イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

2018年05月

Sala dell'educazione di Gioveの続きです。
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カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1617‐1686)の「聖アンドレアの殉教」(1646)


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制作者不明の「グエルチーノ作『スザンナと大人たち』のコピー画」(17世紀)
オリジナルの古いコピー画で、一時期グエルチーノ自身による複製画と考えられたこともあったそうです。


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制作者不明の「コレッジョ作『この人を見よ』のコピー画」(16世紀)
オリジナルのキリストの顔部分だけを真似たコピー画です。オリジナルが制作されてから、間もなく制作されたと考えられてます。


Correggio_Ecce_Homo
これがオリジナルのコレッジョの「この人を見よ」(1526c)です。
ロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。
作品画像は外部サイトから拝借しました。


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パオロ・ヴェロネーゼ派無名画家作「子供の肖像」(16世紀)


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パオロ・ヴェロネーゼ派無名画家作「子供の肖像」(16世紀)


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シピオーネ・プルツォーネ(ガエータ、1544‐ローマ、1598)の「フェルディナンド1世デ・メディチの肖像」(1590)


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フィリッポ・ナポレターノ(ナポリ?、1589‐ローマ、1629)の「カニ、牡蠣売り」


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パオロ・ヴェロネーゼ工房の「キリストの復活」(16世紀)


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Jan Anthonisz van Ravesteyn (1570/1580-1628) の「Daniel Heinsiusの肖像」(1629)
ダニエルはオランダ人の人文主義者です。


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ジョヴァンニ・ボンコンシーリオ通称イル・マレスカルコ(ヴィチェンツァ、1465c‐ヴェネツィア、1535/1537)の「聖母子と聖ジャコモとアレッサンドリアの聖カテリーナ?」(1515‐20c)
ジョヴァンニ・ベッリーニ工房にいた画家の作品とされていた時期がありました。


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ティントレット工房の「十字架降下」(16世紀)


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アントン・ヴァン・ダイク(アンヴェルサ、1599‐ロンドン、1641)の「男の肖像」


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次はカラヴァッジョ作品が展示されている壁Cです。


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フランチェスコ・マリア・バッシ通称イル・クレモネーゼ(クレモナ、1642‐ヴェネツィア、1700c)の「男の頭」


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ジョヴァンニ・ビリヴェルト(フィレンツェ、1584‐1644)の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」(1638c)


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フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)?の「ジョヴァンニ・デ・メディチ?の肖像」


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ブロンズィーノ工房の「ルクレツィア・デ・メディチの肖像」(1560c)


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アレッサンドロ・マガンツァ(ヴェネツィア、1556‐1630c)の「ヘロデの饗宴」


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制作者不明の「アントン・ヴァン・ダイク作『イギリスのヘンリエッタ・マリアの肖像』のコピー画」
ヘンリエッタ・マリアは、フランスのアンリ4世とマリア・デ・メディチの娘で、イギリスのチャールズ1世の妻です。


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ベネデット・カリアーリ(ヴェローナ、1538c‐1598)の「高貴な女性たちに顕現するキリスト」


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ヴェネツィア派無名画家作「エジプトへの逃避途中の休息」(16世紀)
一時期、ティツィアーノの作品とされていたそうです。


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既に紹介済のカラヴァッジョの「眠るキューピッド」(1608)


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パオロ・ヴェロネーゼ派無名画家作「芸術家の肖像」(1550‐55c)


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ベネデット・カリアーリの「聖母と別離するキリスト」


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次は壁Dです。


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バルトロメオ・マンチーニ(フィレンツェで17世紀後半活動)の「バヴィエラの聖エンリコと聖クネゴンダ」(1689)


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カルロ・ドルチの「聖カルロ・ボッロメオ」(1656‐60)


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バルトロメオ・マンチーニの「聖フランチェスコ・サヴェーリオ」(1687)


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次の部屋です。


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Sala della Stufaです。
この部屋の見所は天井と壁に描かれたフレスコ画です。


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大きく分けると、1625年から1627年にミケランジェロ・チンガレッリ(セッティニャーノ、1558‐フィレンツェ、1635)、マッテオ・ロッセッリ(フィレンツェ、1578‐1650)、オッタヴィオ・ヴァンニーニ(フィレンツェ、1585‐1643)の3人の画家によって描かれた天井画と、ピエトロ・ダ・コルトーナ(コルトーナ、1596‐ローマ、1669)、17世紀の無名画家たちによって1637年から1641年に描かれた壁のフレスコ画に二分されます。


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どの部分を誰が描いたのか、全て明らかになってます。


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しかし、私にはピエトロ・ダ・コルトーナが描いた部分しか分かりません。


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ピエトロ・ダ・コルトーナのフレスコ画


2
外部サイトから拝借したフレスコ画の写真


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ピエトロ・ダ・コルトーナのフレスコ画


1
外部サイトから拝借した作品画像


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ピエトロ・ダ・コルトーナのフレスコ画


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ピエトロ・ダ・コルトーナのフレスコ画


3
外部サイトから拝借した作品画像


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見上げて天井を見続けると首が痛くなります。


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次の部屋です。


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この部屋の見所は1点の彫刻だけでしょう。


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アントニオ・ロッセッリーノ(セッティニャーノ、1427‐フィレンツェ1479)とベネデット・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1442‐フィレンツェ、1497)の「フォンターナ」


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(つづく)

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次の壁です。
(Sala di Ulisse の壁Bです)


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「砂漠の洗礼者聖ジョヴァンニ」(1612‐15c)


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ジョヴァン・バッティスタ・モローニ(アルビーノ、1520‐1578)の「シモーネ・ディ・マルコ・モローニの肖像」(1570c)
シモーネは画家モローニの従兄弟だったと思います。


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ピエトロ・チャッフェーリ通称ロ・スマルジャッソ(ピサで17世紀中頃活動)の「人々に姿を現すキリスト」


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アゴスティーノ・タッシ(ローマ、1580c‐1644)の「ディアナとアテオーネ」(1640c)
友人が留守中に娘をアゴスティーノに託して旅立ったら、その留守中に友人の娘をレイプしたことでアゴスティーノは後世に名を遺す有名画家となりました。友人がアゴスティーノを訴え、その裁判記録が残っているそうです。
その友人と言うのがオラツィオ・ジェンティレスキ、その娘がアルテミジア・ジェンティレスキです。画家としての腕前はアルテミジアの方が父やアゴスティーノよりも上だったと思います。
オラツィオはカラヴァッジョの友人で、有名なバリオーネ裁判でも主要な役割を果たしました。


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アンドレア・デル・サルト(フィレンツェ、1486‐1530)の「ガンバッシの祭壇画」または「天上の聖母子と聖人たち(洗礼者聖ジョヴァンニ、聖オノフリオ、聖ロレンツォ、聖ロッコ、聖セバスティアーノ、聖マリア・マッダレーナ)」(1527‐28)


1
外部サイトから作品画像を拝借しました。


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フィリッピーノ・リッピ(プラート、1457‐フィレンツェ、1504)の「ルクレツィアの死」(1476c)


Filippino,_morte_di_lucrezia
外部サイトから作品画像を拝借しました。


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制作者不明の「アンニーバレ・カラッチ作『ニンフとサーティロ』のコピー画」(17世紀)


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オラツィオ・リミナルディ(ピサ、1593‐1630)の「愛の勝利」(1624c)


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ジョヴァン・バッティスタ・モローニの「女性の肖像」(1560c)


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アレッサンドロ・アローリ(フィレンツェ、1535‐1607)の「洗礼者聖ジョヴァンニの説教」(1604)


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壁Cの展示作品に移ります。


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カルロ・ドルチ派無名画家の「聖ルチア」(17世紀)


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バルトロメオ・スケドーニ(モデナ、1578‐パルマ、1615)の「聖パオロ」(1610c)


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ドメニコ・プリーゴ工房の「聖家族」


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カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1617‐1686)の「聖母子」(1680c)


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フランチェスコ・クッラディ(フィレンツェ、1570‐1661)の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「エマオの晩餐」(1610c)


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カルロ・ドルチの「この人を見よ」(1670c)


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ジョヴァン・バッティスタ・モローニの「マルコ・ディ・ジョヴァンニ・モローニの肖像」(1570c)


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ティントレット(ヴェネツィア、1519‐1594)の「聖母子」(1570c)


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グレゴリオ・パガーニ(フィレンツェ、1535‐1605)の「男の肖像」(1600c)


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17世紀のフィレンツェの無名画家作「若い男の肖像」


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ティントレットの「アンドレア・フリツィエールの肖像」(1575c)


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16世紀のヴェネツィア?の無名画家作「ジュリアーノ・アルジェンティーノ司教の肖像」(1537‐49c)


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チゴリ(チゴリ、1559‐ローマ、1613)の「この人を見よ」(1607)
2016年に東京上野で開催されたカラヴァッジョ展に来ていました。


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Hans von Aachen (ケルン、1551/1552-プラハ、1615)の「自画像」(1585‐95c)
この作品はヴェラスケスの作品とされていた時期が長かったそうです。


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Frans Pourbus il Giovane (Anversa, 1569- Parigi, 1622)の「男の肖像」


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アントニオ・デル・チェッライオーロ(フィレンツェ、1520‐1538活動)?の「男の肖像」(1520‐30c)
この作品はアンドレア・デル・サイト作とされていたことがあったそうです。アントニオはアンドレア・デル・サイト工房にいたマイナーな画家だそうです。


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次は浴室です。


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ナポレオンが作らせ利用していました。


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「ナポレオン=イタリア美術品泥棒」と思っているので、この部屋は大嫌いです。


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次の部屋です。


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Sala dell'educazione di Giove


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ジュピターの教育の間


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部屋のフレスコ装飾はルイージ・カターニ(プラート、1762‐フィレンツェ,1840)によって1819年に行われました。


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この部屋で最も人気がある作品です。


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カラヴァッジョ(ミラノ、1573‐ポルト・エルコレ、1610)の「眠るキューピッド」(1608)


1024px-Sleeping_Cupid-Caravaggio_(1608)
外部サイトから拝借した作品画像です。


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壁Aに展示されている作品から順番に見ていきます。


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ジョヴァンニ・ビリヴェルト(フィレンツェ、1584‐1644)?の「聖セバスティアーノ」


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ユストゥス・サステルマンス(ベルギー、1597‐フィレンツェ、1681)の「ヴィットリア・デッラ・ローヴェレとコジモ3世の聖家族」(1645c)
聖家族として肖像画を描いたものです。画家のしっぽ振り作品です。


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カルロ・ドルチの「悔悛の聖ドメニコ」(1645‐46)


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クリストファノ・アローリの「ユディト」(1620c)


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フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)の「死せるキリストへの哀悼」(1545c)
(つづく)

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ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)とガスパール・ベチェッラ(1520‐1568)の「忍耐の寓意」


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コジモ・ロッセッリ(フィレンツェ、1439‐1507)の「幼きキリストへの崇拝」(1490c)


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Maestro della Madonna Naumburg ?の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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16世紀のフェッラーラの無名画家の「聖母子と聖ベネデットと聖アンドレア」


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フラ・バルトロメオ(フィレンツェ、1473‐1517)の「この人を見よ」


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ジョヴァンニ・バッティスタ・べルトゥッチ(ファエンツァ、1465‐1516c)の「荊刑のキリスト」(1500‐05)


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サンドロ・ボッティチェッリ(フィレンツェ、1445‐1510)の「若い男の肖像」(1475‐80c)


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サンドロ・ボッティチェッリの「若い女性の肖像」(1485c)


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サンドロ・ボッティチェッリ工房の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1495c)


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ルーカ・シニョレッリ(コルトーナ、1441‐1523)の「聖家族とアレッサンドリアの聖カテリーナ」(1490‐1500c)


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フランチャビージョ(フィレンツェ、1484‐1524)の「アペレス(古代ギリシャの画家)の中傷」(1513c)


