イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > イーモラ、サン・ドメニコ市立美術館

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オラツィオ・サマッチーニ(ボローニャ、1532‐1577)の「聖ステファノの殉教」(1564‐65)
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ガスパーレ・サッキの「聖母の結婚」(1528‐29)
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ラッファエッロ・ボッティチーニ(1474‐1510存在確認)の「慈悲の聖母」(1510‐15)
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インノチェンツォ・ダ・イーモラ(イーモラ、1490‐ボローニャ、1545c)の「玉座の聖母子と聖カッシアーノと聖ピエル・クリソローゴ」(1515‐16)
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フランチェスコ・ディ・バルトロメオ・ペローシオ(ヴェネツィア?、1430‐イーモラ、1487)の「ピエタの聖母」(1468)
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ルネッタの「聖家族」
制作者、どこのルネッタ等についての記述がありません。
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地元イーモラの画家やボローニャなどのエミリア・ロマーニャ州の画家たちの現代画が50点ほど展示されてます。現代画は守備範囲から外れるので、全部の紹介は止めておきましょう。
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マリア・グイド・ダル・モンテ(イーモラ、1906‐1990)の「風景」(1932)
これは好みに入ります。
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レ―ツィオ・ブスカローリ(イーモラ、1895‐リッチオーネ、1971)の「ピエタ」(1921‐22)
何処が「ピエタ」なんでしょうか?
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次はジョヴァン・ジョゼッフォ・サンティ(ボローニャ、1644‐1719)の風景画4部作です。
こちらは「遺跡に騎兵たちがいる風景」(1685)
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「遺跡にトビアスと天使がいる風景」(1685)
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「遺跡でのディアナの水浴」(1685)
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「遺跡の旅人の風景」(1685)
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フランチェスコ・コディーニ(17世紀前半に活動)の「花と果物と食用鳥と鳥がいる静物画」(1631?)
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フランチェスコ・コディーニの「花と果物と食用鳥とパンの静物画」(1631?)
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バルトロメオ・パセロッティの「瞑想の聖フランチェスコ」(1580?)
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ヴェネトの逸名画家による「悔悛のマグダラのマリア」(17世紀末)
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ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアツェッタ派画家による「瞑想の聖フランチェスコ」(18世紀)
長白鬚の聖フランチェスコを初めて見ました。聖フランチェスコではないと思うのですが・・・・
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ステファノ・マンガネッリ・ダ・クレモナの彩釉テラコッタ(15世紀)
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フィレンツェのロッビア一族の彩釉テラコッタとは随分感じが違います。
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18世紀のロマーニャの逸名彫刻家による「聖母子と聖カッシアーノと聖ピエル・グリソローゴ」(18世紀中ごろ)
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ジャン・ドメニコ・ヴァレンティーニ(ローマ、1639‐1715)の「薬草店」(1661)
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ジャコモ・ザンパ(フォルリ、1731‐トッシニャーノ、1808)の「大鷲に化けたゼウスにさらわれるガニメーデ」
(1777c)
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ジョヴァンニ・アントニオ・ブッリーニ(ボローニャ、1656‐1727)に帰属する「夢想する少女」(17世紀末)
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ジョヴァンニ・アントニオ・ブッリーニに帰属する「本と蝋燭を手にする少女」(17世紀末)
雄鶏が左に描かれている意味は何でしょうか?
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アンジェロ・ゴッタレッリ(カステル・ボロネーゼ、1740‐イーモラ、1813)の「フランチェスコ・アルベルゲッティの肖像」(18世紀末)
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エミリアの逸名画家による「カルロ・ブラカッサーティの肖像」(17世紀第4四半世紀)
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17世紀後半のエミリアの逸名画家による「ジュリア・サッサテッリ・マッキレッリの肖像」(1673c)
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ジャコモ・ザンパの「カミッロ・ザンピエーリの肖像」(18世紀第4四半世紀)
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バルトロメオ・チェージの「貴婦人の肖像」(1585)
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説明プレートなしの肖像画が数多く展示されてます。
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18世紀前半のボローニャの逸名画家に拠る作品
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17世紀のボローニャの逸名画家の「キリストの昇天」(17世紀)
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詳細不明
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美術館から教会の聖歌隊席に出ることが出来ます。
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教会は通常閉まってます。
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バロック様式の内部です。
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ロドヴィーコ・カッラッチの「聖オルソラの殉教」が見ものですが、聖歌隊席下の壁にあったのか、見当たりませんでした。
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恐らくジャン・ドメニコ・フェッレッティの作品でしょうね。
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美術館の展示に戻りました。
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彫刻の展示です。
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ローマ時代から現代までの彫刻が雑然と展示されています。
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イグナツィオ・ゾッティ(イーモラ、1806‐1865)の「自画像」(1840)
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展示室天井にある紋章?
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武具類も展示されてます。
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イーモラのコレクターの写真と共に代表的な収集物が展示されてます。
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凄いのは化石のコレクターです。
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2室が一人のコレクターが収集した化石の展示となってます。
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昆虫採集
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収集物の展示室には恐れ入りました。
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実態は美術館兼博物館でしょうね。
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外に出ました。
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(おわり)

