イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:ピエモンテ州 > ヴェルチェッリ

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聖杯(13世紀)


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ヴェルチェッリの金工家作「聖杯」(1879)


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ヴェルチェッリの金工家作「聖杯」(1854)


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イタリア製「聖杯」(20世紀)


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次の展示室です。


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意味不明な剥離フレスコ


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次の部屋です。


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柱頭(3‐4世紀)


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柱頭(2‐3世紀)


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聖人たち


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聖パオロ


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聖ジョヴァンニ・バッティスタ


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聖カルロ・ボッロメオの襟着


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ヴェルチェッリの金工家作「聖フィリッポ・ネリ像」(18世紀末)


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階上に向かいました。


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階上の部屋


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大司教のベッド


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ジョヴァンニ・バッティスタ・チェリドーネ(ヴェルチェッリ、17世紀初め活動)の「玉座の聖母子と聖人たち」


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ロンバルドの逸名画家作「マギの礼拝」(17世紀)


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作品がありません。


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フランドルのタペストリ工房作「キリストの洗礼」(16世紀第2四半世紀)


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ジローラモ・ジョヴェノーネ(ヴェルチェッリ、1490‐1555)の「マギの礼拝」


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詳細不知


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絵画館部門は閉鎖されていました。


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外に出ました。
(おわり)

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ヴェルチェッリ大聖堂です。


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大聖堂の鐘楼です。


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鐘楼の後方に大司教館があります。


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大司教館にヴェルチェッリ大聖堂の宝物博物館 Museo del Tesoro del Duomo di Vercelliがあります。2000年に一般公開されるようになりました。


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大司教館の中庭を経由して博物館に入館します。


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3世紀から現在に至る宝石、家具、典礼品、タペストリ、絵画、本などが展示されてます。


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最初は本の展示です。


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十字架の展示です。


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磔刑の十字架(13世紀)


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絵巻物(12世紀末‐13世紀初め)


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ボウルの数々


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次の展示室です。


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部屋のフレスコ画


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(つづく)

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サン・パオロ教会から外に出ました。


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18世紀に建設されたPalazzo Avogadro della Motta e di Villanova


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18世紀に建設されたサン・ロレンツォ教会です。


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写真左はPalazzo Borgognaです。


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写真左はサンタ・マルゲリータ修道院です。


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サンタ・マルゲリータ修道院の入り口


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17‐18世紀に建設されました。


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緑地が多い街です。


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Torre Vialardi


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修復の必要がある建物です。


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中に入ったことがありません。


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小礼拝堂を見ておきます。


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小礼拝堂の祭壇


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聖母子の浮彫


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次はサンタ・アンナ教会です。


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サンタ・アンナ教会に行く前に写真のバールで一休み


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サンタ・アンナ教会です。


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15世紀に建設されたルネサンス様式の教会です。


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中に15世紀に描かれたフレスコ画があるらしい。


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土曜日の夕方だけ開くようです。


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傷みが激しいファサードのフレスコ画


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Corso Liberta


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次はサント・スプリト教会です。


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17‐18世紀に建設されたサント・スプリト教会です。


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土曜日と日曜日だけ開くようで、この日は閉まっていました。


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教会巡りは効率が悪いのです。


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次はサン・ベルナルド教会です。


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今度は中の扉も開いていました。
1164年頃に建設されたロマネスク様式の教会です。


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中に入りました。


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三廊式、ロマネスク様式の内部です。


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資料が乏しく、祭壇画等の詳細が全く分かりません。


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詳細不知の聖母子


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詳細不知のフレスコ画


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主祭壇


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19世紀の後陣装飾


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後陣天井の装飾(19世紀)


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詳細不知のオルガン


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詳細不明の三位一体と聖ベルナルド


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左側廊


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後陣


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ドゥオーモのクーポラが見えてます。


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街歩きを切り上げて次の目的地に向かいました。
(おわり)