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この部屋は人気が高いと思います。


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Pseudo Granacci (フィレンツェ、1480c‐1510活動)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと2天使」


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「男の肖像」(1600‐05c)


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ヤコポ・デ・ボアテーリ(ボローニャ、1480c‐1530c活動)の「聖家族」
ヤコポはフランチェスコ・フランチャの追随者でした。


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ヴァレリオ・マルチェッリ(フィレンツェ、1589‐1620活動)の「天使によって天国に導かれる聖マリア・マッダレーナ」(1615)


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グイド・レーニ(ボローニャ、1575‐1642)?の「若きバッカス」
作品帰属について様々な意見が出されており、レーニの作品かどうか分からないとされてます。


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フィリッポ・リッピ(フィレンツェ、1406‐スポレート、1469)の「聖母子と聖母の誕生」(1452c)


800px-Fra_Filippo_Lippi_010
外部サイトから拝借した作品画像


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ミラベッロ・カヴァローリ(フィレンツェ、1530/1540-1572)の「男の肖像」


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フランチェスコ・グラナッチ(ヴィッラマーニャ、1469‐フィレンツェ、1543)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」(1520c)


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アミーコ・アスペルティーニ(ボローニャ、1475‐1552c)?の「マギの礼拝」(1497‐98c)


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フランチェスコ・ボッティチーニ(フィレンツェ、1446‐1498)の「幼きキリストを崇拝する聖母と聖ジョヴァンニーノと5天使」(1490c)


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16世紀フランスの無名画家の「女性の肖像」


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17世紀フィレンツェの無名画家の「女性の肖像」


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制作者不明の「アンドレア・デル・サルト作『トビアスと大天使』のコピー画」


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16世紀ヴェネツィアの無名画家の「男(アントニオ・カラッチ?)の肖像」


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アンドレア・デル・サルト(フィレンツェ、1486‐1530)の「ウミルタの聖母」(1513‐14c)


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ポントルモ(ポントルモ、1494‐フィレンツェ、1557)の「コジモ1世デ・メディチの肖像」


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次の壁です。


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サンドロ・ボッティチェッリの「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1505c)
鮮明な外部サイトの作品画像を掲載します。


800px-MadonnaBambinoGiovanninoBotticelli
ボッティチェッリの「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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リドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1483‐1561)の「聖ピエトロと聖パオロ」(1503)


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ヤコポ・デル・セッライオ(フィレンツェ、1441c‐1493)の「幼きキリストを崇拝する聖母と聖ジョヴァンニーノ」(1490c)


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バルダッサッレ・ペルッツィ(シエナ、1481‐ローマ、1536)の「アポロとミューズ」


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次の部屋です。


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Sala di Ulisse


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19世紀に新古典様式で描かれたフレスコ画です。


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私には制作者名が分かりません。


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ティントレット工房の「男の肖像」(16世紀末)


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フランチェスコ・フリーニ(フィレンツェ、1603‐1646)の「信義」(1633‐40c)


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アゴスティーノ・カラッチ(ボローニャ、1557‐ローマ、1602)の「水浴する人がいる風景」


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サルヴァトール・ローザ(ナポリ、1615‐ローマ、1673)の「聖アントニオ・アバーテの誘惑」(1645c)


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ベルナルディーノ・リチーニオ(ヴェネツィア、1485c‐1550c)の「男の肖像」(1537)


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カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1617‐1686)の「クラウディア・フェリチータの肖像」(1675)


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クリストファノ・アローリの「男の肖像」(1605c)


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グイド・レーニ(ボローニャ、1575‐1642)の「慈愛」(1605c)


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詳細不明の「キリストの復活」
この場所にはラファエッロの有名作品が展示されていましたが、数年前に取り外され、その代わりに展示されたのが、この作品です。展示されたものの、展示室に置いてある展示作品の説明書には、この作品の記述がなく、相変わらずラファエッロの作品の記述がされてます。
なお、ラファエッロ作品が取り外された理由等の表示もありません。


Madonna_Impannata
ラファエッロ・サンツィオ(ウルビーノ、1483‐ローマ、1520)の「窓枠の聖母」(1513‐14c)
取り外されているラファエッロの作品です。(作品画像は外部サイトから拝借しました)


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Anthonis Mor (Utrecht, 1520- Anversa, 1576/1578)派無名画家の「女性の肖像」(16世紀末)


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ジュリオ・カンピ(クレモナ、1500c‐1572)の「男の肖像」(1525‐30c)


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ティントレット(ヴェネツィア、1519‐1594)?の「男の肖像」(1550c)


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ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)の「誘惑される聖ジローラモ」(1541)
(つづく)

この辺の展示室は、時間がなければ素通りしても良さそうに思えます。
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次の部屋です。


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Galleria del Poccettiです。


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フレスコによる装飾


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部屋の名称は、ベルナルディーノ・ポチェッティ(フィレンツェ、1548‐1612)によって描かれたフレスコ画から来ていると思います。


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アンドレア・ポッツォ(トレント、1642‐ローマ、1709)の「ジョヴァン・ピエトロ・モナモンティの肖像」


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ドメニコ・フェッティ(ローマ、1588/1589- ヴェネツィア、1623)?の「聖ジュリアーナ」


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ロッソ・フィオレンティーノ(フィレンツェ、1495‐フォンテーヌブロー、1540)の「男の肖像」(1520‐22c)


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バルトロメオ・カヴァロッツィ(ヴィテルボ、1590c‐ローマ、1625)の「書斎の聖ジローラモ」(1617?)


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シピオーネ・プルツォーネ工房の「フェルディナンド・デ・メディチ枢機卿の肖像」(1603‐08c)
第3代トスカーナ大公フェルディナンド1世の枢機卿時代の肖像画です。


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フェデリーコ・バロッチ(ウルビーノ、1535c‐1612)の「フランチェスコ・プロスペーロ・ウルバーニ閣下の肖像」


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制作者不詳の「ルーベンス作『ジョージ・ヴィッリエルス伯爵の肖像』のコピー画」


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Galleria del Poccettiの次の壁です。


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ロレンツォ・リッピ(フィレンツェ、1606‐1664)の「大きな窯に連行される3人のユダヤ人の若者」(1635c)


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ガスパール・デュケ(ローマ、1615‐1675)の「川の風景」


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ガスパール・デュケの「ファウヌスとニンフがいる風景」


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フランチェスコ・フリーニ(フィレンツェ、1603‐1646)の「リアとニンフ」(1630‐33)


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ドメニコ・フェッティ工房の「悪しき不実な者の寓話」


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Jacob Pynas (1585c-1650以降没)の「洗礼者聖ジョヴァンニの説教」


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際立った作品がありませんね。


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次の部屋です。


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Sala di Prometeo
この部屋から傑作が出てきます。


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この部屋のフレスコ画は、ジュゼッペ・コリニョン(シエナ、1863‐フィレンツェ、1863)によって描かれました。


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ピッティ宮のフレスコ画は新しいものばかりです。


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16世紀のエミリア?の無名画家の「寓意的シーン」


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16世紀のフィレンツェの無名画家作「女性の肖像」(1520c)


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フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)の「黒隊長のジョヴァンニの肖像」(1546‐48c)
ジョヴァンニ・イル・ポポラーノ(コジモ・イル・ヴェッキオの弟ロレンツォの孫)とカテリーナ・スフォルツァの子供が黒隊長のジョヴァンニです。ジョヴァンニとマリア・サルヴィアーティ(ロレンツォ・イル・マニーフィコの孫娘)の子供がコジモ1世です。


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アンドレア・デル・ミンガ(フィレンツェ、1540c‐1596)とバッチョ・バンディネッリ(フィレンツェ、1493‐1560)の「楽園からのアダムとイヴの追放」(1560c)


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ポントルモ(ポントルモ、1494‐フィレンツェ、1557)の「マギの礼拝」
ボケ写真なので、外部サイトから作品画像を拝借します。


Pontormo,_adorazione_dei_magi
ポントルモの「マギの礼拝」


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ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1503‐1577)の「女性の肖像」


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ビアージョ・プピーニ(ボローニャ、1511‐1551)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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ジュゼッペ・デ・リベラ(1591‐1652)の「光悦の聖フランチェスコ」(1643)


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ジローラモ・シチョランテ・ダ・セルモネータ(セルモネータ、1521‐ローマ、1580)?の「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」


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ブロンズィーノ工房の「コジモ1世・デ・メディチの肖像」


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リドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1483‐1561)の「聖母子」(1510‐13)


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フランチェスコ・サルヴィアーティの「男の肖像」(1550c)


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アンドレア・デル・ミンガとバッチョ・バンディネッリの「イヴの創造」(1560c)


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ジャチント・ジミニャーニ(ピストイア、1611‐ローマ、1681)の「井戸のレベッカ」


P2590361
詳細不明


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Maestro della Lamentazione di Scandicci (フィレンツェで16世紀初期に活動)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1509‐12c)


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マリオット・アルベルティネッリ(フィレンツェ、1474‐1515)の「幼きキリストを崇拝する聖母と天使」(1498c)


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バキアッカ(フィレンツェ、1494‐1557)の「聖マリア・マッダレーナ」(1530c)


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サンティ・ディ・ティート(ボルゴ・サン・セポルクロ、1536‐フィレンツェ、1603)の「ドン・ジョヴァンニ・デ・メディチの肖像」(1590c)


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”Amico friulano del Dosso" (北イタリアで16世紀前半に活動)の「男の肖像」


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制作者不詳の「ドメニコ・スケドーニ作『聖母子』のコピー画」
従来、ドメニコの真作と考えられていましたが、最近になってコピー画と断定されました。その理由について、私は全く知りません。


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ポントルモの「1万人の殉教者」(1529‐30c)
ボケ写真なので、作品画像を拝借して掲載しましょう。


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ポントルモの「1万人の殉教者」


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Maestro del tondo Borghese (フィレンツェで15世紀末から16世紀初頭にかけて活動)の「マギの礼拝」


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ドメニコ・ベッカフーミ(シエナ、1484‐1551)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」(1530c)


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ピエロ・ディ・コジモ(フィレンツェ、1461/1462-1522)の「女性の肖像」(1500-05)
カテリーナ・スフォルツァ・デ・メディチの肖像画と考えられてますが、彼女の他の肖像画と比べると顔が似ていないとされています。と言うことで「女性の肖像」と言うことに。
(つづく)

この辺はあまり人気がありません。
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次の部屋です。


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ベレーニチェの間


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部屋のフレスコ画はジュゼッペ・ベッツォーリ(フィレンツェ、1784‐1855)によって1820年に制作されました。


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フランチェスコ・カンビ(フィレンツェで17世紀中頃に活動)の「ステファノ・デッラ・ベッラの肖像」


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カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1616‐1686)の「園の祈り」


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ルーカ・ジョルダーノ(ナポリ、1634‐1705)の「マギの礼拝」


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フィリッポ・タルキアーニ(フィレンツェ、1576‐1645)の「Maria porge la veste monacale a una novizia」(1608‐15)


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ジョヴァンニ・ビリヴェルト(フィレンツェ、1585‐1644)の「アンジェリカとルッジェーロ」(1623‐24c)


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フランチェスコ・フリーニ(フィレンツェ、1603‐1646)の「アダムとイヴ」(1634‐35c)


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フィレンツェが衰退していた17‐18世紀の作品ばかりで、ちょっと冴えないなあ、と思いながら見ています。


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「悔悛のマグダラのマリア」


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オラツィオ・リミナルディ(ピサ、1593‐1630)の「聖チェチリアの殉教」(1620‐25c)


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Livio Mehus (Oudenaade, 1627- Firenze, 1691)の「聖ザノービの奇跡」(1665‐70c)


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次の壁です。


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アントン・ドメニコ・ガッビアーニ(フィレンツェ、1652‐1726)の「聖ジュゼッペの死」(1726c)


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ジョヴァンニ・ビリヴェルトの「ジュゼッペとプティファッレの妻」(1619)


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フランチェスコ・フリーニの「画家と詩情」(1626)


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オラツィオ・サマッチーニ(ボローニャ、1532‐1577)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1560‐65)


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次の壁です。


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詳細不明


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詳細不明


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ジョヴァンニ・ビリヴェルトの「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」(1635)


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


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次の部屋です。


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Sala dell'Arca


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部屋のフレスコ画はルイージ・アデモッロ(ミラノ、1764‐フィレンツェ、1849)によって1816年に制作されました。


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ルイージ・アデモッロは、イタリアを代表する新古典様式の画家でした。


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フランチェスコ・カッラドーリ(ピストイア、1747‐フィレンツェ、1824)の「ジョーヴァ・セラーピス」(1784‐85)


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次の部屋と言うよりも礼拝堂です。


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Cappella delle Reliquie


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クーポラ


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次の部屋です。


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静物画、小作品などが展示されてます。


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次の部屋です。


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Sala della Musica


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部屋のフレスコ画は、ルイージ・アデモッロによって1814年に描かれました。


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Pierr-Philippe Thomire (Parigi, 1751-1843)の「テーブル」(1819)
(つづく)

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次はSala delle Belle Artiです。


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この部屋の見所はルーベンスとチゴリの作品でしょうか?


