

プリオーリ広場の建物は後でゆっくと見ることにして先を急ぎました。

変わりやすい天気の日でした。

昼下がりの時間は閉まっている教会が多いので、教会巡りは後回し。

面白い建物です。

丘陵に築かれた町なので、坂の多い道ばかりです。

この町の見どころの一つであるミヌッチ・ソライーニ宮が見えてきました。

市立絵画館があります。

ヴォルテッラの有力貴族ミヌッチ家の邸宅として、アントニオ・ダ・サンガッロ(フィレンツェ、1453c-1534)の設計によって15世紀末から16世紀初頭にかけて建設されました。

19世紀初頭、ソライーニ家が買収したので、ミヌッチ・ソライーニ宮と呼ばれるようになりました。

市立絵画館の開館時間まで少し時間があるので、ブラブラ歩きで時間潰し。

この付近は中世の建物ばかりです。

昼下がりなので人出が少ない。

アラバスターを売る店が並んでます。

Teatro Persio Flaccoにやってきました。

劇場とはとても思えない造りの建物です。それもそのはずで、16世紀末に建設されたPalazzo Incontri Vitiです。

トスカーナ大公国の大臣でヴォルテッラの有力貴族アッティリオ・インコントリが建築家バルトロメオ・アンマナーティ(セッティニャーノ、1511-フィレンツェ、1592)に注文した建設されました。

19世紀初めに建物の約半分が売却され、1816年に劇場として使用されるようになりました。

劇場に用があったわけではありません。

1850年、建物の残り半分がヴィティ家に売却され、現在の同家が居住していますが、その一部が博物館として公開されてます。

ヴィティ家はオーストリアの貴族です。



Palazzo Incontri Vitiの名称の所以は以上です。

Palazzo Incontri Vitiを後にします。

この付近の多くの建物が中世に建設されました。

突き当りを左に行けば教会があります。

サン・ミケーレ教会です。

毎日扉が開く教会ですが、その時間は閉まってます。拝観は後ほど。

(つづく)