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サンタ・カテリーナ教会です。


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1350年、サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア同信会によって建設された教会で、創建当時の名称はサンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア教会でしたが、1382年にサンタ・カテリーナ教会と改称されました。


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左身廊側壁
現在の建物は18世紀前半に再建された二代目となるものです。


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ファサードの扉上に判別できないほど痛みがあるフレスコ画があります。


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ファサードのフレスコ画は初代の建物にあったもので、グリエルモ・カッチャ通称イル・モンカルヴォ(モンカルヴォ、1568‐1625)によって描かれたそうです。


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中に入りました。


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主祭壇と後陣


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ピエル・フランチェスコ・グアーラ(カザーレ・モンフェッラート、1698‐ミラノ、1757)の「聖母子と光悦のアレッサンドリアの聖カテリーナ」(1743)


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詳細不知


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ピエル・フランチェスコ・グアーラ(カザーレ・モンフェッラート、1698‐ミラノ、1757)の「聖ジョヴァンニ・バッティスタの説教」(1743)


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ピエル・フランチェスコ・グアーラ(カザーレ・モンフェッラート、1698‐ミラノ、1757)の「天国のカギを聖ピエトロに託すキリスト」(1743)


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ファサード裏に聖歌隊席があります。


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外に出ました。


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Piazza Palazzo Vecchio


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柱廊付きの建物は、14世紀に建設されたブロレットです。


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広場の中心にある噴水


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市の塔


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市の塔は修復中でした。


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次はドメニコ会の教会と旧修道院です。


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市庁舎近くとなると流石に人通りが多くなってきました。


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市庁舎


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ドメニコ会の旧サン・パオロ修道院だった建物が市役所として使用されてます。
次はサン・パオロ教会です。


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市庁舎に隣接して建っているサン・パオロ教会です。


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1229年、ドメニコ会によって、現在地に小さな教会が建てられ、後にその周囲に修道院が建設されました。
1420年に再建された二代目の建物がほぼ現在の姿となってます。


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1802年、サン・パオロ教会修道院はナポレオンによって活動が停止されてしまいました。


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1813年、ヴェルチェッリ市当局は、フランスから修道院だった建物を買収し、市庁舎に転用しました。
教会活動は、1820年に再開され現在に至ってます。


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中に入りました。


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1792年、建築家ジャコモ・ヴィンチェンツォ・カナヴァッリの設計によってバロック様式に改修されました。


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三廊式、ラテン十字形、一部バロック様式の内部です。
この教会は美術作品の宝庫とされていましたが、ナポレオンの占領時代にフランスに持ち去られた傑作がかなりあるそうです。しかし、一つも戻されていないようです。


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詳細不知


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詳細不知


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ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512‐ヴェルチェッリ、1578)の「十字架降下」


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ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512‐ヴェルチェッリ、1578)の「幼きリストへの崇拝」


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無原罪の御宿リ礼拝堂


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制作者情報不詳の「聖トンマーゾの不信」


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主祭壇と後陣


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ロレートの聖母礼拝堂


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詳細不知


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サンタ・リータ礼拝堂


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ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512‐ヴェルチェッリ、1578)の「サン・パオロのポリッティコ」


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詳細不知


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詳細不知


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ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512‐ヴェルチェッリ、1578)の「グラツィエの聖母」


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詳細不知


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詳細不知


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主祭壇前から見た出入口方向
(つづく)

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サン・ベルナルディーノ教会の奥に、もう一つ教会があります。
17世紀に建設された旧・サン・ピエトロ・マルティーレ教会です。


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旧サン・ピエトロ・マルティーレ教会ファサードに描かれたフレスコ画


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写真右奥のTeatro Civicoに行きます。


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Teatro Civico
オペラ上演は暫時なしでした。


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劇場が面している道を更に進みます。


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観光客が余り足を運ばない街ですが、見所がそこそこあります。


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次はサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。


