表題をサン・クレメンテ・イン・サンタ・マリア・デイ・セルヴィ聖堂としたかったのですが、長過ぎるので、通称を用いることにしました。
正式名称はBasilica di San Clemente in Santa Maria dei Serviですから。

丘の上にあるので、視界が開けた場所からは必ず見える聖堂です。


教会が建っている場所は城壁外でしたが、市域の拡大によって城壁内に組み込まれました。

カンポ広場から行く場合、サン・ジローラモ教会を通り過ぎます。

そうすると通りの突き当りに聖堂のファサードと鐘楼が見えます。

町の南東にあります。

マンゾーニ広場に面して建っており、粗削りの石で組まれた素朴なファサードが印象的です。

1255年に創建され、1537年に完成しました。奉献は1533年に行われました。

建物の建設が300年の長きに及んだので、建設された箇所によってゴシック様式、ルネサンス様式など建築様式が異なることに加え、バロック時代に翼廊が加えられ、更に19世紀後半から20世紀初頭に一部改修が行われた結果、バロック様式と新古典様式の建築箇所もあるのです。

鐘楼は、14‐15世紀に建築されたロマネスク様式のものを模して20世紀前半に復元された新しいものです。

聖堂は谷を見下ろす丘の上に建っているので、聖堂前からの眺望が良いことで知られてます。

聖堂からのチェントロの眺め

ドゥオーモが見えます。

マンジャの塔

サンタゴスティーノ教会


早速拝観しました。

バルダッサレ・ペルッツィ(14811536)の設計による内部は、三廊式、ルネサンス様式、エジプト十字形をしています。

左側廊

右側廊

天井

聖堂の構造図
番号は主な見どころを示してます。


これを撮っておくと、後で写真の整理をするときに役立ちます。

聖水盤(14世紀)

14世紀後半のシエナ派無名画家の「最後の審判と聖母」

右側の第1礼拝堂

フレスコ画の断片

右側の第2礼拝堂

コッポ・ディ・マルコヴァルド(1225‐1280)の「聖母子と2天使」(1261)

アルカンジェロ・サリンベーニ(1530‐1580)の「聖ロッコ」

アルカンジェロ・サリンベーニの「シエナの聖カテリーナ」

右側の第3礼拝堂です。

ルティーリオ・マネッティ(1571‐1639)の「聖母誕生」(1625)

右側の第4礼拝堂です。

アレッサンドロ・フランキ(1834‐1914)の「セルヴィ会創設の7聖人に顕現する聖母」(1888)

右側第4礼拝堂前から見た左翼廊

右側の第5礼拝堂です。


マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(1430‐1495)の祭壇画(1491)

上部のルネッタの「玉座の聖母子と2聖人と2天使と2寄進者」

下の「嬰児虐殺」

右翼廊の礼拝堂に行きました。

右翼廊の礼拝堂です。

天井のフレスコ装飾

ニッコロ・ディ・セーニャ・ディ・ボナヴェントゥーラ(1331‐1345活動)の「磔刑像」(14世紀)

フランチェスコ・ヴァンニの「受胎告知をする天使」

次の礼拝堂との境の壁にあります。

セーニャ・ディ・ボナヴェントゥーラの「聖母子」(1298‐1301)

