ウルビーノは、人口15,014人(2016年6月30日現在)のマルケ州ペーザロ・ウルビーノ県の県都です。
この日(2016年5月末)は、ペーザロからバスでウルビーノに向かいました。
FS駅横にあるペーザロのバスターミナル
ペーザロからウルビーノまで、バスで1時間ほどかかります。
途中殆ど寝てたので、ウルビーノに到着してビックリ。ウルビーノに来たと思わず、間違って別の場所に来たかと思いました。
乗ってきたバスがペーザロに戻りますが、念のため、その行き先確認をしました。それによって、ここが新設されたウルビーノのバスターミナルであることが分かりました。
でも、新バスターミナルがウルビーノに何処にあるのか、サッパリ分かりませんでした。
ウルビーノはピエロ・デッラ・フランチェスカ所縁の地ですから、大体2年毎に来ているので、地図なしでも歩けると思っていました。
従来のバスターミナルはここ(メルカターレ広場)でした。ここに到着するものと思ってました。
ヴァルボーナ門からチェントロに入るのが従来でした。
この通りを上って行く。今回も同じと思っていました。
ここから城壁まで登れるようです。
エレベーターに乗りました。直通エレベーターはないようです。
途中階にスーパーがありますが、その階でエレベーターを乗り換えるようになってます。
エスカレーターも完備されてます。
バスターミナルがゼロ階、城壁の場所が6階(日本の7階)になります。
ここに出ました。
下を見下ろしました。
見たことがある門ですが、門の名前も分からず、その場所も見当が付きません。
ホテルまでは地図なしで行けると思っていたので、感が狂いました。
サンタ・ルチア門です。新バスターミナルは旧バスターミナルの丁度反対側にあることになります。
門を潜って城壁内に入りました。
ブラマンテ通りと書いてある標識を見て、初めて自分の居場所が分かりました。やれやれ
ブラマンテ通りを真っ直ぐ進めば中心地に行くことが出来ます。
ドゥオーモの鐘楼が見えているので安心しました。
道は一旦下ってから上ります。
ブラマンテ通りなので、この教会がサント・スピリト教会であることが直ぐに分かりました。
誰の像でしょうか?
大きな荷物がありましたが、扉が開いていたので拝観を強行しました。
単廊式の、ごく普通の内部です。
翼廊がなく長方形をしています。
主祭壇画
出入り口
外に出たら、小雨が降りだしていました。
植物園に未だ入ったことがありません。
町の中心に出ました。
先ずホテルに向かいました。
何時も同じホテルに泊まってます。
大きな荷物から解放され、身軽になったので、早速町歩きの開始です。
かなりの坂を下りました。
先ず、サン・フランチェスコ教会の拝観です。
古くて非常に風格がある教会です。
ただ、私としては、最近行われた修復が気になる所です。
修復によって、味が薄れたことは否めません。
長い年月を経れば劣化するのは当然。だから修復は必至です。
白い壁になって明るくなって良かったですね←皮肉です。
全てを塗りつぶす必要があったのですか?
外に出ました。
レプッブリカ広場
以前は、この通りの下にバスターミナルがありました。
次はサン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所とサン・ジュゼッペ祈祷所です。
2014年に来た時、二つの祈祷所とも修復工事が行われていました。
修復後に来るのは、今回が初めてでした。修復の具合がどのようになっているのか、興味津々です。二つの祈祷所に行くことが、今回の旅の目的の一つでした。
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所が見えてきました。
以前とは見違えるようです。
その手前にあるサン・ジュゼッペ祈祷所の修復も完全に終わっていました。
サン・ジュゼッペ祈祷所の拝観を後回しにして、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所の拝観です。
1365年創建のゴシック様式の建物が新しそうに見えます。
内部のフレスコ画の修復も完全に終わっていました。
2014年はどうであったか、ですが、以下に載せましょう。
サン・ジュゼッペ祈祷所は修復中でしたが、公開していました。
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所も修復工事の真っ最中でした。
中のフレスコ画も修復作業中なので、非公開と言われました。
中に入れて欲しいと頼み込んだら、邪魔をしないという条件で入れてくれました。
成程、フレスコ画の修復作業の真っ最中でした。
フレスコ画の修復をフレスコ画法でやるのは無理です。
修復箇所を直接絵の具で塗って修復するので、どうしても修復後の色調が色鮮やかになるきらいがあります。
この辺はほぼ終了のようです。
これらのフレスコ画は、ロレンツォとヤコポのサリンベーニ兄弟によって1416年に制作されました。
(つづく)
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