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フェデリーコ・バロッチ(ウルビーノ、1535c‐1612)の「受胎告知される聖母」


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16世紀のフランドルの無名画家の「男の肖像」(1509‐10c)


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マーゾ・ダ・サン・フリアーノ(フィレンツェ、1532c‐1571)の「女性の肖像」


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ピーテル・パウル・ルーベンス(1577‐1640)の「キリストの復活」(1615‐16)


P2590165
カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1617‐1686)の「トゥールーズの聖ルイの幻視」(1681‐86c)


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チゴリ(チゴリ、1559‐ローマ、1613)の「幼きキリストに読み方を教える聖母」(1595)


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「マギの礼拝」(1611)


P2590173
チゴリの「祈る聖フランチェスコ」(1600c)


P2590177
チゴリの「聖ステファノの殉教」(1597)


P2590178
ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547‐フィレンツェ、1627)の「天上の聖母子とアレッサンドリアの聖カテリーナの身体のシナイ山への奇跡的移送」(1617)


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フェデリーコ・バロッチの「受胎告知する天使」


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ラヴィーニア・フォンターナ(ボローニャ、1552‐ローマ、1614)?の「女性の肖像」(1600‐05c)


P2590181
ユストゥス・サステルマンス(アンヴェルサ、1597‐フィレンツェ、1681)の「聖マルゲリータに擬したヴィットリア・デッラ・ローヴェレの肖像」(1639c)


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16世紀のトスカーナの無名画家の「祈る聖母」


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ヤコポ・キメンティ・ダ・エンポリ(フィレンツェ、1551‐1640)の「救う聖母」(1593)


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ヤコポ・リゴッツィの「聖フランチェスコに顕現する聖母子」(1618)


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次の部屋です。


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Sala di Ercoleです。


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ピエトロ・ベンヴェヌーティ(アレッツォ、1769‐フィレンツェ、1844)の「ヘラクレスの誕生」(1817‐29)


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この部屋の装飾や絵画はピエトロ・ベンヴェヌーティが描いたヘラクレスの逸話で統一されてます。


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ヘラクレスの生涯や逸話に関して私は無知なので、この部屋の装飾が殆ど分かりません。


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「ヘラクレスとココ」


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フランス製時計(18世紀)


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詳細不明


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ジュゼッペ・コルツィ(1796‐1855)とパオロ・サーニ(19世紀前半活動)の「コンソール・テーブル」


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次の部屋です。


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Sala dell'Aurora


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新古典様式で書かれた天井フレスコ画(19世紀)


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ユストゥス・サステルマンスの「Ivan Czomodanoffの肖像」(1657)


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ロレンツォ・リッピ(フィレンツェ、1606‐1664)の「井戸のジャコッベとラキーレ」(1640‐45c)


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イタリア製「テーブル」(19世紀前半)


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バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラーノ(ヴォルテッラ、1611‐フィレンツェ、1689)の「この人を見よ」(1680‐83)


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ヤコポ・ヴィニャーリ(プラートヴェッキオ、1592‐フィレンツェ、1664)の「キリスト善きサマリア人」(1620c)


P2590226
ヤコポ・キメンティ・ダ・エンポリ(フィレンツェ、1551‐1640)の「未亡人と孤児を守る聖イーヴォ」(1616)


P2590227
ヤコポ・リゴッツィの「マギの礼拝」(1597)


P2590229
イタリア製「テーブル」(19世紀)


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ロレンツォ・リッピの「ダヴィデの勝利」(1640‐45c)


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ラヴィーニア・フォンターナの「フランチェスコ・ペニガローラの肖像」(1585)


P2590234
ピエトロ・ダ・コルトーナ(コルトーナ、1597‐ローマ、1669)の「エジプトの聖マリアの死」(1637c)


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ヤコポ・ヴィニャーリの「聖母子と聖人たち」(1636)


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ヤコポ・リゴッツィの「の「キリストとサマリア女」(1620c)


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ヤコポ・キメンティ・ダ・エンポリの「酔っ払ったノエ」(1615‐20c)
(つづく)

P2590061
次はSala del Castagnoliです。


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「チェーザレ・アウグスト像」(2世紀)


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「蛮族の囚人像」(トライアヌス帝の時代(98‐117)


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清朝時代の「中国の陶器」
これを含めて4点の陶器が展示されてます。


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次の部屋です。


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Sala delle Allegorieです。この部屋には、アルテミジア・ジェンティレスキの作品を覗いて重要な作品や傑作がありません。(私の主観です)


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天井のフレスコ画は、バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラーノ(ヴォルテッラ、1611‐フィレンツェ、1690)によって描かれました。


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バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラーノの「Armor venale」(1642c)


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カラッチのサークル画家の「男の肖像」(1587‐88c)


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Otto Marseus van Schrieck (1619c-1678 )の「花と花瓶」
この作品を見た記憶がありません。多分最近になって差し替えられたと思います。


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17世紀の無名画家の「キリストの鞭打ち」
この場所には別の作品があったと思います。


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17世紀のボローニャ派無名画家の「エジプトへの逃避途中の休息」


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カルロ・アントニオ・サッコーニ(フィレンツェで18世紀前半活動、ヴェネツィアで1747年頃?没)の「東洋の男の肖像」(1698c)


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ユストゥス・サステルマンス(アンヴェルサ、1597‐フィレンツェ、1681)の「カテリーナ・プリチャーニの肖像」(1650‐60c)


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バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラーノの「儲け用の愛」(1642c)


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Livio Mehus (1627-1691)の「彫刻の天才」(1650c)


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ユストゥス・サステルマンスの「フェルディナンド2世デ・メディチに忠誠を誓うフィレンツェ元老院」(1624c)


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バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラの「前アルロット首席司祭への冗談」


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ユストゥス・サステルマンスの「コジモ3世デ・メディチの肖像」(1665c)


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ユストゥス・サステルマンスの「シニョール・プリチャーニの肖像」(1650‐60c)


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バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラの「眠るアモール」(1642c)


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エミリオ・ゾッキ(フィレンツェ、1835‐1913)の「若きミケランジェロ」(1862c)
興味深い作品です。


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アルテミジア・ジェンティレスキ(ローマ、1593‐ナポリ、1652/1653c)の「聖母子」(1610‐11c)
作品帰属について色々と議論された作品ですが、最近になって彼女がローマで描いた初期の作品と断定されました。


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ヴァザーリ派無名画家の「聖母の誕生」(1568)
ジョルジョ・ヴァザーリがバディア・フィオレンティーナ教会の依頼を受けて制作した「聖母被昇天の祭壇画」のプレデッラの一部です。ヴァザーリ工房で働いていた弟子が描いたとされてます。


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アナスタージョ・フォンテブオーニ(フィレンツェ、1571‐1626)?の「砂漠の聖ジョヴァンニーノ」(17世紀初め)


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17世紀のフィレンツェ無名画家作「草の上で眠る幼きキリスト」


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クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「聖母子」(1620)


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ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニ(サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ、1592‐フィレンツェ、1636)の「初夜」(1620‐22c)


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グレゴリオ・パガーニ(フィレンツェ、1535‐1605)の「トビトの盲目を治すトビアス」(1604)


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ヴァザーリ派無名画家の「カウント・ウーゴの幻視」(1568)
ヴァザーリの「聖母被昇天の祭壇画」のプレデッラの一部です。


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ジローラモ・マッキエッティ(フィレンツェ、1535‐1592)の「ヴィーナスとアドニス」(1570‐72c)


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ユストゥス・サステルマンスの「Arciduca Carlo di Austriaの肖像」(1623-25)


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クリストファノ・デッラルティッシモ(フィレンツェ、1525c‐1605)の「クラリーチェ・リドルフィ・アルトヴィーティの肖像」


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ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニの「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1634)


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ユストゥス・サステルマンスの「マルゲリータ・デ・メディチの肖像」(1646以降)


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クリストファノ・デッラルティッシモの「イサベッラ・ルイーニ?の肖像」


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ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニの「天使たちに給仕されるキリスト」(1623‐24c)


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ブロンズィーノ工房の「コジモ1世デ・メディチの肖像」


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チェーザレ・ダンディーニ(フィレンツェ、1596‐1657)の「男の肖像」


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壁一面に作品が展示されてます。


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ラヴィーニア・フォンターナ(ボローニャ、1552‐ローマ、1614)の「イサベッラ・ルイーニの肖像」(1593)


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アレッサンドロ・アローリ工房の「女性の肖像」(1580c)


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ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニの「画家」(1634c)


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16世紀のフィレンツェの無名画家の「マリア・デ・メディチの肖像」(1581‐82c)


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Frans Pourbus il Giovane (Anversa, 1569- Parigi, 1622)の「フランスのエリザベスの肖像」(1611‐12c)


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オノフリオ・マリナーリ(フィレンツェ、1627‐1715)?の「ダヴィデとゴリアテ」


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Livio Mehus (Oudenaarde, 1627- Firenze, 1691)の「悔悛のマグダラのマリア」(1660‐70c)


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16世紀のフィレンツェの無名画家作「ビアンカ・カペッロの肖像」


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Frans Pourbus il Giovaneの「フランスのルイ13世の肖像」(1611?)
(つづく)

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ヴェッキオ橋を渡ってピッティ宮に向かいました。


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パラティーナ美術館の開館時間に合わせてホテルを出ました。ホテルの朝食は7時半から始まるので、早食いしました。


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橋からサンタ・トリニータ橋を眺めました。


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ヴァザーリの回廊


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回廊で展示されている画家たちの自画像写真を撮りたいと思ってますが、個人でゆっくり鑑賞できる環境ではないので、果たせません。


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サンタ・フェリチタ教会を通り過ぎました。拝観したいところですが、後の時間配分を考えると道草は禁物です。


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ウフィツィ美術館、アカデミア美術館と比べると若干人気薄のようですが、展示作品の質と量の点では、アカデミア美術館を凌駕しウフィツィ美術館の次位にあると思います。


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メディチ家をライバル視していたルーカ・ピッティが15世紀中頃に建設した私邸が前身です。
15世紀後半になるとピッティ家は最早メディチ家に伍していけるだけの存在ではなくなりました。1549年、当時のピッティ家当主だったブオナッコルソ・ピッティはエレオノーラ・ディ・トレド(コジモ1世の妻、ナポリ副王の娘)に私邸を売却したのです。エレオノーラは持参金で買ったと言われてます。
その後、建物は拡大され代々のトスカーナ大公が居住する宮殿となりました。


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ピッティ広場


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1859年までトスカーナ大公宮殿でした。


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イタリア得意のヘンテコなモニュメント


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この日はフィレンツェ・カードで入館するので、ピッティ宮右端にある切符売り場に行かずに直接宮殿に入りました。