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目指す教会の建物が見えてきました。


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イエズス会のサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。


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10世紀に建設された、初代のサンタ・マリア・マッジョーレ教会は別の場所にありました。


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1578年、建物の荒廃が進み、大修復しても最早使用が難しいと判断され、再建が決まりました。しかし、中々実行に移されませんでした。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会とは全く関係なく、現在地にフィリッポ・ユヴァラ(メッシーナ、1678‐マドリッド、1736)の設計によって、イエズス会によって1734年から1741年に完成した新古典様式の教会がありました。


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1775年、イエズス会はサンタ・マリア・マッジョーレ教会を所有することになりましたが、古い建物を取り壊して、現在地にある教会に移転する形(実際は交換した形態)にして、現称となったのです。
取り壊された旧サンタ・マリア・マッジョーレ教会はConcattedraleでBasilica Minoreでしたが、現在の教会がその格式を引き継いでいるかについては、私には分かりません。


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内部に入りました。


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左側壁


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右側壁


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天井の装飾


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詳細不知


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詳細不知


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ロレートの聖母


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主祭壇


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後陣の装飾


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詳細不知


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サンタ・マリア・マッジョーレ教会から外に出ると、カステッロが直ぐ傍にあります。


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カステッロについては既に触れました。


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城としての役目はナポレオン占領時代に終わりました。


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堅固な歴史的建造物は刑務所に転用されることが良くありますが、ここもその例外ではありません。


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ヴェルチェッリは秀逸な美術館がある街として、もっと有名である筈と思います。


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市の塔


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塔の前に広場は青空市が開市でした。


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次はカヴール広場です。


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カヴール広場に来ました。


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広場の中心に立つカヴール像


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広場の裏手にサン・ミケーレ教会があります。


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サン・ミケーレ教会です。


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広場から見える鐘楼はこの教会のもので、13世紀建設の以前の教会の鐘楼です。


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(つづく)

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駅前広場を通り過ぎてホテルに戻ります。


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駅前広場の噴水


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未だ気温32℃


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ホテルに戻りました。


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ホテルのレストランで夕食です。


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レストランの方が本業で、ホテルはそのついでに営業と言った感じです。


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ホテル自家製の生ハムが秀逸です。


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街歩きに出発です。


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Via Galileo Ferrariaです。
写真左はサンタンドレア聖堂です。


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15世紀中頃に建設されたSalone Dugentescoです。


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道路を挟んでSalone Dugentescoの向かいにあるのがサンタンドレア聖堂です。


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この建物は旧病院です。


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建物の地上階に柱廊が設けられてます。


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柱廊の扉上ルネッタに描かれたフレスコ画


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旧病院付属の教会でしょう。


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旧サンタ・クローチェ教会です。


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16世紀末に建設されました。


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旧サンタ・クローチェ教会の外壁に聖人の絵がありました。


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通りを更に進みます。


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Palazzo Cantono di Ceva


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18世紀から19世紀にかけて建設されたPalazzo Cantono di Cevaです。


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一見古そうに見える教会です。


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1894年から1896年に建設されたSantuario della Madonna degli Infermiです。


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道路を挟んで、Santuario della Madonna degli Infermiの向かいにあるのがPalazzo Cantono di Cevaです。


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この辺一帯は昔も今も賑わいを見せる一角です。


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これも歴史的建造物です。


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15‐16世紀に建設されたPalazzo Arborio Biaminoは旧教会でもありました。


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写真左手前が後陣になります。


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現在、メルカトになっている建物です。


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メルカトの建物は、14世紀から15世紀に建設されたサン・マルコ教会でした。


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次はサン・ベルナルディーノ教会です。


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12世紀のサン・ベルナルディーノ教会です。


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扉が開いているように見えましたが、中扉が閉まっていました。


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(つづく)

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ドゥオーモのファサード前から駅前まで広い公園があります。


