










サン・マッテオ国立美術館はこれで終わりです。

次はサン・マッテオ修道院教会です。

この場所に10世紀に建設された小さなサン・マッテオ教会がありました。
1027年、ベネデット会修道女の修道会がピサに設立され、その本拠地としてサン・マッテオ教会が与えられ、小さな教会は改造、拡大されると共にロマネスク様式の修道院教会の複合施設が建設されました。

1610年に建設されたファサード

修道院の建物
1556年、教皇ピオ5世は修道女の外部接触を禁じる法令を発布しましたが、それに従ってサン・マッテオ修道院教会も改造されました。

アルノ川対岸からのサン・マッテオ修道院教会の景観
1787年、修道院の建物の一部に音楽院が設けられましたが、それに伴い修道院活動は徐々に衰退していき、1808年には遂にサン・マッテオにおけるベネデット会女子修道会が解散されました。しかし、修道女は建物内に留まりました。

1866年、修道女全員がサン・マッテオ修道院教会の複合施設から退去して、建物は内務省の所有となり、刑務所に転用されるようになりました。
第二次世界大戦後、刑務所が閉鎖され、建物は1949年から博物館とピサ大学美術史学部の学舎として使用されるようになりました。

サン・マッテオ教会の内部


天井のフレスコ画


主祭壇画



聖水盤

盛り沢山の一日の終わりです。

流石に疲れました。

ホテルに戻ります。

ピサは斜塔、ドゥオーモだけではありません。

(ピサ再び編おわり)