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中庭です。
美術好きで、フィレンツェで中3日過ごす人には最適のフィレンツェ・カードです。


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フィレンツェ・カード保持者はブックショップで入館券の発券を受ける必要があります。


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パラティーナ美術館の2016年の年間入館者は400,626人だったそうです。そのうちの約10%が毎月第1日曜日の無料開館日だったそうで、世知がないなあと思います。
無料開館日は混雑するので、混雑を避けて入館者が少ない博物館、美術館に行くことにしてます。(第1日曜日のバチカンは空いてますよ)


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美術館として公開されているのは1階(日本の2階)です。


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2017年10月、モーツアルト演奏会の案内です。


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セミナー室です。ゆっくりと中を見たいところですが、後のことを考えてパス。


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パラティーナ美術館のブックショップ


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「ヘラクレス」(ローマ帝政時代)


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「ヘラクレス」(ローマ帝政時代)


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展示室内に入りました。


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パラティーナ美術館は、この案合図で赤の部分を指します。


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32室あります。


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こちらの方も見ることが出来ます。


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ジュゼッペ・ベッリ(ローマ、1743c‐フィレンツェ、1812)の「フェルディナンド3世ハプスブルグ・ロレーナの彫像」(1783)


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バッチョ・バンディネッリ(フィレンツェ、1493‐1560)の「バッカス」(1549)


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最初の部屋 Anticamera degli Staffieri です。


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「Satiro e Pan」(2世紀)


P2590032
「アントニウス・ピウス帝」(2世紀)


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「ポリュクレイトスの頭像」(ローマ帝政時代)


P2590035
「アスリート」(2世紀)


P2590037
「アントニウス・ピウス帝」(2世紀)


P2590036
「ルキウス・ウェルス帝(130‐169)」(2世紀)


P2590039
「クニドスのアプロディーテ」(1‐2世紀)


P2590041
「アスクレピオス(ギリシャ神話に出てくる王)」(2世紀)


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17世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「Varginio」


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「女性の彫像」(2世紀)


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この部屋で足を止めて彫刻を見る人は少ないようです。


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「マルクス・アウレリウス・アントニウス帝(第16代ローマ皇帝)」(2世紀)


P2590046
「アスリート」(2世紀)


P2590047
16世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「カラカラ帝」


P2590049
「若い時のマルクス・アウレリウス・アントニウス帝」(2世紀)


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「Satiro e Pan」(150c)


P2590051
「男の彫像」(130‐140)


P2590053
「男の彫像」(2世紀)


P2590054
「アテーナ―」(2世紀)


P2590055
「オフィディウス(ローマ時代の詩人)の彫像」(ローマ帝政時代)


P2590056
「イゲア」(100‐150)


P2590058
「メルクーリオ」(1世紀)


P2590059
18世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「男の彫像」
(つづく)

P2570471
次の部屋です。


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Sala degli Arazzi、またはタペストリがあるのでタペストリの間とも呼ばれてます。


P2570473
天井のフレスコ装飾


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トスカーナ大公の肖像画が並んでます。


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「コジモ2世の肖像」


P2570480
「フランチェスコ・デ・メディチの肖像」


P2570481
「ジャン・ガストーネ・デ・メディチの肖像」


P2570483


P2570485
詳細不明


P2570486
詳細不明


P2570487
次はSala del Caminettoです。


P2570492
フィリッポ・リッピの「聖母子」(1466‐69)


P2570494
ヴァローネ・カシーニ(フィレンツェで17世紀初め活動)の「フェルディナンド1世デ・メディチの肖像」


P2570496
17世紀前半のフィレンツェの無名彫刻家(サンソヴィーノ工房の無名彫刻家)の「聖母子」


P2570498
17世紀の無名彫刻家の「ドナテッロ・スタイルの聖母子」


P2570499
16世紀第4四半世紀のトスカーナの無名画家の「聖母子と聖アントニオ・アバーテと聖人(特定できません)」


P2570502
15世紀のフィレンツェの無名画家の「幼きキリストを崇拝する聖母と聖ジュゼッペ」


P2570503
ロシアのビザンチン様式画家による「聖母子のイコン」


P2570505
16世紀前半のフィレンツェの無名画家の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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制作者情報不明のキリストの復活のフレスコ断片


P2570512
バルダッサッレ・フランチェスキーニ通称イル・ヴォルテッラーノ(ヴォルテッラ、1611‐フィレンツェ、1690)の「コジモ3世デ・メディチの肖像」


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アナスタシオ・フォルテブオーニの「コジモ1世・デ・メディチの肖像」


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次がルーカ・ジョルダーノの部屋です。


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この部屋は1685年に建設されました。


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部屋の名称はルーカ・ジョルダーノ(ナポリ、1634‐1705)の作品があるからです。


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1682年に制作が始められましたが、ルーカの個人的理由によってナポリに戻ることになり、1683年に制作が中断されました。1685年に制作が再開されたそうです。


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作品のテーマは「ジュピターとメディチ家の絶頂」です。


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次はSala Quattro Stagioniです。


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セミナー室になってます。


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パラッツォの各部屋の見学はこれで終わりです。


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庭園を見学しました。


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見所はベノッツォ・ゴッツォリのフレスコ画だけですが、それだけでも十分行く価値があると思います。


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(おわり)

メディチ・リッカルディ宮を博物館に分類することに躊躇いを覚えますが、Museoとして一般公開されているので、「美術館」カテゴリーに含めることにします。
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フィレンツェのサン・ロレンツォ広場です。写真右はサン・ロレンツォ聖堂です。


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広場の先に武骨な外観の建物がメディチ・リッカルディ宮です。


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1445年、56歳のコジモ・イル・ヴェッキオはフィレンツェの覇権確立の象徴的な存在として旧メディチ家本邸の隣の現在地にメディチ邸を建設するべくブルネッレスキに設計を依頼したそうです。
ヴァザーリに拠れば、ブルネッレスキが模型としてコジモに示した設計原案があまりにも豪華壮大であったので、フィレンツェ市民の反感を恐れたコジモはメディチ家お抱えの建築家ミケロッツォに建築を依頼して、1459年‐1460年頃に完成したのがメディチ宮でした。


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1670年、メディチ家所有の邸宅はリッカルディ家に買い取られ、拡張や改装が行われました。そのような歴史があるので、メディチ・リカルディ宮と称される由縁です。


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パラッツォの入り口です。


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中に入りました。ここは毎週水曜日が休館なので、注意が必要です。


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先ず中庭に出ます。


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1810年、パラッツォはリッカルディ家から大公国に売却され、その一部が公開されるようになりました。


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中庭にあるものですが詳細不明です。


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中庭にある彫刻は、バッチョ・バンディネッリ(フィレンツェ、1493‐1560)の「オルフェオ」(1519)
この作品はヴェッキオ宮にありました。


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メディチ・リカルディ宮の最大の見所はマギの礼拝堂です。


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ここではベノッツォ・ゴッツォリの礼拝堂と書かれてます。


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礼拝堂は1階(日本の2階)にあります。


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階段の途中にある彫刻(詳細不明)


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マギの礼拝堂です。


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メディチ家のプライベートな礼拝堂で、1459年に建設されました。


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先ず祭壇画を見ましょう。


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これは有名な?作品です。
現在、祭壇を飾っているのは本物の複製です。


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プセウド・ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノ(フィレンツェで15世紀後半活動)の「フィリッポ・リッピ作『森の聖母』の複製画」(1460c)
プセウド・ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノはフィリッポ・リッピとぺセッリーノの周辺で活動した画家で、活動した時期と画風が一部似ているピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノ(フィレンツェ、1444 o 1445-1497以降没)と区別するために、20世紀前半にプセウド(偽の、仮の、という意味)が付けられましたが、15世紀後半のフィレンツェの無名画家です。
この複製画ですが、1496年にフィリッポ・リッピの本物作品に代わって礼拝堂祭壇に置かれ、現在に至っているそうです。
この辺の理由が私にはサッパリ分からないのです。
リッピの本物を知らなければ、これは立派な作品として十分通ると思います。


4
フィリッポ・リッピの「森の聖母」(1458‐60)
現在、ベルリンのGemaedegallerieにあります。(蛇足ですが勿論本物です)
(作品画像はWeb Gallery of Artから拝借しました)


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この祭壇画を見て、何処かで見たことがあると思う方は相当な美術ファンでしょうね。


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礼拝堂天井の装飾はジュリアーノ・ダ・サンガッロ(フィレンツェ、1445‐1516)によるものです。


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礼拝堂左側壁の崇拝する天使たち(ベノッツォ・ゴッツォリのフレスコ画)


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礼拝堂右側壁の崇拝する天使たち(ベノッツォ・ゴッツォリのフレスコ画)


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ピエロ・イル・ゴットーゾ(痛風病みのピエロ、コジモの長男)が親しいベノッツォ・ゴッツォリ(スカンディッチ、1420c‐ピストイア、1497)に依頼して制作されたマギ(東方三博士)の行列(1459‐61)です。


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制作者のベノッツォはフレスコ画の中にチャッカリ自画像を描き入れてます。


3
帽子に自分の名前を入れてます。(自画像)


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ピエロ・イル・ゴットーゾがベノッツォの起用や描かれるフレスコ画の主題や描き方まで深く関与したことが、残されているピエロとベノッツォ間で交わされた手紙から分かるそうです。


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金を使用した豪華絢爛たる作品は、メディチ家の覇権を世に知らしめようとするピエロの意図に基づくものでしょう。


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三王の行列の中にメディチ家の人々、ピエロ、ピエロの父コジモ、ピエロの弟ジョヴァンニ、ピエロの2人の息子ロレンツォとジュリアーノの肖像画が描き込まれています。これもピエロの要求に基づくものと考えられてます。
しかし、誰の肖像画かについては諸説があって特定されていないようです。


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(つづく)

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マリオット・アルベルティネッリのサークル画家の「聖母子と天使」(15世紀末‐16世紀初頭)


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マリオットの工房にいた画家が描いたと思いますが、上出来ですね。親方(マリオット)よりも上手?


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ベネデット・ブリオーニ(フィレンツェ、1461c‐1521)の「聖母戴冠と聖ドメニコと聖フランチェスコ」(1520)


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イタリア中部の無名画家作「ラッファエッロ作『聖家族』のコピー画」(16世紀)


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ヤコピーノ・デル・コンテ(フィレンツェ、15010‐1513‐ローマ、1593)の「幼児の聖母」(1530‐35c)


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ピエル・フランチェスコ・ディ・ヤコポ・フォスキ(フィレンツェ、1502‐1567)の「聖母子と2天使」(1530c)


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ポッピ(ポッピ、1544c‐フィレンツェ、1597)またはヴィンチェンツォ・ウリヴィエーリ(フィレンツェ、1565c‐1600c)の「救世主」(1530c)


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フィレンツェの画家作「アンドレア・デル・サルト作『聖セバスティアーノ』のコピー画」(16世紀後半)


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ポッピの「玉座の聖母子と天使たち」(1565‐66)


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ジョヴァン・バッティスタ・ナルディーニ(フィレンツェ、1535‐1591)の「十字架降下と聖人たち」(1566c)


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フィレンツェの画家作「磔刑と聖母と福音書記者聖ジョヴァンニと祈る幼児たち」(16世紀末‐17世紀初頭)


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アンドレア・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1435‐1525)の「包帯のプット」(1487)


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入館者が少なかった。


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ポッピまたはヴィンチェンツォ・ウリヴィエーリの「磔刑と聖人たち(マリア・マッダレーナ、聖母、福音書記者聖ジョヴァンニ、聖フランチェスコ、バーリの聖二コラ)」(1580‐90)


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「包帯の幼児」


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ヴィンチェンツォ・ウリヴィエーリの「死せるキリストへの哀悼」(1586)


