サン・ミケーレ・マッジョーレ聖堂です。
7世紀のロンゴバルド王国の記録に、この教会の存在が記されていることから、6世紀頃には既に存在していたと推定されてます。
ロンゴバルド王の戴冠式が行われたことでも有名です。
1004年、最初の建物は火災によって消失してしまいました。
現在の建物は、11世紀に再建され、1117年の地震による大きな被害を受けた箇所をさらに再建して、1155年に完成したロマネスク様式の建物が原型となってます。
砂岩を使った重厚なファサード
長い間の風化によって劣化したので、19世紀に大掛かりな修復が行われました。
19世紀の修復はオリジナルな形を損なわないように工事が行われました。
中央扉上の装飾
写真手前のものがオリジナルです。
向かって左の扉上の装飾
向かって右の扉が通常開けられます。
右扉上の装飾は19世紀に修復された箇所です。
聖堂内部に入りました。
三廊式、ラテン十字形、ロマネスク様式の内部です。
19世紀に行われた修復の結果、新しくなった箇所がかなり認められます。
後陣への立ち入りが禁止されてます。
中央礼拝堂
15世紀に描かれた後陣のフレスコ画「聖母戴冠」
祭壇
祭壇前飾りの箇所に描かれたフレスコ画
クリプタが見えます。
レーニョ・ディ・ジャコモとジョヴァンニ・アンジェロ・デル・マイーのの作品(15世紀)
床のモザイク
(つづく)
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