項を改めて詳しく触れることにします。


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(おわり)

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サロンノは、人口39,323人(2017年2月28日現在)のロンバルディア州ヴァレーゼ県にあるコムーネです。
ミラノ中央駅からマルペンサ空港行きの列車に乗って、サロンノに向かいました。


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ミラノ・ノルド・カドルナ駅とミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅始発の列車でもサロンノに来ることが出来ます。と言うよりも中央駅よりも列車が頻発しているので、その方が便利です。


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サロンノ駅の駅舎



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乗車約30分でサロンノ駅に到着しました。


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駅前のCorso Italia


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サン・フランチェスコ教会です。


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急に雨が強く降ってきたので、雨宿りのために一旦駅に戻ります。教会から駅まで約80mです。


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15分ほどで雨が小降りになったので、駅横のベルナルディーノ・ルイーニ通りを通って、この日の目的地に向かいました。


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直ぐのお目当ての教会の鐘楼が見えてきました。


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公園を素通りします。


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公園横の歩道を進んで、この日のお目当ての教会に向かいました。


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駅から徒歩4,5分でマドンナ・デル・ミラコーリ聖域聖堂に着きました。


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扉が閉まっていました。午後のこの時間は閉まっていると思っていたので、予想通りでした。午後の開く時間を確認しました。その時間に再び来ることにして、その時間までチェントロ・ストーリコで時間潰し。


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聖堂前は郊外の住宅地といった雰囲気です。


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Collegio Arcivescovile Castelli、学校です。


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サロンノは、工業都市ですが、ミラノに近いのでミラノに通勤通学するミラノのベッドタウンでもあるので、日中は閑散としてます。


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Trenordの線路の下を潜ります。


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サロンノは鉄道の要衝なので、線路数が多いのです。


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Viale Rimembranzeの下を潜り、Corso Italiaを進みました。


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日中の昼過ぎは特に閑散としています。


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雨が降り続いてました。


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1297年奉献のサン・フランチェスコ教会を拝観したかったのですが、土曜日夕方と日曜日朝のミサ以外には開かないとの情報を知ったので、扉が閉まっていたのは想定内です。


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サン・フランチェスコ教会の鐘楼とクーポラ


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昼下がりのお休み中なので、シャッター通りとなってます。


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昼休み無しの通し営業や日曜日営業でも実施すれば、経済成長がより期待できると思うのですが・・・・・


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横道は更に静寂でした。


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この通りを進めばチェントロ・ストーリコに出ます。


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雨天なので、柱廊が有難い。


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収穫祭?の準備中?


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旧市街と言っても新しい街並みです。


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街並みが新しいのは、19世紀に行われた都市計画によって、近代的な街作りが行われたからです。一部の教会を除いて、歴史的建造物を含めて古い建物を取り壊し、真っ直ぐな道路を作り、新しい建物を作って全面的に新改造されたのです。


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雨天のせいか、準備が進んでいないようです。


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見所がありません。


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聖域聖堂以外に見どころがない!!!


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それでも歩き回って見所を探しました。


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マドンナ・デル・ミラコーリ聖域聖堂が開く時間になるまで、兎も角時間潰しです。


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通りの先に見えているのは、1783年に完成したサンティ・ピエトロ・エ・パオロ教区教会です。


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午後2時前なので、扉が閉まっているのは当然ですが、夕方に来ても閉まっていました。


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美術的な見所があまりない教会です。


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ファサードのピエタ


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聖パオロ


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聖ピエトロ


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リベルタ広場


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(つづく)

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