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フィリッポ・ラティーニ(フィレンツェ、1604‐1660)の「受胎告知」(1659)


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ドメニコ・ギルランダイオ(フィレンツェ、144901494)、ダヴィド・ギルランダイオ(フィレンツェ、1451‐1523)、バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ(フィレンツェ、1488‐1501記録)の「マギの礼拝の祭壇画」(1488‐89)
ダヴィドはドメニコの弟で、ドメニコの助手を務めることが多かったようですが、ドメニコの死後、工房を引き継ぎました。バルトロメオはドメニコの弟子で、工房で修業しました。ドメニコの死後、サンドロ・ボッティチェッリの助手を務めるようになりました。
この祭壇画では、ドメニコとダヴィドがマギの礼拝を手懸け、プレデッラはバルトロメオによって描かれました。


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マギの礼拝


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プレデッラ:福音書記者聖ジョヴァンニの殉教


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受胎告知


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聖母の結婚


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十字架降下


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キリストの寺院への出現


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キリストの洗礼


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捨て子養育院教会を神に捧げる聖アントニーノ


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ピエロ・ディ・コジモ(フィレンツェ、1462‐1522)の「玉座の聖母子と聖人たち(聖ピエトロ、福音書記者聖ジョヴァンニ、ウンゲリアの聖エリザベッタ?、アレッサンドリアの聖カテリーナ)と天使たち」(1493)


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ネーリ・ディ・ビッチ(フィレンツェ、1418‐1492)の「聖母戴冠と聖人たち(聖ルチア、アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖バルトロメオ、聖フィリッポ)」(1460‐61)


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次はタベルナコロが並んでいる部屋です。


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無原罪の御宿リのタベルナコロ(19世紀)


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聖母子のタベルナコロ(18世紀末‐19世紀初頭)


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この人を見よのタベルナコロ(18世紀末‐19世紀初頭)


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聖マリオのタベルナコロ(18世紀中頃)


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カルミネの聖母のタベルナコロ(18世紀末‐19世紀初め)


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バーリの聖二コラのタベルナコロ(18世紀中頃)


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プレセーペのタベルナコロ(18世紀末‐19世紀初め)


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プレセーペのタベルナコロ(19世紀)


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磔刑のタベルナコロ(18世紀末‐19世紀初め)


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サンタ・マリア・デリ・インノチェンティ教会にあった捨て子養育院の保母


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次の部屋です。


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詳細不明


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捨て子養育院教会の聖具類が展示されてます。


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バッチョ・ディ・モンテルーポ(モンテルーポ、1469‐ルッカ、1537c)に帰属する「磔刑」(1490‐1500c)


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ピエトロ・トッリジャーノ作「救世主」の複製彫刻(15世紀末‐16世紀初め)


P2580544
詳細不明


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ベネデット・ダ・マイアーノ作「聖母子」の複製(15世紀末‐16世紀初め)


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P2580548


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19世紀末ごろの写真


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中庭に出ました。


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キオストロ回廊の壁に描かれたメディチ家の紋章


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充実した展示に一変していたのでよい意味での驚きでした。
(おわり)

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バッチョ・ダ・モンテルーポ(モンテルーポ、1469c‐フィレンツェ、1537c)に帰属する「捨て子養育院のエンブレム」(1515‐18)
布で巻かれた幼子がエンブレムになってます。


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フィレンツェの彫刻家作「捨て子養育院のエンブレム」(1557)


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トスカーナの彫刻家作「捨て子養育院のエンブレム」(16世紀末‐17世紀初め)


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フィレンツェの彫刻家作「捨て子養育院のエンブレム」(1842)


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資料室?


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養育院の歴史などを説明するコーナーです。


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色々と考えさせられる展示です。


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非常に充実したコーナーですが、詳しい紹介は省略させて頂きます。


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階段を上りました。


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柱廊で囲まれた中庭に出ました。


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ここもすっかり綺麗になりました。


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食堂もあります。食べませんでしたが、一般の人も利用が可能だったと思います。


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父親、母親が保育園から子供が出てくるのを待っていました。


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回廊に美術館の入り口があります。


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美術館は1階(日本の2階)にあります。


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シモーネ・ディ・フランチェスコ・タレンティ―(フィレンツェ、1357‐1383記録)の「福音書記者聖ジョヴァンニ」(1377)
福音書記者聖ジョヴァンニ(聖ヨハネ)は女性のような感じで彫られたり描かれたりしています。聖書の最後の晩餐のくだりを読むと、キリストと聖ジョヴァンニは同性愛の関係にあり、だからこそ女性ぽく制作されていると思います。ところが年老いた聖ジョヴァンニは髭を生やし男性ぽく制作されるのが普通です。この辺のところが実に興味深いのです。


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1階(日本の2階)の展示室に入りました。


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見易い展示になりました。


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ジョッティーノ(Giotto di Maestro Stefano )(1368‐1369記録)の「年老いた聖人」(1350‐55)
下の写真もジョッティーノの作品です。


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「若い聖人」(1350‐55)


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14世紀のフィレンツェの彫刻家作「磔刑像」(1340‐50c)


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チェンニ・ディ・フランチェスコ・ディ・セル・チェンニ(トスカーナ、1369‐1415c活動)の「授乳の聖母」(1395‐1400c)


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Maestro della Madonna Straus (アンブロージョ・ディ・バルデーゼ?)(フィレンツェ、14世紀末‐15世紀初め活動)の「聖母戴冠と大天使聖ミケーレと聖マリア・マッダレーナ」(1405c)


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ジョヴァンニ・ディ・ビオンド(フィレンツェ、1356‐1398記録)の「受胎告知と2聖人」(1372‐76)


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中央パネル


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バーリの聖二コラ


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聖アントニオ・アバーテ


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ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・トスカーニ(フィレンツェ、1372‐1430)の「聖母子と2聖人」(1420c)


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磔刑、受胎告知


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聖母子


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聖ジローラモ


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アレッサンドリアの聖カテリーナ


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ベネデット・ダ・マイアーノ作「聖母子」のコピー彫刻(1470c)


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Maestro della Nativita di Castello (フィレンツェ、1445‐1474活動)の「アントニオ・ロッセッリーノ作『聖母子』の複製」(1462‐63c)


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名のある芸術家であっても傑作の複製作品を制作したようです。


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ルーカ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1399/1400-1482)の「聖母子」(1445‐50c)


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サンドロ・ボッティチェッリ(フィレンツェ、1445‐1510)の「聖母子と天使」(1465c)


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アーニョロ・ディ・ポーロ(フィレンツェ、1470‐アレッツォ、1528)の「悔悛の聖マリア・マッダレーナ」(16世紀第1四半世紀)


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ドメニコ・ギルランダイオのサークル画家とMaestro dell'Epifania di Fiesole (フィレンツェ、15世紀第4四半世紀活動)の作品(15世紀第4四半世紀)です。
ドメニコ・ギルランダイオのサークル画家は、ドメニコ・ギルランダイオ工房のダヴィド・デル・ギルランダイオの可能性が高いとされてます。
この作品は、ドメニコ・ギルランダイオのサークル画家は「聖母子と2セラフィーノ(第1位の天使)」だけを描き、残りの「祈るキリスト」、「聖アンドレア」、「聖ディオニージ」はMaestro dell'Epifania di Fiesole によって描かれたそうです。


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祈るキリスト


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聖母子と2セラフィーノ
2天使なので、2セラフィーニと書くべき?


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聖アンドレア


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聖ディオニージ
(つづく)

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サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場は催し物の準備が進んでいました。


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広場に面して建っている捨て子養育院 Spedale degli Innocenti です。


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この建物はフィリッポ・ブルネッレスキの設計によって1417年から1436年に建設され、1445年にオープンした病院が前身です。


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病院と言っても”放棄された子供病院”という特殊病院であって、捨て子された子供の避難所、育児、教育、里親、苦労している母親と子供を受け入れる保育園のようなものでした。
また、この建物は現在も保育園として使用されてます。


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建物に鐘楼が見えてますが、建物の一部が教会となってます。教会は1451年に奉献されました。
この写真は2013年に撮ったものですが、新美術館を建設中との表示が出ています。この建設工事のため、美術館は2012年頃から休館となっていました。


117
美術館として古い歴史がありますが、19世紀に修復改造工事の費用捻出のために、300以上の芸術作品が売却されてしまいました。それらの多くは現在、世界中の美術館が展示されてます。


119
ロッジャの壁上部に青色のメダリオンが並んでます。


120
メダリオンはアンドレア・デッラ・ロッビアの作品です。


118
ロッジャの入口扉上のフレスコ画はジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・デイ・チェルヴェッリエーラ(アレッツォ、1412‐フィレンツェ、1458)の「父なる神と子供たち」(1452)です。


121
ロッジャ天井のフレスコ画は、ベルナルディーノ・ポッチェッティ(フィレンツェ、1548‐1612)の作品(1610‐12)です。


123
ガスパーレ・マルテッリーニの「キリストと幼児たち」(1843)


124
ベルナルディーノ・ポッチェッティの作品です。


1
所謂「赤ちゃんポスト」です。困窮などの理由によって已む無く育児を断念した母親が身分を明かさずに捨て子をした回転扉です。


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2017年、美術館が新装再オープンしたとの報に接したので、久し振りに来たのです。


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以前の美術館の入り口は保育園と同じ、ロッジャの中央扉でしたが、新美術館の入り口は建物に向かって右端にあります。


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入館してビックリしました。全く新しくなりました。


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最初は捨て子養育院の歴史を記したコーナーです。


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養育院の設立、運営に寄与した人々やパトロンなどの彫像や肖像画が並んでます。


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フィレンツェの無名彫刻家作「チョーネ・ディ・ラーポ・ポッリーニの彫像」(16世紀後半)
チョーネは1313年、サンタ・マリア・デッラ・スカラ病院の創設者です。死後200年以上経ってから制作された彫像です。


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フィレンツェの無名彫刻家作「聖アントニオ・ピエロッツィの彫像」(16世後半‐17世紀初頭)
聖アントニオはサン・マルコ修道院長、フィレンツェ大司教を務めましたが、病人や貧者の救済に尽力して捨て子養育院創設の基本的概念を築いたそうです。


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以前の美術館は薄暗く伝統的な雰囲気を漂わせていましたが、新装の美術館はそれとは全く違った印象を与えます。


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紋章


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上の紋章の説明板


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ジュゼッペ・ペッツオーリ(フィレンツェ、1784‐1855)の「捨て子養育院の創設を推進するレオナルド・ブレーニ」(1845‐46)


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19世紀のフィレンツェの無名画家作「ヴィンチェンツォ・ボルギーニの肖像」


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ジョヴァン・バッティスタ・ナルディーニ(フィレンツェ、1535‐1591)の「十字架降下とマッダレーナとニコデモ」(1566c)


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以前と比べると美術館色が薄まり、博物館的な展示が多くなった気がします。


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ジョヴァン・バッティスタ・セルメイ(フィエーゾレ、1572‐フィレンツェ、1637以降没)の「聖母」(1605‐06c)


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グイド・ヴェストーリ(フィレンツェ、1615‐1621記録)の「捨て子養育院の聖遺物箱」(1615)


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レオポルド・マルテッリーニ(フィレンツェ、1819‐1855)の「ロベルト・アンティノーリの肖像」(1844)
ロベルトは、1601年から1661年の長きに渡り捨て子養育園の運営に尽力したそうです。


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18世紀後半のフィレンツェの無名画家作「トスカーナ大公ピエトロ・レオポルド(ハプスブルグ・ロレーナ)の肖像」(1765‐90c)
ピエトロは捨て子養育園の運営を政治的に推進し、資金的援助を行ったそうです。


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ロレンツォ・バルトリーニ(サヴィニャーノ、1777‐フィレンツェ、1850)とクレメンテ・パーピ(フィレンツェ、1805‐1875)の「レオポルド2世ハプスブルグ・ロレーヌの胸像」(1846)
レオポルド2世は捨て子養育院のパトロンでした。


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コッラード・サッリ(フィレンツェ、1886‐1944)の「カルロ・ミケラニョーリの肖像」(1900)
(つづく)

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次の部屋です。


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Terrazza di Saturno、サトゥルヌス(農耕の神)のテラスです。


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テラスの絵画、フレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)とジョヴァンニ・ストラダーノ(ベルギー・ブルッヘ、1523‐フィレンツェ、1605)によって描かれました。


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外気に晒される環境にあるので、保存状態が良くないようです。


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テラスからサンタ・クローチェ聖堂が見えました。


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サン・ミニアート・アル・モンテ教会が見えました。


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テラスからの景観が見事ですが、景色を楽しむにはやはり塔の方がお勧めです。


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次の部屋です。


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Sala della Cacelleria
この部屋のフレスコ画の制作者が分かりません。


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サンティ・ディ・ティート(ボルゴ・サン・セポルクロ、1536‐フィレンツェ、1603)の「ニッコロ・マキアヴェッリの肖像」(1575c)
これは本物ではなくリトグラフ?


