ルッカ駅に到着しました。
ルッカ駅の駅舎
この日は雨天でした。
この日のお宿はチェントロの中心にあります。大した距離ではないので、ホテルまで徒歩で行くつもりでした。
歩き始めた途端、小降りだった雨が一転して豪雨になったのです。
傘が役に立ちそうもなかった激しい降りだったので、徒歩でホテルまで行くのは無理と判断して、駅に引き返すことにしました。
この日のお宿はここでした。
タクシーを利用するには短距離過ぎますが、駅で待機していたタクシーがこのホテルまで快く乗せてくれました。助かりました、有難かった。
豪雨が少しマシになった頃を見計らって、外出しました。
写真では良く分かりませんが、かなり降っていました。
本題とは全く違う話を一つ
もうすぐ母の日です。今から60年ほど前のこと、私が小学生だった頃、たぶん3年生か4年生だったと思いますが、当時、母の日が近づくと学校でカーネーションの造花を配っていました。お母さんがいる人には赤の、お母さんが死んだりしていない人には白の造花が配られていました。仲の良い同級生がいましたが、彼には白の造花が配られました。クラスで白の造花は一つだけだったと記憶してます。いつも元気の良い友達でしたが、その日ばかりは泣きそうでした。
昔は残酷なことを平気でやっていました。
友達の辛さが今でも思い出されます。
ホテルからドゥオーモまで、それ程の距離ではありませんが、ズボンの下まで濡れてしまいました。
大雨の中、傘を差しながら写真を撮るのが難しかった。
旅をしていると、年に一日くらいは豪雨に遭遇します。今までで、物凄い豪雨に4回遭遇していますが、そのうちの一つがこの日のルッカでした。
豪雨を避けて、ドゥオーモのファサード下にあるロッジャに逃げ込みました。
聖具室だけ有料と思っていたら、内陣の中央付近にロープが張られ、その向こうが有料となっていました。
写真は入り口付近だけOKで、それ以外の場所は禁止されていました。
以前は写真OKだったような?
外に出ました。
見たい所ですが、あそこまでいく間にずぶ濡れになりそうです。
諦めた方が良さそうです。
サン・ジュゼッペ教会が開いていました。
16世紀の彩釉テラコッタ「聖母子と聖ジュゼッペと聖ジローラモ」
単廊式の小さな教会です。
主祭壇画が有名です。
ロレンツォ・ザッキア(1524‐1587)の「聖パオロと聖ジュゼッペと聖ジローラモ」
雨だけならまだしも風が強くなってきたので参りました。
カメラが雨に濡れて大変でした。
噴水がKYでした。
靴の中が雨でぐちゃぐちゃ。風が強いので傘があまり役立ちません。
このままでは我慢できそうにもありません。一旦ホテルに戻ることにしました。
サン・ジョヴァンニ広場
サンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会は閉まっていました。
ホテルに戻り、濡れた靴下、下着、ズボン、靴を交換して雨と風が弱まるのを待ちました。しかし、弱まる気配が一向にありませんでした。しかし、折角来たからには、このままホテルに缶詰めでは冴えないので、意を決して外に出ました。
この日のオペラ公演はありませんでした。広場に立っているのはジュゼッペ・ガリバルディ像です。
着替えをしましたが気休めでした。カッパと長靴が必要でした。
気を取り直して、サン・ミケーレ教会に向かいました。
ホテルから教会までは徒歩2,3分の距離ですが、この時は距離が長いと感じました。
サン・ミケーレ広場は閑散としていました。
サン・ミケーレ・イン・フォロ教会です。
1143年に創建され、14世紀末に完成した建物です。
頂上部の大天使ミケーレ像
ピサ・ルッカ様式のファサード
細かな彫刻が施されてます。
ドゥオーモのファサードによく似てます。
拝観しました。
(つづく)
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