後陣右側の礼拝堂です。

その天井のフレスコ装飾

リッポ・メンミの「聖母子」(1325c)と言いたい所ですが・・・・・

ここにあるのはコピー画です。

こちらが本物の写真です。

本物はシエナの国立美術館で展示されてます。
聖堂の写真に戻ります。

ピエトロ・ロレンツェッティと、フランチェスコとニッコロ・ディ・セーニャ兄弟の「嬰児虐殺」

傑作です。

ピエトロ・ロレンツェッティのグループによる「聖アグネス」

後陣右側の第2礼拝堂です。

パスクアーレ・チア—リによって描かれた天井フレスコ画

アレッサンドロ・フランキの「無原罪の御宿りと大天使ミケーレと聖クレメンテのトリッティコ」

後陣右側の礼拝堂前から見た内陣

(つづく)
正式名称はBasilica di San Clemente in Santa Maria dei Serviですから。

丘の上にあるので、視界が開けた場所からは必ず見える聖堂です。


教会が建っている場所は城壁外でしたが、市域の拡大によって城壁内に組み込まれました。

カンポ広場から行く場合、サン・ジローラモ教会を通り過ぎます。

そうすると通りの突き当りに聖堂のファサードと鐘楼が見えます。

町の南東にあります。

マンゾーニ広場に面して建っており、粗削りの石で組まれた素朴なファサードが印象的です。

1255年に創建され、1537年に完成しました。奉献は1533年に行われました。

建物の建設が300年の長きに及んだので、建設された箇所によってゴシック様式、ルネサンス様式など建築様式が異なることに加え、バロック時代に翼廊が加えられ、更に19世紀後半から20世紀初頭に一部改修が行われた結果、バロック様式と新古典様式の建築箇所もあるのです。

鐘楼は、14‐15世紀に建築されたロマネスク様式のものを模して20世紀前半に復元された新しいものです。

聖堂は谷を見下ろす丘の上に建っているので、聖堂前からの眺望が良いことで知られてます。

聖堂からのチェントロの眺め

ドゥオーモが見えます。

マンジャの塔

サンタゴスティーノ教会


早速拝観しました。

バルダッサレ・ペルッツィ(14811536)の設計による内部は、三廊式、ルネサンス様式、エジプト十字形をしています。

左側廊

右側廊

天井

聖堂の構造図
番号は主な見どころを示してます。


これを撮っておくと、後で写真の整理をするときに役立ちます。

聖水盤(14世紀)

14世紀後半のシエナ派無名画家の「最後の審判と聖母」

右側の第1礼拝堂

フレスコ画の断片

右側の第2礼拝堂

コッポ・ディ・マルコヴァルド(1225‐1280)の「聖母子と2天使」(1261)

アルカンジェロ・サリンベーニ(1530‐1580)の「聖ロッコ」

アルカンジェロ・サリンベーニの「シエナの聖カテリーナ」

右側の第3礼拝堂です。

ルティーリオ・マネッティ(1571‐1639)の「聖母誕生」(1625)

右側の第4礼拝堂です。

アレッサンドロ・フランキ(1834‐1914)の「セルヴィ会創設の7聖人に顕現する聖母」(1888)

右側第4礼拝堂前から見た左翼廊

右側の第5礼拝堂です。


マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(1430‐1495)の祭壇画(1491)

上部のルネッタの「玉座の聖母子と2聖人と2天使と2寄進者」

下の「嬰児虐殺」

右翼廊の礼拝堂に行きました。

右翼廊の礼拝堂です。

天井のフレスコ装飾

ニッコロ・ディ・セーニャ・ディ・ボナヴェントゥーラ(1331‐1345活動)の「磔刑像」(14世紀)

フランチェスコ・ヴァンニの「受胎告知をする天使」

次の礼拝堂との境の壁にあります。

セーニャ・ディ・ボナヴェントゥーラの「聖母子」(1298‐1301)

後陣右側の礼拝堂です。

その天井のフレスコ装飾

リッポ・メンミの「聖母子」(1325c)と言いたい所ですが・・・・・

ここにあるのはコピー画です。

こちらが本物の写真です。

本物はシエナの国立美術館で展示されてます。
聖堂の写真に戻ります。

ピエトロ・ロレンツェッティと、フランチェスコとニッコロ・ディ・セーニャ兄弟の「嬰児虐殺」

傑作です。

ピエトロ・ロレンツェッティのグループによる「聖アグネス」

後陣右側の第2礼拝堂です。

パスクアーレ・チア—リによって描かれた天井フレスコ画

アレッサンドロ・フランキの「無原罪の御宿りと大天使ミケーレと聖クレメンテのトリッティコ」

後陣右側の礼拝堂前から見た内陣

(つづく)