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次はドゥオーモ宝物博物館です。


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鐘楼の後方に大司教館があります。


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12世紀に建設された鐘楼


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大司教館の宝物博物館への入り口です。


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大司教館の中庭から宝物博物館に入ります。


P2860054展示物は、最古のものは3世紀、最新のものは21世紀と約1800年間にわたる宝物、家具、タペストリ、絵画などです。


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宝物博物館については、項を改めて詳しく触れます。


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ジローラモ・ジョヴェノーネの「マギの礼拝」(1515)


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外に出ました。


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次はサンタンドレア聖堂です。


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入口があるファサード側に回ります。


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1219年創建、1227年に完成したゴシック様式のサンタンドレア聖堂 Basilica di Sant'Andreaです。Basilica Minoreに格付けされてます。


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シトー会建築様式の影響を受けていると言われてます、ファサード左右の2本の鐘楼が目立ちます。
1227年の完成以降、大きな修復改修が行われなかったので、ほぼ原形を保っているそうです。


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灰緑色の石を使ったファサード


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中央扉上ルネッタ上の浮彫は、ベネデット・アンテラミ(ヴァルデルテヴィ、1150c‐1230c)またはベネデット・アンテラミ派逸名彫刻家作の「磔刑の聖アンドレア」
ベネデット・アンテラミの作品ではないとする説が有力とされてます。


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ファサードに向かって左扉上ルネッタ上の浮彫は、「玉座の聖アンドレアに教会を捧げるグアーラ・ビッキエーリ」


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ファサードのバラ窓


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聖堂内に入りました。


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三廊式、ラテン十字形、ゴシック様式の内部です。


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装飾が少なく、すっきり感がします。


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交差ヴォールト


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左側廊


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右側廊


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礼拝堂を見て行きます。


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トンマーゾ・ガッロ修道院長の墓碑(14世紀前半)


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Maestro della Tomba di Tommaso Galloの「聖母戴冠と音楽天使たち」(14世紀中頃)


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Maestro della Tomba di Tommaso Galloの「玉座のトンマーゾ・ガッロ修道院長」(14世紀中頃)


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制作者不詳の彫刻
左からディオニージ・ロ・プセウド・アエロパギータ、アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖母子、トンマーゾ・ガッロ修道院長、聖アンドレア


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詳細不知


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詳細不知


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礼拝堂天井


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主祭壇と後陣


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後陣のフレスコ


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クーポラ


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詳細不知


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パオロ・ザッカの「聖職者席」(1511)


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ミサが始まりました。


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ミサの邪魔になるので、キオストロに出ることに。


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聖堂と修道院の全体模型


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キオストロを回廊が囲んでます。


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回廊の壁にフレスコ画があったと思いますが、それが残されていません。


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堂内に再び入りました。


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主祭壇前から見た出入口方向です。

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外に出ました。
(つづく)

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夕方の主な予定は、ドゥオーモの拝観とドゥオーモ博物館に入館すること、そしてサンタンドレア聖堂の拝観です。


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鉄道駅近くは金融機関が多いと思いました。


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「お好み焼き」と書かれた提灯がぶら下がっている店がありました。日本人がやっているとは限りません、日本語が分からない中国人や韓国人の店がイタリアでは多いようです。


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鐘楼はサン・ピエトロ・マルティーレ教会のものですが、写真右に顔を覗かせている教会に先ず行きます。


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サン・ベルナルド教会は閉まっていました。


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開いていれば、中々のフレスコ画があるので、拝観したかったのですが、淡い期待に終わりました。


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先ほど、鐘楼が見えていた教会です。


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機能を停止した旧教会なので、閉まっていて当然です。


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ファサードのフレスコ画


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15世紀に建設されたPalazzo Arborio Biamino


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サン・ベルナルド教会の後陣


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メルカト


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駅近くですが、この辺は歴史的建造物が多い。


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18世紀に建設されたPalazzo Cantono di Ceva