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本物は2018年6月3日まで日本各地で出張展示されてます。


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フィレンツェの無名彫刻家の「ニッコロ・マキアヴェッリの胸像」(16世紀前半)


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次の部屋です。


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Sala della Carte Geografiche、地図の間です。
ヨーロッパ各地、世界各地の地図が展示されてます。


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イギリス


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スペイン


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フランス


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イタリア


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部屋の天井


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日本は変な形の地図になってます。
この日のヴェッキオ宮博物館の公開部分は以上です。非公開部分の部屋が多かったのが残念でした。


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塔に上ることにしました。


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塔は別料金になります。


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膝と腰が少し痛かったが頑張りました。


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高いところが好きなので、塔は大体上ることにしています。


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上り切りました。


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この日は澄み切った快晴でした。


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景観を楽しむには絶好の天気でした。


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ドゥオーモのクーポラが良いですが、非常に混雑することがあり、それが難点です。ヴェッキオ宮の塔は、大体空いているので、混雑を避けたい人にはお勧めです。

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フィエーゾレが見えました。


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十分に楽しみました。


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階段の途中にありました。


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(おわり)

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次の部屋です。


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Sala degli Elementiです。空気、水、火、大地の4要素の間と訳す?


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この部屋の絵画、フレスコ画は、1555年から1557年にかけて、ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)、クリストフォロ・ゲラルディ通称イル・ドチェーノ(ボルゴ・サン・セポルクロ、1508‐フィレンツェ、1556)、マルコ・マルケっティ・ダ・ファエンツァ(ファエンツァ、1528以前生まれ‐1588c)の3人によって描かれました。


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クリストフォロとマルコは、ヴァザーリの指示によって描く協力者の立場でした。


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次の部屋です。


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Sala di Opiと名付けられてます。Opiの意味が分かりません。


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この部屋の絵画、フレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ、クリストフォロ・ゲラルディ通称イル・ドチェーノ、マルコ・マルケッティ・ダ・ファエンツァの3人によって1555‐57年に描かれました。


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次の部屋です。


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Sale di Cerereと名付けられてます。Cerereとは、ケーレス、豊穣の女神のことです。


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この部屋の絵画、フレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ、クリストフォロ・ゲラルディ通称イル・ドチェーノ、マルコ・マルケッティ・ダ・ファエンツァの3人によって1555年‐57年に描かれました。


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次の部屋です。


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Sala di Gioveです。ジュピターの間


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この部屋の絵画、フレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ、クリストフォロ・ゲラルディ通称イル・ドチェーノ、マルコ・マルケッティ・ダ・ファエンツァの3人によって、1555年から1556年に制作されました。


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大公国立工房制作の家具(17世紀末‐18世紀初頭)


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次の部屋です。


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Terrazzo di Giunone


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ヴェロッキオの「イルカを抱くプット」(1470c)


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ここにあるのが本物です。


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この部屋のフレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリとクリストフォロ・ゲラルディ通称イル・ドチェーノの2人によって1556年から1557年に描かれました。


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次の部屋です。


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ヘラクレスの間と呼ばれてます。


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この部屋に描かれた絵画、フレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリとマルコ・マルケッティ・ダ・ファエンツァの2人によって1556年から1557年に制作されました。


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壁にトンドがあります。


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Maestro del Tondo Miller の「幼きキリストを崇拝する聖母と聖ジョヴァンニーノ」(15世紀末)
(つづく)

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次はエステルの間です。


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部屋のフレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)とジョヴァンニ・ストラダーノ(ベルギー・ブルッヘ、1523‐フィレンツェ、1605)によって描かれました。


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金を使用した枠組みなどの装飾はバッティスタ・ボッティチェッリによって施されたものです。


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ジョヴァンニ・ストラダーノの「エステルの戴冠」


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フィレンツェの無名画家の「レオナルド・ダ・ヴィンチ作『アンギアーリの戦い』のコピー画」(1505‐63?)
レオナルドの作品は五百人広間に描かれていたもので、ヴァザーリの作品の裏に隠れているということで、ヴァザーリの作品に穴をあけて調査が行われましたが、結局レオナルドの作品は見つかりませんでした。


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トスカーナの無名画家の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(16世紀前半)


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次はサビーネの間です。


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部屋のフレスコ画はジョルジョ・ヴァザーリとジョヴァンニ・ストラダーノによって描かれました。


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金を使用したスタッコなどの装飾はバッティスタ・ボッティチェッリによって施されました。


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フランチェスコ・クッラディ(フィレンツェ、1570‐1661)?の「聖母子」(1590‐1600c)


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トスカーナの無名芸術家の「ピエタ」(16世紀)


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次は緑の間です。この部屋はエレオノーラ・ディ・トレドの書斎として使用されました。


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緑の間のフレスコはリドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1483‐1561)によって1540年から1542年に描かれました。


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サンドロ・ボッティチェッリ工房の「聖母子」(1490‐1500c)


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次はエレオノーラ・ディ・トレドの礼拝堂です。


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礼拝堂のフレスコ画はブロンズィーノ(フィレンツェ、1503‐1572)によって1540年から1565年にかけて描かれました。


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ブロンズィーノの「ピエタ」(1564)


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次はエレオノーラの居室です。


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詳細不明


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エレオノーラの居室を出ると五百人広間を見渡せる通路に出ました。


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広間ではパーティーの準備が進められてました。


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これらの作品を間近で見たかった!!


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運が悪いなあ。


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挙式を市庁舎で挙げる人が結構いるそうですから、この辺は仕方がないですね。


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相当なお金がかかったと思います。


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天井の装飾


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階段を下りました。


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階段天井のフレスコ画
(つづく)

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ピエロ・ディ・コジモ(フィレンツェ、1462c‐1522)の「キリストの受難」


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ポントルモまたはブロンズィーノのスタイルの画家による「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(16世紀前半)


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ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ(フィエーゾレ、1529‐フィレンツェ、1587)の「コジモ1世・デ・メディチの彫像」


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ドナテッロのスタイルで彫る彫刻家の「聖母子」(15世紀)


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詳細不明


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階段を上りました。


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順路に従って進みました。


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Sala dei Gigliです。


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天井の装飾


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ドナテッロ(フィレンツェ、1386‐1466)の「ユディト」(1453‐57)


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この部屋に置かれるようになったのは1988年でした。


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この部屋のフレスコ画は、ドメニコ・ギルランダイオ(フィレンツェ、1448‐1494)によって1482年に描かれました。


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フレスコ画のテーマはフィレンツェの守護聖人聖ザノービに纏わることです。


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ベネデット・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1442‐フィレンツェ、1497)とジュリアーノ・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1432‐ナポリ、1490)の「洗礼者聖ジョヴァンニと4プット」


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次の部屋です。


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Sala dell'Udienzaはミーティング室になってます。


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天井の装飾は、ジュリアーノ・ダ・マイアーノによって1470年から1477年に制作されました。


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この部屋のフレスコ画は、フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1562)によって16世紀中頃に描かれました。


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「Furius Camillusの勝利」
中でも、この場面が有名です。


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見ていると圧倒される感じがします。


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次はシニョーリア礼拝堂です。


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礼拝堂の祭壇


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マリアーノ・グラツィアデイ・ダ・ペッシャの「聖母子と聖エリザベッタと聖ジョヴァンニーノ」(1511‐14?)
マリアーノは、リドルフォ・デル・ギルランダイオの弟子で、ギルランダイオ工房の一員として制作に参加することが多く、私が見たことがあるマリアーノ単独の作品はこれだけです。


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リドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1483‐1561)の「受胎告知」
礼拝堂のフレスコ画はリドルフォによって描かれました。


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リドルフォ・デル・ギルランダイオの「三位一体」


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四福音書記者が描かれてます。


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通路のような部屋です。


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トゥッリオ・ロンバルド?作の「ダンテのマスク」の複製(16‐17世紀?)


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次はエレオノーラ・ディ・トレドの居住部分です。
エレオノーラはトスカーナ大公コジモ1世の妻です。


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グアルドラーダの間


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天井の装飾


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この部屋のフレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)とジョヴァンニ・ストラダーノ(ベルギー・ブルッヘ、1527‐フィレンツェ、1605)によって描かれました。


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金を使った枠などはバッティスタ・ボッティチェッリによって制作されました。


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次はペネローペの間です。


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この部屋のフレスコ画はジョルジョ・ヴァザーリとジョヴァンニ・ストラダーノによって描かれました。


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金を使った枠などの装飾はバッティスタ・ボッティチェッリによって施されました。


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サンドロ・ボッティチェッリ派無名画家の「聖母子と天使」(16世紀初頭)


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バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ(フィレンツェ、1488‐1511記録)の「聖家族と聖フランチェスコ」
(つづく)

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ありゃ! あれは何ですか?


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シニョーリア広場の目立つところに奇怪なモニュメントがありました。イタリア人って、こうゆうの好きですね。


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ああ、今、フィレンツェにいるんだ。


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気を取り直してヴェッキオ宮に向かいました。


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ヴェッキオ宮の建設の経緯や歴史などについては、ガイドブックなどをご参照願うことにして、ここでは省略します。


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高さ94mの塔


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ドナテッロ(フィレンツェ、1386c‐1466)の「ユディト」(1457‐64)のコピー彫刻
本物はヴェッキオ宮内部のSala dei Gigliにあります。
本物の置き場所が度々変更された歴史があります。作品の完成後、恐らくヴェッキオ宮内に置かれたとされてますが、1495年、ヴェッキオ宮の正門横のシニョーリア広場に置かれるようになりました。その後、ヴェッキオ宮中庭に移され、さらにランツィのロッジャに移されました。1919年、ロッジャから現在の場所(コピー彫刻があるところ)に移されましたが、1988年にコピー彫刻に交換され、ドナテッロ作の本物はSala dei Gigliに置かれるようになったのです。


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扉上にある、キリストのモノグラムと二匹のライオン像(1528)
刻まれている文字はラテン語で、「王中の王と貴族中の貴族」という意味です。


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ミケランジェロの「ダヴィデ」のコピー彫刻
本物はフィレンツェのアカデミア美術館にありますが、完成後の1504年から1873年まで、この場所に置かれていました。1873年にコピー彫刻と交換する形で、アカデミア美術館に移されてそうです。


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バッチョ・バンディネッり(フィレンツェ、1493‐1560)の「ヘラクレスとカコ」(1534)
これは本物です。
コピー彫刻に置き換えられることなく本物が広場に置かれているのは、制作者と作品の重要性の違いからでしょうね。要すれば格下ということです。


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現在もフィレンツェ市庁舎です。


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Museoとして一般公開されているので、博物館の分類(このブログでは博物館も美術館の範疇)に含めました。


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切符売り場


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中庭が三つありますが、ここは第一の中庭です。ヴェロッキオの有名なブロンズ像がありますが、コピー作品なので無視。後で本物をじっくりと鑑賞しました。


