ネプチューンの噴水がお出迎えです。



ボローニャ、市の美術コレクション　Collezioni Comunali d'Arteを取り上げます。



市庁舎となっているPalazzo d'Accursioです。市の美術コレクションは市庁舎の2階（日本の3階）にあります。



美術コレクションは、イタリア統一を記念して1861年に設立され一般に公開されました。



中庭に面したロッジャです。



ロッジャの壁に描かれたフレスコ画



落剝箇所が多く、保存状態が良くありません。



階上に向かいました。
階段の段差が低く、幅が広いのは馬車のまま、或いは騎乗のまま階段を登れるようにしたからです。



1階（日本の2階）の大広間です。
市のコレクション以上に市庁舎内には沢山の見どころがありますが、執務室や会議室に入るのを遠慮しました。



1階大広間にある作品



ヌンツィオ・ロッシ（ナポリ、1626‐1651）の「ご誕生」（1644）



17世紀中頃のボローニャ派無名画家の「幼きバッカスとプットたち」



17世紀中頃のボローニャ派無名画家の「プットたち」



ベルナルディーノ・ミノッツィ（ボローニャ、1699‐1769）の「サン・ルーカの聖母の行列」（1745‐47）



2階（日本の3階）に向かいました。



階段突き当りにあります。



2階の大広間、ファルネーゼの間に出ました。






ここから市の美術コレクションになります。



ドメニコ・シャンテスキの「Prospettiva」（18世紀）
prospettivaとは、眺望とか遠近法の意味ですが・・・・
この画家のことは全く知りません。



カルロ・フランチェスコ・ヌヴォローネ（ミラノ、1609‐1662）の「女性の肖像」
カルロは17世紀中頃にロンバルディアで活動した代表的な画家で、グイド・レーニに似た画風でした。父と弟も画家という画家一家でした。



アルテミジア・ジェンティレスキ（ローマ、1593‐ナポリ、1654）の「傭兵隊長の肖像」（1622）



詳細不明の「聖母子」



Frans Pourbus il Giovane (Anversa, 1569- Parigi, 1622)の「貴婦人の肖像」
Fransは肖像画を得意にしていた画家です。



ジャコモ（またはヤコポ）・ザングイディ通称イル・ベルトラ（パルマ、1544‐1574）の「サビーネ女のレイプ」
ジャコモはパルミジャニーノの強い影響を受けた画風でした。



次の部屋です。



部屋の壁に描かれたフレスコ画






ラヴィーニア・フォンターナ流の無名画家の「女性の肖像」（16世紀）



制作者不詳の「ネプチューン像」（19世紀）



ラヴィーニア・フォンターナ（ボローニャ、1552‐ローマ、1614）の「女性の肖像」



フランチェスコ・ゲッシ（ボローニャ、1688‐1749）の「キリストと洗礼者聖ジョヴァンニ」
フランチェスコはデニス・カルヴァートの弟子でした。後にグイド・レーニ工房に移り、それと共に次第にグイド・レーニ風の画風に転じました。



マルカントニオ・フランチェスキーニ（ボローニャ、1648‐1729）の「家族のシーン」
マルカントニオは画家だったジャコモ・フランチェスコキーニの息子です。



ジュゼッペ・マルケージ通称イル・サンソーネ（ボローニャ、1699‐1721）の「ボローニャの教皇クレメンテ8世」



次の部屋です。



天井の紋章






ヴィンチェンツォ・ダミーニ（ヴェネツィア、17世紀末‐ラクイラ、1749c）の「水浴する人々」



チェーザレ・ジュゼッペ・マッゾーニ（ボローニャ、1678‐1763）の「ボローニャのカルロ5世」



18世紀のボローニャ派無名画家の「羊飼いの礼拝」



ヴィンチェンツォ・ダミーニの「生贄」



シモーネ・カンタリーニ（ペーザロ、1612‐ヴェローナ、1648）の「聖家族」



エルコーレ・グラツィアーニ（ボローニャ、1688‐1765）の「聖家族」



エルコーレ・グラツィアーニの「十字架降下」
（つづく）