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サンタンドレア聖堂に向かいます。


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2本の鐘楼が目印です。


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サンタンドレア聖堂は扉が閉まっていました。この日は午後4時から開くことを確認してから、ドゥオーモを先に拝観することにしました。


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ドゥオーモは駅近くにあります。


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ドゥオーモにやってきました。


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サンテウセビオ大司教座聖堂 Basilica Cattedrale Metropolitana di Sant'Eusebioです。
1834年、教皇グレゴリオ16世によってBasilica Minoreに格付けされました。街の規模からすると格式が高い聖堂です。


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ヴェルチェッリの最初の司教である聖エウセビオ(サルデーニャ、283‐ヴェルチェッリ、371)の墓近くに、4世紀に建設された初期キリスト教会が前身です。
現在の建物は、ペッレグリーノ・ティバルディ(ピューリア、1527‐ミラノ、1596)の設計によって、1570年から1582年に建設されたルネサンス様式の建物が原形です。
18世紀初めに拡張改修されました。


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新古典様式のファサードは、18世紀から19世紀に再建されました。


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鐘楼は12世紀後半に建設されたもので、再建以前の建物で唯一現存しています。


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16世紀に建設された部分と18‐19世紀に建設された部分が混在していて、調和に欠ける感じがする外観です。


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1860年に建設されたクーポラ


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左翼廊


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ファサード側に戻ります。


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先ずファサード下の柱廊に入ります。


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芸術作品らしきものが見当たらない柱廊です。


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聖堂内に入りました。


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2012年に大改修された内部です。


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三廊式で、天井を支える2本組の列柱が特徴です。


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右側廊


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美術的な見所は主祭壇の十字架だけと言っても過言ではありません。


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オットー美術の傑作「オットーの十字架」(10世紀末)


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詳細不知


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詳細不知


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詳細不知


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ピエル・フランチェスコ・グアーラ(カザーレ・モンフェッラート、1698‐ミラノ、1757)の「栄光の聖エウセビオ」


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お宝芸術品は、付属博物館で見ることが出来ます。


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詳細不知


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詳細不知


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フランチェスコ・グランディ(ローマ、1831‐1891)の「キリストの洗礼」


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詳細不知


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外に出ました。
(つづく)

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アントニオ・ボルゴーニャ通りに入りました。
写真手前右はこの街のシンボルというべき天使の塔 Torre dell'Angeloです。写真右端にサンタグネス・イン・フランチェスコ教会の鐘楼が建ってますが、その鐘楼下に写っている赤っぽい建物が美術館です。


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Epaminonda Ferreroが1836年に建設した新古典様式のPalazzo Ferreroです。


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1882年、アントニオ・ボルゴーニャが購入したので、Palazzo Borgognaと呼ばれてます。


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アントニオ・ジャコモ・フランチェスコ・ボルゴーニャ通称アントニオ・ボルゴーニャ(ストロッピアーナ、1822‐ヴェルチェッリ、1906)は、裕福な家に生まれた政治家で、活動的な慈善家でもありました。
1870年、若くして引退したアントニオは、予てから美術品収集に熱心でしたが、それにより一層拍車がかかって、イタリア国内は固よりヨーロッパ、アフリカ、東洋に旅をしながら、美術品の収集に努め、更にオークションで競り落とした美術品が収集品に加わりました。
アントニオの収集したコレクションは有名となり、その展示場所を探していましたが、1882年、現在美術館となっているパラッツォを購入しました。


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1899年、アントニオは、美術収集品全てを建物ごとヴェルチェッリ市に寄贈しましたが、その際、美術館を父であるフランチェスコ・ボルゴーニャ(1797‐1877)に捧げて、美術館をフランチェスコ・ボルゴーニャ美術館と命名すると共に、美術館を運営するための財団を作って財政基盤の安定に努めました。


