サン・ドメニコ教会の扉が開いていました。
1223年、ドメニコ会修道士がファエンツァに到着し、布教活動を開始した記録が残されているそうです。
1301年、ファエンツァの市当局からドメニコ会に対して、土地とブドウ園が与えられました。
14世紀前半、ドメニコ会は与えられた土地に修道院を建設し、現在教会が建っている場所に、併せてロマネスク様式の教会も建設しました。
最初の建物は経時劣化と地震の影響を受けたので、18世紀前半に再建が決定されました。それを受けて、ボローニャの建築家フランチェスコ・タドリーニ(ボローニャ、1723-1805)の設計によって、1761年から1765年に建設された新古典様式に二代目の建物が現在の姿です。
鐘楼
ファサードの入り口扉上の浮彫「聖アンドレアの殉教」
ファサード壁龕の彫刻「聖人(特定できないようです)」
「聖母子」
教会内に入りました。
単廊式、ラテン十字形、新古典様式の内部です。
コリント式円柱が目立ちます。
地味な天井装飾
詳細不知
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左側壁
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「聖母子」のイコン
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主祭壇
後陣天井
主祭壇画は、クリストフォロ・ウンテルベルガー(カバレーゼ、1732-ローマ、1798)の「天使に導かれてファエンツァに入る聖ドメニコ」
後陣に置かれたオルガン
フランチェスコ・タドリーニ(ボローニャ、1723-1805)設計の主祭壇(1766)
主祭壇の大理石彫刻はジョヴァンニ・トスキーニ(1650c-1737)によります。
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トンマーゾ・ルエールの「聖ウミルタ」(1762)
トンマーゾ・ルエールの作品
トンマーゾ・ルエールの作品
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右側壁
フェリーチェ・トレッリ(ヴェローナ、1667-ボローニャ、1748)の「聖ヴィンチェンツォ・フェッレール」
ジョヴァンニ・ゴッタルディ(ファエンツァ、1733-ローマ、1812)の「キリストの洗礼とファエンツァに集う聖人たち」
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主祭壇前から見た出入口方向
外に出ました。
これで見るべきものは大体見たようです。
拝観出来なかった教会が多かった気がしますが、この辺は仕方がりません。
15世紀に建設されたPalazzo Azzalli-Ferdiani
ホテルに戻り、荷物を受け取って次の目的地パルマに向かいます。
ドゥオーモに向かう道です。
月曜日だったので、博物館などが休館でした。
(ファエンツァ編 おわり)