FS駅に到着しました。
フォルリは、人口117,820人（2016年6月30日現在）のエミリア・ロマーニャ州フォルリ・チェゼーナ県の県都です。
毎年のように訪れてますが、2015年に来たのを最後に卒業の予定でしたが、2016年にピエロ・デッラ・フランチェスカの特別展が開催させるとの情報に接したので、それを見るために来ることになりました。
駅舎です。
徒歩でこの日のお宿に向かいました。
チェントロの中心にある教会の鐘楼と市庁舎の時計台が見えます。あそこまで2㎞弱といったところでしょう。
バスならば6.7分で行けますが、連日のイタリア料理で体重が増えたので、ダイエットのために敢えて歩くことにしたのです。
そうは言っても大きな荷物を引っ張っての歩行ですから、その速度が遅いのでダイエットにはならないと思いました。
見慣れたモニュメント
モニュメントを右折すれば、チェントロの入り口です。
ピアチェンツァからリミニへと続くエミリア街道です。
フォルリではレプッブリカ大通りと称されてます。
道の左側に歴史的建造物が並んでます。
街は非常に綺麗です。
バスが通り過ぎて行くのを見て、バスに乗れば良かったとチョッピリ後悔。
サン・ペッレグリーノ教会です。
この教会が開いているのは珍しいのですが、大きな荷物があるので拝観するわけにはいきません。
柱廊があるのは中心に近づいてきたことを示します。
柱廊がある建物を見たかったので、反対側を歩きました。
広場にやってきました。
ここまで25分かかりました。
フォルリの中心サッフィ広場です。
カテリーナ・スフォルツァの居城だったこともあるPalazzo Comunale
旧ドゥオーモのサン・メルクアーレ教会です。
広場を過ぎれば、直ぐにこの日のお宿があります。
フォルリで泊まるときはこのホテルにしています。
荷物をホテルに預けて身軽になったので、早速街歩きを始めました。
正午を過ぎたので、ドゥオーモが閉まっている時間ですが、それでも立ち寄ってみました。
ところがまだ開いていました。
サンタ・クローチェ大聖堂です。12世紀創建の古い教会ですが、現在の新古典様式の建物は1841年に再建された新しいものです。
三廊式、コリント式列柱が立ち並ぶ堂々とした内部です。
主祭壇に近づこうとした時、写真手前の人が扉を閉める合図の鐘を鳴らしたのです。
直ぐに外に出ました。
夕方にまた来れば良いのです。
ドゥオーモ広場
そろそろ昼食時です。
1815年から1819年に建設されたマドンナ・デル・フォーコ教会です。
まだ拝観したことがありません。
ルネッタのフレスコ画
晴れてきました。
サン・ドメニコ教会横に美味しい店があります。
この店で食べました。
旧サン・セバスティアーノ祈祷所です。現在は展示会などに使用されてます。
サン・ドメニコ教会です。
サン・ドメニコ修道院だった建物が、現在サン・ドメニコ市立美術館になってます。
市立美術館でピエロ・デッラ・フランセスカ特別展が開催されていました。
ピエロ展については既に取り上げました。
私が行った日は空いていましたが、行列が出来た日もあったと聞いてます。
常設展の写真が撮れたのが大収穫でした。
あとはブラブラ歩きを楽しむだけです。
教会だった建物です。
一旦ホテルに戻って一休み。
中心地に泊まると、疲れたら途中でホテルで一休みできるのが利点です。
一休み後、町歩きを再開しました。
再びドゥオーモへ。
開いていたので拝観しました。
古い建物を飾っていた作品は美術館に移され、中は新しいものばかりで見どころというべきものがありません。
メロッツォ・ダ・フォルリの複製フレスコ画があります。
本物はヴァチカン絵画館にあります。
外に出ました。
司教館？
（つづく）
コメント
コメント一覧 (2)
フォルリ散歩を見て、このまちに興味を持ちました。
それから、私はシニョレッリさんの泊まられた宿を見ては
「どんなだろう？私が行くときのために…」と調べることがあります。
このお宿、朝食のタルトがとっても美味しそうでした。候補にします。
ところで、イタリアは枢軸国なので、私は第二次世界大戦のことを思うとき
ああ、イタリアとは同盟国だったんだよなぁ、とちょっとほっとするのです。
で、この記事を読んで愕然としました。
同じ枢軸国のドイツがフォルリを攻撃しただなんて…。
世界史に疎い私なので知らないだけなのかもしれないのですが、
いったいシニョレッリさんはどんな本でそういうことを学ばれるのですか？
またフォルリがひどい爆撃を受けて、教会のフレスコ画が被害を受けたことなども、旅される前に学習済みなのかと思われます。
どうやってそんなに詳しくお調べになるのですか？
世界史に詳しい方にとっては常識的なことをお尋ねしているようで恥ずかしいのですが、ぜひ参考になる書籍を教えていただけたら幸いです。
（レターなどでお聞きするべきかも、と思いながらも、素朴な感想なのでそのまま投稿いたしますね。）
最後に、本当に戦争はいやですね、
人命もそうですけれど、こうした何百年もそこに有った、まちの大切なものまで一瞬にして奪ってしまうのですから…。
コメント、有難うございます。
私はイタリアの歴史が大好きです。私の場合、イタリアの旅の醍醐味は、歴史の舞台を実際に自分の足で歩け、自分の目で見ることが出来ることにあります。それが出来るのは、歴史の舞台になった建物、町並みなどがそのまま残されているからです。
「嘉永・慶応 江戸切絵図」の本を持って、東京のあちこちを歩き回ってますが、江戸の面影をそのまま実感出来ることは非常に稀なのが残念です。
フォルリに初めて行ったのは随分前になりますが、ルネサンスの女傑カテリーナ・スフォルツァに興味を抱いたのが切っ掛けです。
カテリーナの孫が初代トスカーナ大公コジモ1世です。コジモ1世の孫がフランス王アンリ4世と結婚したマリー・ド・メディシスです。マリーの息子がルイ13世、娘たちはイギリス王妃、スペイン王妃となったのです。と言うことで、系図を見ていくと、現代の欧州王家にはカテリーナの血が流れているのです。
フォルリに限らず、行く先々の街の歴史を予め知った上で訪れると、旅がより楽しくなるのです。歴史的建造物、素晴らしい絵画や彫刻などは、その歴史の一環と思ってます。
イタリアに行く前ですが、日独伊三国同盟のことしか頭になくて、ドイツ軍がイタリア各都市を爆撃したことなど全く知りませんでした。最初に行ったフィレンツェで、アルノ川に架かる橋をドイツ軍が撤退する時に破壊したと初めて聞いてビックリしたものです。
近年、初めて行くところは殆どありません。行くところは既に何回も行った「勝手知ったる場所」なので、事前に調べるのは、教会や美術館などのオープン日時くらいです。
イタリア史に関する適当な本が思い浮かびません。私が好きな1200年代から1600年代のイタリアは、都市国家の時代だったので、イタリア全般に関する本には良いものがなく（元々無理があります）各都市別箇の本が良いと思います。