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美術館の入り口です。
一般公開は1908年からで、1908年時点で約2000点の美術品が展示されていました。その後、財団によってピエモンテ各地の美術品が購入され、展示は更に充実したものになってます。
現在、ピエモンテ州ではサバウダ美術館に次いで2番目の美術館となってます。


3
中は写真不可です。
私の写真は一枚もありません。
しかし、それでは美術館紹介にならないので、美術館HPから作品画像を拝借して、紹介することにします。写真の版権等は美術館側が保持していることを承知の上で連載するので、作品画像はごく一部にします。それでも権利侵害であることは明らかですが。
質の高い作品が多数展示されているので、美術ファンがもっと訪問するべき美術館と思います。


4
Pittore della Passione di Cristoの「磔刑」(1450c)


5
ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512c‐ヴェルチェッリ、1583/1584c)の「最後の晩餐」


1
ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512c-ヴェルチェッリ、1583/1584c)の「聖会話」


2
ソドマ(ヴェルチェッリ、1477-シエナ、1549)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノと天使」


9
ジローラモ・ジョヴェノーネ(バレンゴ、1490c‐ヴェルチェッリ、1555)の「幼きキリストへの崇拝」(1510‐13c)


6
デフェンデンテ・フェッラーリ(キヴァッソ、1509-1535c活動)の「聖母子と聖人たちのポリッティコ」(1520-25)


7
ジョヴァンニ・バッティスタ・ナルディーニ(フィレンツェ、1535-1591)の「アポロとミューズ」(1580-85)


10
ルドヴィーコ・カラッチ(ボローニャ、1555‐1619)の「アリアンナとバッカス」


8
アンジェリカ・カウフマン(スイス、1741-ローマ、1807)の「ドメニカ・ヴァルパートの肖像」(1791)


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外に出ました。
最初から最後まで入館者は私1人でした。勿体ないことです。
写真OKにすれば、各種媒体でのPRがされて、入館者がもっと多くなることでしょう。


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おわり

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Castello Viscoteoです。


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ミラノの君主で、ヴェルチェッリ領主であったマッテオ・ディ・ヴィスコンティ(インヴォーリオ、1250‐ミラノ、1322)によって1290年頃から工事が着工された城です。


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現在は裁判所など司法関係部署が使用してます。


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ナポレオンのイタリア侵攻時には、ナポレオン軍の司令部が置かれていました。


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裁判所の前は刑務所でした。


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暑い日だったので早々に退散します。


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Torre dell'Angeloが目立ちます。


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マッシモ・ダツェーリオ広場です。


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写真右の赤っぽい建物が刑務所だったとは信じられません。


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刑務所にしては普通の建物なので、重罪犯用ではないと思います。


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クローチェ・ディ・マルタ館


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カヴール広場に戻りました。


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カヴール広場で簡単な昼食を食べました。


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昼食後のこの時間ですから、サン・ミケーレ教会は閉まっていました。


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この通りの先にある、有名な塔を見に行きます。


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Torre degli Avogadro


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ヴェルチェッリ領主だったアヴォガドロ家によって、1266年8月19日から建設された塔です。


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この辺の一帯にアヴォガドロ家の屋敷がありました。


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ジュゼッペ・ヴェルディ通りです。


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通りの名称の由来は、通りの突き当りにオペラ劇場があるからです。


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1815年に開場した市立劇場です。伝統的な馬蹄形をしています。


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1923年、最初の建物は放火によって倒壊してしまいました。現在の建物は焼失後に再建されたもので、1929年に再開場されたそうです。


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ヴェルチェッリで最も大きな教会であるサンタンドレア聖堂に向かいます。


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サンタンドレア聖堂の鐘楼が見えてきました。


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サンタンドレア聖堂です。


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昼過ぎなので、当然扉が閉まっていました。


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夕方に再び来ることにしました。


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サンタンドレア聖堂のファサード前から見た駅前広場です。


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ガリレオ・フェッラーリス通り


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アヴォガドロの塔とサン・ピエトロ・マルティーレ教会の鐘楼


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何の建物でしょうか?


