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ピアチェンツァのTeatro Municipaleです。


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ジュゼッペ・ヴェルディ通りの突き当りにサンタントニーノ聖堂があります。
写真右手前がTeatro Municipale、左の建物がPalazzo Anguissola Cimafava Roccaです。


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ピアチェンツァ最初の司教聖ヴィットーレによって、350年に創建され、375年に完成したロマネスク様式の教会です。教会の格付けはBasilica Minore、聖堂です。


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ピアチェンツァの守護聖人聖アントニーノ(?、3世紀後半‐トラヴォ、303)を奉献しており、聖アントニーノの聖遺物が聖堂内保存されてます。


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ファサードは、ニッコロ・ダ・フェッラーラの設計で、ニッコロの弟子によって7世紀に建設されました。


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八角形の鐘楼が聖堂の目印になってます。


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創建以来、一度も再建されてませんが、何度も修復、改修が行われました。現在の聖堂の外観は、1915年から1930年に行われた、ジュリオ・アラータの設計による改修後の姿です。


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ファサードの出入り口上ルネッタの紋章


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ファサード左横のブロンズ像は、ジョルジョ・グロッピ(1927‐)の「教皇グレゴリオ10世」(1998)です。
第184代ローマ教皇グレゴリオ10世(ピアチェンツァ、1210c‐アレッツォ、1276)は、ピアチェンツァ出身の唯一の教皇(在位:1271‐1276)です。


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扉が開きました。


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三廊式、ギリシャ十字形の聖堂内部です。


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建物の基本構造はロマネスク様式ですが、創建以来幾度となく改修された結果、ゴシック様式、バロック様式の混在が認められます。


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創建時は、木組みの梁天井でしたが、後にゴシック後期の典型的な交差ヴォールトに改められました。
祭壇画を見て行きます。


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詳細不明


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ロベルト・デ・ロンゲ(ブリュッセル、1646‐ピアチェンツァ、1709)の「民衆の聖母」


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ベルナルド・カステッロ(ジェノヴァ、1557‐1629)の「最後の晩餐」(1624)


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・フェッランテ(ボローニャ、1600c‐ピアチェンツァ、1653)の「天上の聖母子と聖人たち」


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ジョヴァンニ・マリア・デッレ・ピアーネ通称イル・モリナレット(ジェノヴァ、1660‐モンティチェッリ・ドンジーナ、1745)の「聖フランチェスカ・ロマーナ」


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右側廊


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


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14世紀のフレスコ画


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主祭壇と後陣


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後陣のフレスコ画は、カミッロ・ガヴァセッティ(モデナ、1596‐パルマ、1630)によって1624年頃に制作されました。


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このフレスコ画は、カミッロ・ガヴァセッティの代表作とされてますが、後にこれを見たグエルチーノは凡作と評しました。


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詳細不明


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ロベルト・デ・ロンゲ(ブリュッセル、1646‐ピアチェンツァ、1709)の「聖アントニーノの殉教」


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ロベルト・デ・ロンゲ(ブリュッセル、1646‐ピアチェンツァ、1709)の「殉教した聖アントニーノ」


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左側の礼拝堂です。


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詳細不明


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15世紀のフレスコ画


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詳細不明


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15世紀のロマーニャの逸名画家によるフレスコ画


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ロベルト・デ・ロンゲの作品?


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ロベルト・デ・ロンゲの作品?


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詳細不明


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詳細不明


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左側廊


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ロンバルディアの逸名画家によって、11世紀半ばに描かれたフレスコ画


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聖堂の南側に位置する回廊付きの中庭に出ました。


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1483年に造られた中庭と回廊


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回廊の壁にフレスコ画が残されてます。


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聖堂内に戻ってから外に出ました。


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(おわり)