今回は、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所とサン・ジュゼッペ祈祷所です。2つの祈祷所は僅か20mほどしか離れいない場所にあります。
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所の続きです。
写真右の扉が入り口です。拝観は有料です、確か€2だったと思います。
入った時は、拝観者が少なかったのですが、高校生のグループがやってきました。混雑を避けるために、磔刑の横にある扉から別室に入りました。
テレンツィオ・テレンツィ通称ロンドリーナ(1575‐1621)は、フェデリーコ・バロッチに師事した後、ルネサンス後期にローマで活動した画家です。ラッファエッロの影響を受けた画風が特徴です。
ドメニコ・バルビアーニの「磔刑」(1628)
その別室からの眺めが中々のものです。
天気がパッとしなかったのが残念でした。
マルケのフェデリーコ・バロッチの追随者による「洗礼者聖ジョヴァンニ」(16世紀)
グループの一行が立ち去ったので、祈祷所内に戻り、ゆっくりと鑑賞しました。
これらのフレスコ画は、(その1)で触れたように、ロレンツォとヤコポのサリンベーニ兄弟によって1416年に制作されたものです。
フレスコ画のテーマは、洗礼者聖ジョヴァンニの生涯です。
剥離落剝した部分の補筆は行われてません。
祭壇
ファサードの裏側
天井も修復されたと思います。
左壁に設けられた礼拝堂です。
祭壇前飾り
左側壁
右側壁
このご夫婦は大変熱心に鑑賞していました。
外に出ました。
次はサン・ジュゼッペ祈祷所です。
1503年創建、1515年に完成したサン・ジュゼッペ祈祷所ですが、主祭壇周辺の湿気が高く、痛みが激しくなったので、1682年から1689年に再建された建物が現在の姿となってます。
ここも拝観有料です。
このプレセーペが有名です。
スタッコで作られてます。
製作者は、地元の彫刻家フェデリーコ・ブランダーニ(ウルビーノ、1520-1574)です。
プレセーペの前にフェデリーコ・ブランダーニの胸像が置かれてます。
次は聖具室です。
写真左のキャビネットが有名です。
18世紀前半に制作されました。
キャビネットに描かれた風景画は、アレッシス・デ・マルキス(ナポリ、1684-ペルージャ、1752)の作品です。アレッシスは、ローマ、ウルビーノで活動した画家です。
肖像画が4点並んでます。
ドメニコ・ロセッリの「聖母子の浮彫り
次は堂内です。
単廊式、バロック様式の堂内です。
左側壁
右側壁
カルロ・ロンカッリによるフレスコ画
聖歌隊席とオルガン
ジュゼッペ・リローニの「聖ジュゼッペ」
マウリツイオ・スバラニーニ(ウルビーノ、1706‐1748)の「聖母子」
カルロ・ロンカッリの「聖母の結婚」
カルロ・ロンカッリの「聖ジュゼッペの死」
カルロ・ロンカッリの「エジプトへの逃避」
カルロ・ロンカッリの「ご誕生」
外に出ました。2つのオラトリオは美術ファンにとっての必訪地でしょうね。
(つづく)
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所の続きです。
写真右の扉が入り口です。拝観は有料です、確か€2だったと思います。
入った時は、拝観者が少なかったのですが、高校生のグループがやってきました。混雑を避けるために、磔刑の横にある扉から別室に入りました。
テレンツィオ・テレンツィ通称ロンドリーナ(1575‐1621)は、フェデリーコ・バロッチに師事した後、ルネサンス後期にローマで活動した画家です。ラッファエッロの影響を受けた画風が特徴です。
ドメニコ・バルビアーニの「磔刑」(1628)
その別室からの眺めが中々のものです。
天気がパッとしなかったのが残念でした。
マルケのフェデリーコ・バロッチの追随者による「洗礼者聖ジョヴァンニ」(16世紀)
グループの一行が立ち去ったので、祈祷所内に戻り、ゆっくりと鑑賞しました。
これらのフレスコ画は、(その1)で触れたように、ロレンツォとヤコポのサリンベーニ兄弟によって1416年に制作されたものです。
フレスコ画のテーマは、洗礼者聖ジョヴァンニの生涯です。
剥離落剝した部分の補筆は行われてません。
祭壇
ファサードの裏側
天井も修復されたと思います。
左壁に設けられた礼拝堂です。
祭壇前飾り
左側壁
右側壁
このご夫婦は大変熱心に鑑賞していました。
外に出ました。
次はサン・ジュゼッペ祈祷所です。
1503年創建、1515年に完成したサン・ジュゼッペ祈祷所ですが、主祭壇周辺の湿気が高く、痛みが激しくなったので、1682年から1689年に再建された建物が現在の姿となってます。
ここも拝観有料です。
このプレセーペが有名です。
スタッコで作られてます。
製作者は、地元の彫刻家フェデリーコ・ブランダーニ(ウルビーノ、1520-1574)です。
プレセーペの前にフェデリーコ・ブランダーニの胸像が置かれてます。
次は聖具室です。
写真左のキャビネットが有名です。
18世紀前半に制作されました。
キャビネットに描かれた風景画は、アレッシス・デ・マルキス(ナポリ、1684-ペルージャ、1752)の作品です。アレッシスは、ローマ、ウルビーノで活動した画家です。
肖像画が4点並んでます。
ドメニコ・ロセッリの「聖母子の浮彫り
次は堂内です。
単廊式、バロック様式の堂内です。
左側壁
右側壁
カルロ・ロンカッリによるフレスコ画
聖歌隊席とオルガン
ジュゼッペ・リローニの「聖ジュゼッペ」
マウリツイオ・スバラニーニ(ウルビーノ、1706‐1748)の「聖母子」
カルロ・ロンカッリの「聖母の結婚」
カルロ・ロンカッリの「聖ジュゼッペの死」
カルロ・ロンカッリの「エジプトへの逃避」
カルロ・ロンカッリの「ご誕生」
外に出ました。2つのオラトリオは美術ファンにとっての必訪地でしょうね。
(つづく)
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