パレルモ・バスターミナルの切符売り場です。
この日、バスでパレルモからカターニアに向かいました。
カターニアは、人口312,895人(2017年2月28日現在)のシチリア州カターニア県の県都です。
シチリアが楽しいと書かれている方々が大変多いと感じますが、見たくないものを見てしまうシチリアなので、シチリアに行くのを最小限度に留めてます。
シチリアは兎も角、貧しいのです。旅先でそれを見るのは正直、気が重くなります。
数字で表すと、EU域内の一人当たりの平均GDPを100とした場合、イタリア全土平均が104.2、ロンバルディアが133.8、エミリア・ロマーニャが129.1、シチリアは68.1です。
私の旅は、芸術作品を見て回ることです。芸術作品の質と量は、それらが置かれている、或いは制作された場所の過去と現在の富の蓄積に大体比例します。
シチリアは、長らく外国の植民地だったので、外国に搾取されていました。だから過去の富の蓄積も少なかったのです。
シチリアで見たい作品がそれ程多くはないが必見の作品が少なからずある、だから行くのです。
カターニアのバスターミナルに定時に到着しました。
中央駅近くのホテルにチェックインしました。(ホテルの写真を撮り忘れ)
街歩きに出発しました。
カターニアは、1689年のエトナ山の大噴火、1693年の大地震によって壊滅的な被害を受け、19世紀になって本格的な再建が行われました。
17世紀第4四半世紀の二大災害後に建てられた建物が多く、ロマネスクからルネサンス期までという、私の好みから外れます。
いかにもシチリアらしい教会の建物です。
ファサード側に回りました。
19世紀に再建されたParrocchia del Santissimo Crocifisso della Buona Morteです。
シチリア名物?の薄汚い建物
チェントロに向かってます。
外壁塗装をやった方が良さそうな建物が続きます。
住んでいる人がいるの?
廃墟でしょうね。
教会の建物です。
ファサード横四階の建物は何でしょうか?
この教会もParrocchiale、教区教会です。
前の教区教会から400mしか離れていない場所に教区教会があるとは、少々驚きました。
教区教会前の広場
教会の数が多過ぎですね。
建物の壁が黒ずんでいるのは火山の噴火による影響でしょうか?
お腹が空きましたが、マックを食べるわけにはいきません。
Piazza Stesicoroが街の中心でしょうか。
1709年に創建されたPalazzo Tezzanoは、注文主に資金難のため、未完成のまま市に寄贈され、1720年から1727年にかけて病院に改造されました。
快晴になりました。
広場はあちこちで工事中でした。
正午を過ぎたので、開いている教会がありません。
ローマ時代の遺跡
ローマ劇場跡です。
昼食を食べる場所を探しました。
Via Eterna
サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会
見たい作品が一つもありません。
面白味がありませんね。
(つづく)
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