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主にヴァザーリによって描かれたフレスコ画


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五百人広間がもう直ぐ閉まると聞いていたので先を急ぎました。


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五百人広間がある1階(日本の2階)に向かいました。


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ところが広間に向かう扉は既に施錠されていました。残念!
後から知ったのですが、この日は開館時から広間は立ち入り禁止だったそうです。
その理由は、この日、結婚披露パーティーが予定されていたからでした。誰の結婚か知りませんが、個人への広間貸し切りが多数の一般入館者よりも優先ということに呆れました。


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最大の見所と言っても良い五百人広間が見られないのは、気の抜けたラムネのようなものです。


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順路に従って、第1室から見始めました。


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Museoとして公開されている部屋以外には立ち入りが原則禁止となってますが、市庁舎なので、フィレンツェ市民は例外です。


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フィレンツェの芸術家作「授乳の聖母」(15世紀)


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最初の部屋です。


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ヤコポ・デル・セッラーイオ(フィレンツェ、1441‐1493)の「幼きキリストを崇拝する聖母と聖ジョヴァンニーノ」
ヤコポはフィリッポ・リッピの弟子でした。


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Maestro della Crocifissione Griggs の「聖母子」(1480)


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14世紀のトスカーナの無名画家作「玉座の聖母子と聖人たちと天使たち」


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Il mezzanino (Collection Loeser )


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「戴冠した頭」(13世紀前半のロマネスク芸術)


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アーニョロ・ブロンズィーノ(フィレンツェ、1503‐1572)の「ラウーラ・バッティネッリの肖像」


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ポントルモ(エンポリ、1494‐フィレンツェ、1557)の「ルドヴィーコ・マルテッリの肖像」


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「柱頭」(13世紀前半のロマネスク芸術)


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ミケランジェロの追随者の「プット」(16世紀前半)


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Maestro della Croce di Cortonaの「彩色磔刑像」(1280‐90c)


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ティーノ・ディ・カマイーノ(シエナ、1280c‐ナポリ、1337)の「天使」(1322c)


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15世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「フランチェスコ会修道士」


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ピエトロ・ロレンツェッティ(シエナ、1280‐1348c)の「聖母子」


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アロンソ・ベルゲテ(スペイン、1485‐1561)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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バッキアッカ(ボルゴ・サン・ロレンツォ、1494‐フィレンツェ、1557)の「聖母子」


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「モザイク断片」(13世紀のロマネスク芸術)


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次の部屋です。


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天井の装飾


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ヴェネツィアの無名画家の「最後の晩餐」(16世紀)


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アルノルフォ・ディ・カンビオの追随者の「聖母子」(14世紀)


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シエナの無名彫刻家の「シエナの聖カテリーナ」(15世紀)


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ミケロッツォのスタイルの無名彫刻家の「聖母子」(15世紀)


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(つづく)

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次の部屋です。ヴェロッキオの間だったと思いますが、展示室番号等を含めて表示板がありません。


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アンドレア・デル・ヴェロッキオ(フィレンツェ、1435‐ヴェネツィア、1488)の「キリストの復活」(1478‐80c)
10年くらい前は、ヴェロッキオの「ダヴィデ」はこの部屋にあったと思います。


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フランチェスコ・ディ・シモーネ・フェッルッチ(フィエーゾレ、1437‐フィレンツェ、1493)の「聖母子」(1475‐80c)


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ジョヴァン・フランチェスコ・ルスティーチ(フィレンツェ、1474‐フランス・トゥール、1554)の「聖ジョヴァンニーノ」(1510c)


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フランチェスコ・ディ・シモーネ・フェッルッチの「聖母子」(1480‐90c)


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アントニオ・ロッセリーノのサークルの彫刻家(15世紀)の「聖母子」(1470‐80c)


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アントニオ・ロッセリーノ(セッティニャーノ、1427‐フィレンツェ、1479)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと2天使」(1470‐80c)


P2560787
アントニオ・ロッセリーノの「マッテオ・パルミエーリの彫像」(1468c)


P2560789
アントニオ・ロッセリーノ工房の「聖母子」(1465‐75c)


P2560791
アントニオ・ロッセリーノの「幼みキリストを崇拝する聖母と羊飼いへの知らせ」(1475‐77)


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アントニオ・ロッセリーノの「聖ジョヴァンニーノ」(1460‐65c)


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デスィデーリオ・ダ・セッティニャーノ(セッティニャーノ、1428c‐フィレンツェ、1464)の「若い音の彫像」(1450‐54c)


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アントニオ・ロッセリーノの「若い男の彫像」(1455‐60c)


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アントニオ・ロッセリーノの「聖母子と天使たち」


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アンドレア・デル・ヴァロッキオとアントニオ・ロッセリーノの「フランチェスコ・サッセッティの彫像」(1454c)


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ベネデット・ダ・マイアーノ工房(15世紀)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと天使たち」(1455‐60c)


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デスィデーリオ・ダ・セッティニャーノ工房の「男の彫像」


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アントニオ・ロッセリーノの「聖ジョヴァンニーノ」(1477c)


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アンドレア・デル・ヴェロッキオの「花束を持つ女性の彫像」(1475‐80)


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デスィデーリオ・ダ・セッティニャーノの「淑女の彫像」(1455‐60c)


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ジャン・クリストフォロ・ロマーノ(ローマ、1456‐ロレート、1512)の「フランチェスコ・スフォルツァの彫像」


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アンドレア・デル・ヴェロッキオの「磔刑」(1479以前)


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ジャン・クリストフォロ・ロマーノの「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの彫像」(1490‐1510c)


P2560819
フランチェスコ・ラウラ―ナ(クロアチア・ダルマチア、1430‐フランス・アヴィニョン、1502)の「バッティスタ・スフォルツァの彫像」(1472‐75)


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15世紀後半のフィレンツェの無名彫刻家(マッテオ・ポッライオーロ?)の「ジュリアーノ・デ・メディチの彫像」


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グレゴリオ・ディ・ロレンツォ(トスカーナ、1436c‐フィレンツェ、1504)の「聖母子」(1465‐70c)


P2560825
ベネデット・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1442‐フィレンツェ、1497)の「ピエトロ・メッソーニの彫像」(1474c)


P2560827
ミーノ・ダ・フィエーゾレ(ポッピ、1429‐フィレンツェ、1484)の「ピエトロ・デ・メディチの彫像」(1453‐55c)


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ミーノ・ダ・フィエーゾレのサークルの彫刻家(15世紀)による「タベルナコロ」(1470‐90c)


P2560831
15世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「若い女性の彫像」(1465‐80c)


P2560833
ミーノ・ダ・フィエーゾレの「マルコ・アウレリオの彫像」(1470‐80c)


P2560835
ミーノ・ダ・フィエーゾレの「リナルド・デッラ・ルーナの彫像」(1461c)


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ミーノ・ダ・フィエーゾレの「聖母子」(1465‐70c)


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ミーノ・ダ・フィエーゾレの「若い女性の彫像」(1464‐66c)


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ミーノ・ダ・フィエーゾレの「聖母子」(1464‐65c)


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ミーノ・ダ・フィエーゾレの「ジョヴァンニ・ディ・コジモ・デ・メディチの彫像」(1454‐55c)


P2560846
次の部屋です。


P2560847
ブロンズ彫刻・製品が展示されている第15室です。


P2560848
展示作品数が多く、作品自体も小さなものばかりなので、紹介を省略させて頂きます。


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フィレンツェで活躍した彫刻家の作品が系統立ててみることが出来ます。
(おわり)

P2560706
次の部屋です。


P2560713
武器の間と言われてます。


P2560714
この部屋の次がアンドレア・デッラ・ロッビアの部屋なので、ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの間に挟まれた位置にあります。


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順番から言えば、武器の間が第14室の筈です。しかし、ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの間が第13室で、アンドレア・デッラ・ロッビアの間が第14室となってます。


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部屋番号の点では、武器の間は欠番ということになります。


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武器だけではなく、彫刻や絵画も展示されてます。


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バルジェッロ宮は警察権力の中心だったことから、この美術館の武器展示が充実していると聞いたことがあります。


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絵画、彫刻の紹介に移ります。


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16世紀後半のフランス系フランドル画家による「平和の寓意」


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ヤン・ホッサ―ルトのサークル画家による「パンドラ」(16世紀中頃)


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マルケの無名画家による「聖母子」(16世紀前半)


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Maestro del Bargello (フィレンツェで14世紀後半活動)の「玉座の聖母子と2天使と4聖人(洗礼者聖ジョヴァンニ、聖ピエトロ、聖ザノービ、聖バルバラ)」(1380‐90c)


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ジョヴァン・バッティスタ・カッチーニ(モンテポーリ・イン・ヴァル・ダルノ、1556‐フィレンツェ、1613)の「バッチョ・ヴァローリの彫像」(1584c)


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アレッサンドロ・ヴィットリアのサークル彫刻家による「ヴェネツィア紳士の彫像」(1580‐90c)


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セバスティアーノ・マイナルディ(サン・ジミニャーノ、1460‐フィレンツェ、1513)の「ピエタ」(1490c)


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フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)の作品です。


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画題の意味が分からないので、説明板を載せておきます。
LEXというと、ウィーン警察で活躍するシェパード犬しか思い浮かびません。


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ピエトロ・タッカ(カッラーラ、1577‐フィレンツェ、1640)の「フェルディナンド1世デイ・メディチのブロンズ像」(1609c)


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次の部屋です。


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主にアンドレア・デッラ・ロッビアの作品が展示されている第14室です。


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「聖母子」(1490c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1435‐1525)とジョヴァンニ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1469-1529/1530)の「クッションの聖母」(1495c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「受胎告知」(1505‐10c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「聖体容器」(1505‐10c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「ユリの聖母」(1490‐95)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「ユリの聖母」(1490‐95)
前の作品との違いは下部の紋章です。


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アンドレア・デッラ・ロッビアとアンドレア・デッラ・ロッビア工房による「聖母子」(1500c)


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「キリストの鞭打ち」(1495c)


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「キリストの昇天」(1495c)


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アンドレア・デッラ・ロッビアとルーカ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1400‐1482)の「受胎告知する大天使」(1490-95c)


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アンドレア・デッラ・ロッビアとルーカ・デッラ・ロッビアの「受胎告知される聖母」(1490‐95c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「ウミルタの聖母」(1495c)


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アンドレア・デッラ・ロッビアとフランチェスコ・ディ・シモーネ・フェッルッチ(1437‐1493)の「聖母子」(1475)
砂岩で出来た下部がフランチェスコの作品で、その上部の聖母子はアンドレアの作品です。


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「少年の彫像」


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「若い高貴な女性の彫像」(1465‐70c)
ロッビア一族の彩釉テラコッタの展示では、この美術館が最も充実していると思います。
(つづく)

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2階(日本の3階)に向かいました。


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2階の最初の展示室です。


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第13室です。ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアなどの彩釉テラコッタなどが展示されてます。


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デッラ・ロッビア一族の系図です。一族による大工房を運営して制作に当たりました。


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1469‐1529/1530)の「死せるキリストへの哀悼」(1521c)


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ベネデット・ブリオーニ工房の「ユリの聖母」(1490‐1500c)


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メダル類も展示されてます。


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アンドレア・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1435‐1525)とジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1495‐1500c)


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ベネデット・ブリオーニ(フィレンツェ、1459/1460-1521)の「聖母子」(1480-90c)
ベネデットはアンドレア・デッラ・ロッビアに師事してロッビア工房で修業しましたが、やがて独立して自分の工房を構えて、迅速な作品完成と、完成度が低いがその分低価格になるのを売りに次第にロッビア工房の競争者となるに至りました。やがてはロッビア一族の敵対者になりました。


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「タベルナコロ」(1515c)


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マルコ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1468‐1534)?の「聖母子」(1500c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「受胎告知」(1521c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「幼きキリストへの崇拝」(1520c)


