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Torre Bissara (Torre Civica )を見ました。


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1174年に創建されましたが、工事が中々進みませんでした。13世紀に入ると工事が進捗して、1211年から1229年にかけて工事が進み、一応の完成を見ました。
しかし、1348年に地震によって崩落してしまいました。その修復工事の過程で、塔をさらに高くすることになり、15世紀半ばに現在の高さ82mになりました。
ところが、第二次世界大戦で何回も爆撃され、1945年の爆撃で大きな被害を受けてしまい、2002年になって漸く修復工事が完了したのです。


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この部分はオリジナルのものでしょう。


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かってヴェネツィア領だったことを示す有翼のライオン像です。


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シニョッリ広場にも有翼のライオン像があります。


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ヴィチェンツァは、1404年から1797年までの約400年もの間、ヴェネツィア共和国領でした。その間、経済的に大いに繁栄し、芸術が発展したのです。


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道草をしたので、午前中にサンタ・コローナ教会を拝観するのは無理そうでした。


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Corso Palladio


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通りの東端にやってきました。


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この辺がヴィチェンツァ観光の中心でしょうね。


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マッテオッティ広場に立っているのは、経済学者、作家、政治家で、イタリア統一とヴィチェンツァの振興に尽くしたフェデーレ・ランペルティーコ(ヴィチェンツァ、1833‐1906)の像です。
このような立像をしっかり見ることがその街の理解と街歩きの基本と思います。


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オリンピコ劇場は午後に行く予定でした。


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サンタ・コローナ教会の後陣です。
正午近くになってしまい、午前中の拝観は無理ですが、午後の時間を確認するために教会に行きました。


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扉はまだ開いていました。


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中にいた切符売り場の係員に確認すると、「ゆっくり見てください」とのこと。
イタリアには珍しくフレキシビリティ溢れる対応で感心しました。
なお、この教会は現役の教会?ですが、拝観有料で観光客に公開しています。


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先客がいました。


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拝観有料の教会は美術的に見どころが多いのが普通です。ここも例外ではありません。


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ジョヴァンニ・ベッリーニの「キリストの洗礼」


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この教会については、古寺巡礼で改めて詳しく触れる予定です。


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私が外に出るのを待って、教会の扉が閉じられました。


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アンドレア・パッラーディオと彼の家族の墓があるクリプタは残念ながら非公開でした。


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サンタ・コローナ教会に隣接する建物は、ドメニコ会の修道院でした。


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旧修道院の建物は考古学自然博物館となってます。


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ヴィチェンツァのMuseo巡りのためのヴィチェンツァ・カードで入館できますが、その時間配分を考えた時、入館するのは無理と判断しました。
この街の見どころをしっかり見ようとすると、丸2日は必要です。それを1日でやろうとするのですから、無理が出ます。


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気が急いて困りました。


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写真左の建物が凄いんです。


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ここは後で入館します。


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イコンの展示では、その質と数に置いて、ここがイタリア一と思います。
この美術館を知る人は少ないと思いますが、宗教美術上の必見と思います。


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Casa Coronaと書かれてます。


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昼食はゆっくりと食べてはいられません。何せ時間が足りないのです。


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写真右のバールで早食い昼食を済ませました。


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サンタ・コローナ教会を通り過ぎました。


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次はキエリカーティ宮です。


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Corso Palladio


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写真右の建物にタベルナコロがあります。


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これです。
ガラスの保護板に周りの建物が写ってよく見えません。


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パッラーディオの傑作、キエリカーティ宮です。1855年から市立絵画館が置かれてます。


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入館しました。


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以前と比べると、様子が大きく変わったように思います。


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展示作品が少なくなりましたね。


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キエリカーティ宮市立美術館については、後程詳しく触れることにします。


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(つづく)