サン・テオドーロ聖堂です。
752年のパヴィアの記録に、この地にあった教会の存在が初めて記され、それ以降の記録に引き続き載せられています。当初は、聖アグネスを奉献するサンタグネス教会と呼ばれていましたが、1000年頃までに奉献する聖人が聖テオドーロに変更され、教会の名称がサン・テオドーロ教会に改められました。
奉献する聖人および教会名称の変更ですが、創建以来、教会の傍を流れるティチーノ川の漁民や川で働く人々の侵攻を次第に集めるようになり、778年に没したパヴィア司教聖テオドーロが漁民たちの守護聖人になったことに基づきます。
12世紀半ばに教区教会に昇格することになり、1185年から1220年にかけて建設されたロマネスク様式の二代目の建物が現在の姿の原形となってます。
その後、1510年と1692‐1693年の修復を経て現在の姿となりました。
後陣
ファサードは16世紀に行われた修復後のものです。
ルネッタ上にフレスコ画があったとされてます。
ファサード側の入り口から聖堂内に入りました。
三廊式、ロマネスク様式の内部です。
左側廊方向
右側廊方向
主祭壇下に聖テオドーロの遺体が安置されてます。
後陣のフレスコ画はぺリン・デル・ヴァーガによって制作されました。
「聖母子と聖アグネスと聖アガタ」
制作者不明
説教壇の装飾
クリプタの入り口
クリプタに下りました。
内陣に戻りました。
フレスコ画は、ベルナルディーノ・ランツァーニの「聖テオドーロの生涯」(1514)
聖テオドーロの生涯がどのようであったのか知らないので、各場面の意味が分かりません。
こちらはベルナルディーノ・ランツァーニの「聖アグネスの生涯」(1522)
ベルナルディーノ・チェチェーリの「獄中の聖アガタに面会する聖ピエトロ」
1998年に見つかったモザイク
モザイクは初代の建物にあったとされてます。
カルロ・サッキ(1616‐1701)の「マギの礼拝」
パヴィアの街が描かれたフレスコ画はベルナルディーノ・ランツァーニの作品です。
こちらのフレスコ画もベルナルディーノ・ランツァーニの作品です。
聖水盤
柱や壁に古いフレスコ画が残されてます。
これらは13世紀に描かれたとされてます。
制作者は不明です。
ぺリン・デル・ヴァーガの作品
外に出ました。
(おわり)
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