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一旦ホテルに戻って昼寝することにしました。


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ホテルに戻りました。


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窓が閉まっている部屋ばかりで、殆ど空室?


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1時間ほど昼寝をしてから、再び出発しました。


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桜並木です。


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サクランボ


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こちらの木のサクランボは美味しそう!


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採って食べる人がいないようですが、私は採って数粒食べました。甘くておいしかった。


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(つづく)

ヴェルチェッリは、人口46,035人(2018年12月31日現在)のピエモンテ州ヴェルチェッリ県の県都です。街の歴史は古く、紀元前600年頃、リグーリア人の一部族Libiciの首都でした。
1120年、都市国家として独立しましたが、その後、ミラノ、フランス、スペインの支配下に置かれました。18世紀にサヴォイア家に属し、イタリア統一を迎えました。
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駅に到着しました。
ミラノ~トリノを結ぶ幹線上にあり、RVが停車します。


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観光客をあまり見かけない街です。


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駅舎


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駅前広場から見えるサンタンドレア聖堂の鐘楼


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この日のお宿に向かいます。


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ホテルは、駅から徒歩5分の住宅街にあります。
ヴェルチェッリの宿泊先はかなり限られる上に郊外に点在しているので、交通の便を考えると選択肢は一つしかありません。


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この日のお宿です。レストランが併設されてます。


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朝の早い時間でしたが、部屋に入ることが出来ました。荷物を部屋に置いて身軽になったので、早速外出しました。


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チェントロ・ストーリコに向かう大通りは緑が一杯です。


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この街に来るのは4回目ですが、身の安全という点では心配不要と思います。


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旧市街の入り口というべき広場にやってきました。この場所に城門があったそうです。


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Piazza Pajetta


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広場の中心に立つ「将軍の制服のヴィットリオ・エマヌエーレ2世像」(1887)


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ヴェルチェッリに来た目的はMuseo Francesco Borgognaです。あまり知られていない絵画館ですが、所蔵作品は傑作揃いです。


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Corso Liberta


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913年創建のサンティッシモ・サルヴァトーレ教会です。現在の外観は18世紀に再建された二代目の建物です。扉が開いていましたが、美術的に魅力に欠けるので素通りしました。


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この辺から道幅が少し狭くなります。


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自転車が多い。


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用事がないけれど、街の中心の広場に寄り道します。


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次の交差点を左折すれば、直ぐに広場です。


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カヴール広場です。
この街のシンボルLa Torre dell'Angeloが見えます。


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イタリア統一後、現称に改称されましたが、それ以前はマッジョーレ広場、またはメルカンティ広場と呼ばれていたそうです。


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広場の四方は歴史的建造物に囲まれてます。


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17世紀に建設されたサン・ロレンツォ教会です。


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目指すMuseoは直ぐ傍にあります。


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写真左に塔が見えますが、塔の下に見える赤い建物がMuseo Francesco Borgognaです。


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とうとうやってきました。


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入館しました。中は写真不可で、残念ながら私の写真は一枚もありません。


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MuseoのHP掲載の作品画像を拝借して、この美術館の紹介を項を改めてやることにしましょう。


1
Museoの所蔵作品です。
ベルナルディーノ・ラニーノ(モルタラ、1512‐ヴェルチェッリ、1578)の「聖会話」


2
ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノと天使」


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写真を撮ることが出来ませんでしたが、大満足で外に出ました。


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ここに再び来ることはもうあるまい、と思いながらMuseoを後にしました。


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サンタグネス・イン・サン・フランチェスコ教会です。


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拝観したかった教会ですが、Museoでたっぷり時間を使ったので、扉が閉まる時間になってしまいました。


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Palazzo Arborio di Gattinara


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カステッロに向かいます。


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カステッロ
(つづく)

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