人口が1万人を超えたコムーネに行くと、7,8割の確率でMuseo Civicoを設けています。その土地で発掘された遺跡、その歴史を物語る資料や、特産物教会や修道院にあったフレスコ画・祭壇画などが展示されてます。
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イーモラのクアルト通りです。この先に教会があります。
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サンティ・ニコロ・エ・ドメニコ教会ですが、通常、単にサン・ドメニコ教会と呼ばれてます。
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教会だけではなく修道院が併設されていました。
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修道院は閉鎖されており、旧修道院の建物が美術館として使用されます。
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Museo Civico di San Domenicoです。
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ここが美術館の入り口です。困ったことに開館時間にも拘らず扉が閉まっていることがあります。私が前回行った時がそうでした。仕方がないので観光案内所に出向いて、例のイタリア流の突発的臨時休館かどうか確認したところ、観光案内所の係員が非常に親切で市役所まで電話をかけて事情を聞いてくれたのです。
結論は、入館者が少ない時はセキュリティと人員削減のため、入り口を施錠して係員を不在にしているとの事。要すれば、経費削減の一環という訳です。
美術館に再度行ったら、係員が私を待ってくれていました。
フィレンツェのウッフィツィ美術館は長蛇の列ですが、国立美術館といえどもピサ、ルッカ、アレッツォなど閑古鳥が鳴いている所が多いのが現状です。市立美術館となると、他の入館者を見けることが珍しいのです。
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クリストフォロ・スカレッティ(1403年から記録、1447‐1451年の間に没)の「玉座の聖母子と聖アントニオ」(1430‐40)
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ジョヴァンニ・ダ・リオーロ(1426‐1474存在確認)に帰属する「聖母子と聖クリストフォロ」(15世紀)
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クリストフォロ・ディ・ベネデット(ボローニャで1456‐1497記録)に帰属する「聖母子と福音書記者聖ジョヴァンニと聖フランチェスコ」(15世紀後半)
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クリストフォロ・ディ・ベネデットに帰属する「受胎告知」(15世紀後半)
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陶器が展示されてます。
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隣のファエンツァが陶器製造で有名ですが、イーモラでも陶器業が盛んでした。
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トッマーゾ・カルデッロ(1469年記録、15世紀後半存在確認)の「聖クリストフォロ」(左)
右の「聖母子」はロマーニャの15世紀後半の無名画家の作品です。
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バルトロメオ・チェージ(ボローニャ、1556‐1629)の「聖アンナ」(1603)
イーモラ大聖堂の再建前の建物にあったフレスコ画です。
下の「予言者」もバルトロメオの作品で旧大聖堂にありました。
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サン・ドメニコ教会の再建前の建物(取り壊された)の窓にあったもの
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Maestro del Trittico di Imola(1425‐55c活動)の「玉座の聖母子と聖クリスティーナと聖ピエトロ」
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ロマーニャの逸名彫刻家による「磔刑像」(16世紀)
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ガスパーレ・サッキ(イーモラで1517‐1536記録)の「スカレッタの聖母」(1527)
聖人たちは、聖ジャコモ、聖ベルナルド、聖フランチェスコ、聖アントニオ・アバーテ
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ラヴィーニア・フォンターナの「ご誕生」(16世紀後半)
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ラヴィーニア・フォンターナの「羊飼いの礼拝」(16世紀後半)
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ピエトロ・バッキ・ダ・バニャーラ(バニャーラ、1510‐イーモラ、1579年以降)の「ロザリオの聖母」(1571)
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ジュゼッペ・バルトリーニ(イーモラ、1657‐1725)の「イーモラの街を祝福する聖カッシアーノ」(1704)
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ウバルド・ガンドルフィ(サン・マッテオ・デッラ・デチーマ、1728‐ラヴェンナ、1781)の「トレンティーノの聖二コラ」(1769c)
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ウバルド・ガンドルフィの「聖母子」(1775c)
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ラヴィーニア・フォンターナの「聖母被昇天と聖人たち」(1583)
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ジャコモ・ザンバ(フォルリ、1731‐トッシニャーノ、1808)の「聖母に嘆願する聖テレンツィオ」(1780‐90)
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ジャコモ・ザンバの「天上の聖母子と聖バルトロメオと聖フェーデ」(1777)
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ジョヴァン・ドメニコ・フェレッティ(フィレンツェ、1692‐1768)の「磔刑とマグダラのマリア」(1718‐28)
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ロレンツォ・パシネッリの「聖アグネス(または聖バルバラ)の殉教」(17世紀末)
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ドメニコ・マリア・ヴィアーニ(ボローニャ、1668‐ピストイア、1711)の「聖母子とベアート・ピエトロ・パッセ—リ」(1696)
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フランチェスコ・アルバーニの「幼きキリストを崇めるパドヴァの聖アントニオ」(1642)
(つづく)

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