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ベネデット・ブリオーニの「ご誕生」(1500‐10c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア工房の「キリストと聖人たち(聖セバスティアーノ、マグダラのマリア、洗礼者聖ジョヴァンニ、聖マッテオ)」(1515‐20c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「聖ドメニコ」(1505‐10c)


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サンティ・ブリオーニ(フィレンツェ、1494‐1576)の「聖アゴスティーノ」(1540c)
サンティはベネデット・ブリオーニの甥です。
ルーカ・デッラ・ロッビアがペストが流行しているフィレンツェから逃れてフランスに移住した後、ブリオーニ一族はロッビア家から釉薬技術の秘密を継承したそうです。
ヴァザーリによれば、ロッビア家に通う女性がサンティの女だったそうで、その女性を通して釉薬秘密を盗んだそうです。その罰が当たってサンティは後年盲目となったという文書もあるようですが、どう考えても盲目と秘薬は無関係でしょうね。


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「死せるキリストへの哀悼」(1514c)


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プレデッラ


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受胎告知


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「ピエタ」(テラコッタ)(1505‐10c)


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サンティ・ブリオーニの「聖ジュゼッペ」(1540c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「ご誕生」(1521c)


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サンティ・ブリオーニの「我に触れるな」(1530‐40c)


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ベネデット・ブリオーニ工房とベネデット・ブリオーニの追随者の「ゴルゴーンとトロフェイの帯状装飾」(1510c)


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サンティ・ブリオーニの「我に触れるな」(1520‐26)


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プレデッラ


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア?の「砂漠の幼きキリストと聖ジョヴァンニーノ」(1510c)


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ベネデット・ブリオーニ工房の「聖母子」(1510‐15c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア工房の「天使たちの栄光」(1510‐15c)


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ベネデット・ブリオーニ工房の「キリストの昇天」(1510‐20c)


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アンドレア・デッラ・ロッビア工房の「聖母と2天使」(1515‐20c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア工房の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」((1525c)


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ジローラモ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1488‐1566)?の「預言者イザヤ」(1510‐20c)


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ジローラモ・デッラ・ロッビア?の「キリストの復活」(1510c)


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Maestro del San Giovannino (Jacopo Sansovino ?)の「砂漠の洗礼者聖ジョヴァンニ」(テラコッタ)(1505‐10c)


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Maestro del San Giovannino (Jacopo Sansovino ?)の「若き聖人」(テラコッタ)(1505‐10c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアとジョヴァン・フランチェスコ・ルスティーチ(フィレンツェ、1474‐フランス・トゥール、1554)の「聖アゴスティーノ」(1520c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアとジョヴァン・フランチェスコ・ルスティーチの「我に触れるな」(1520c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア工房の「聖アポッロニア」(1520‐29c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア工房の「バッカス」(1520c)
(つづく)

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次はロッジャです。


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第7室です。


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外気に晒される環境なので、重要な作品があまりなさそうです。


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ジャンボローニャ(フランス・ドゥエ―、1529‐フィレンツェ、1608)の「魚取りのプット」(ブロンズ)(1561‐62)


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ヴァレリオ・チョーり(セッティニャーノ、1529?‐フィレンツェ、1599)に帰属、またはエリア・カンディードの「フィアスコを持ったサティーロ」(ブロンズ)「(1561‐62)


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鳥類のブロンズ像


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これらの作品はジャンボローニャとバルトロメオ・アンマナーティなどの作品です。


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各彫刻の作者はこれで分かりますが・・・・・


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16世紀後半のフィレンツェ彫刻家作「バッカス」(1560‐80c)


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16世紀後半のトスカーナ彫刻家作『ハドリアヌス帝』(1554‐64)


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16世紀後半のトスカーナ彫刻家作「トラヤヌス帝」(1554‐64)


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ジャンボローニャの「L'Architettura」(1570c)
この題名が理解できません。女神?のような彫刻が「建築」とはね。


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ピエトロ・フランカヴィッラ(フランス・カンブレ―、1548‐パリ、1615)の「ジュノーネ」(1589)


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ジョヴァンニ・バンディーニ(フィレンツェ、1540‐1599)の「樽に乗ったバッカス」(1560‐80)


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ピエリーノ・ダ・ヴィンチ(ヴィンチ、1529‐ピサ、1553 o 1554)の「パンとオリンポ」(1550‐60)


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ロッジャから撮りました。


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次の部屋です。


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第5室は14世紀の作品が展示の中心です。13世紀、15世紀の作品も一部展示されてます。


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アルノルフォ・ディ・カンビオ(コッレ・ディ・ヴァル・デルザ、1245c‐フィレンツェ、1302)の「三人の信奉者」(1265‐67)
似たような彫刻が仏像にもありますね。


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ドゥッチョ・ディ・ブオンニンセーニャの追随者の「玉座の聖母子と聖人たちと天使たち」(1315‐20c)


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14世紀のヴェネツィア彫刻家作「聖母子」


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ロレンツォ・ディ・ニッコロ・ジェリーニ(フィレンツェ、1376‐1440)の「大天使聖ミケーレとアレッサンドリアの聖カテリーナ」


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フィレンツェの無名画家の「玉座の幼きキリストを抱く聖アンナと2天使」(14世紀末‐15世紀初頭)


P2560591
ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ(フィレンツェ、1368‐1415)に帰属する「玉座の聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖ステファノと8天使」


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マーゾ・ディ・バンコの追随者の「聖母戴冠と6音楽天使」(14世紀中頃)


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ティーノ・ディ・カマイーノ(シエナ、1285‐ナポリ、1337)の「寓意的女像柱」(1318‐19)


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ティーノ・ディ・カマイーノの「聖母子」


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エンリコ・ディ・テディーチェ(13世紀中頃活動)の「玉座の聖母子と2天使と受難の物語」


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ティーノ・ディ・カマイーノ派(ルーポ・ディ・フランチェスコに帰属する)の「天使と従者」(14世紀初め)


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ニコラ・ピサーノ工房の「祈る幼きキリスト」(14世紀前半)


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ジョヴァンニ・ディ・バルドゥッチョ(ピサ、1290‐ミラノ、1339)の「貧者」(14世紀前半)


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ウンブリアの芸術家作「慈悲の聖母」(15世紀)


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フィレンツェの彫刻家作「公正」(14世紀)


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フィレンツェの彫刻家作「正義」(14世紀)


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次の部屋です。


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第6室 マヨルカの間


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15世紀から18世紀に制作されたイタリア陶器が展示されてます。


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彩釉テラコッタの紋章


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作品の説明板がありません。


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ロッビア一族の作品でしょうか?


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これで1階(日本の2階)の展示が終わりです。
(つづく)

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アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョ(フィレンツェ、1418c‐ペルージャ、1481c)の「聖母子と天使たち」(1465c)


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アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョの「聖母子と天使たち」(1455‐60)


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アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョの「オーニッサンティ教会のタベルナコロ」


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デスィデ―リオ・ダ・セッティニャーノ(セッティニャーノ、1430‐フィレンツェ、1464)の「聖母子」


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15世紀中頃のフィレンツェの工芸家作「カッソーネ」


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ドナテッロ派彫刻家の「聖母子」(1430c)


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ヴェッキエッタ(カスティリオーネ・ドルチャ、1412‐シエナ、1480)の「マリアーノ・ソッツィーニ(1401‐1467)の葬儀用彫像」


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ドナテッロ派彫刻家の「聖母子」(1430c)


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ルーカ・デッラ・ロッビア工房の「聖母子と2天使」(彩釉テラコッタ)(1475‐80)


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ルーカ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1400‐1482)の「バラ園の聖母」(1450‐60)


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ミケロッツォ・ディ・バルトロメオ(フィレンツェ、1396‐1472)の「聖母子」(1430c)


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ミケロッツォ・ディ・バルトロメオに帰属する「洗礼者聖ジョヴァンニ」(ブロンズ)(1430c)


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ミケーレ・ダ・フィレンツェ(フィレンツェ、1417‐1453存在報告)の「聖母子」


P2560473
ミケロッツォ・ディ・バルトロメオの「聖ジョヴァンニーノ」


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ミケロッツォ・ディ・バルトロメオに帰属する「シビッラ」(1419‐22)


P2560477
ミーノ・ダ・フィエーゾレ(ポッピ、1429‐フィレンツェ、1484)の「Putto alato」


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ルーカ・デッラ・ロッビアの「聖母子」(1450‐60)


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ロレンツォ・ギベルティ派芸術家作「聖母子」(15世紀)


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ミケロッツォ・ディ・バルトロメオの「聖母子」


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ルーカ・デッラ・ロッビアの「リンゴの聖母」


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ルーカ・デッラ・ロッビア工房の「聖女」(1465‐70)


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デッロ・デッリ(フィレンツェ、1403c‐1470)の「聖母子と天使たち」


P2560496
ヴェッキエッタの「シエナの聖ベルナルディーノ」


P2560498
アントニオ・ディ・ケッリーノ・ダ・ピサの「聖母子」(15世紀)


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ルーカ・デッラ・ロッビアの「聖母子と2天使」(1470c)


P2560502
ルーカ・デッラ・ロッビア工房の「聖母子」(15世紀)


P2560504
ルーカ・デッラ・ロッビアとアンドレア・デル・ロッビア(フィレンツェ、1435-1525/1528 )の「幼きキリストを崇拝する聖母」


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ミケーレ・ディ・フィエーゾレの「聖母子」


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ドナテッロ工房による「ドナテッロ作『ヴェローナの聖母』のコピー」


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ドナテッロに帰属する「踊るプット」(ブロンズ)


P2560512
ベルトルド・ディ・ジョヴァンニ(ポッジョ・ア・カイアーノ、1420c‐フィレンツェ、1491)の「磔刑」(ブロンズ)(1475c)


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二コラ・ダ・グアルディアグルーレの「受胎告知」(14世紀末‐15世紀前半)


P2560517
ベルトルド・ディ・ジョヴァンニの「ロマ―と蛮族との戦い」(ブロンズ)


P2560519
ベルトルド・ディ・ジョヴァンニの「オルフェオ(またはアポッロ)」(ブロンズ)(1475‐80)


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ドナテッロ派彫刻家の「ローマ皇帝像」(ブロンズ)(15世紀)


P2560528
フィリッポ・ブルネッレスキ(フィレンツェ、1377c‐1446)の「イサクの犠牲」(1401)
有名な大聖堂洗礼堂扉コンペの出展作品です。
大聖堂付属博物館でこの作品を探していた人に出会いました。そこにあるのが自然と思いますが、バルジェッロにあるのです。


P2560526
ロレンツォ・ギベルティ(フィレンツェ、1378‐1455)の「イサクの犠牲」(1401)


P2560529
15世紀のフィレンツェ芸術作品「カッソーネ」


P2560531
ドナテッロの帰属作品


P2560532
上記作品の説明板


P2560535
この作品は貸し出し中でした。


P2560536
ドナテッロの「磔刑」(1455c)


P2560538
デスィデーリオ・ダ・セッティニャーノの「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1450‐55)
(つづく)

P2560363
フランスとフランドルの芸術家作「聖会話と磔刑」(1386c)


P2560366
15世紀のイタリアの作品が並んでます。重要な作品がないので、紹介を省略させて頂きます。


P2560368
15世紀前半のフランスの彫刻家作「聖母子」


P2560370
ドメニコ・ディ・ニッコロ・ディ・コ―リ(シエナ、15世紀前半活動)の「受胎告知される聖母」


P2560374
ドメニコ・ディ・ニッコロ・ディ・コ―リの「受胎告知する大天使」(15世紀初め)


P2560376
ドイツの芸術家作「大天使ミケーレ」(15世紀)


P2560379
ドゥカート・ディ・ブラバンテの「エピファニーアと磔刑」(1360‐70c)


P2560381
アクセサリーの展示


P2560372
アルベルト・アルノルディ?の「聖母子と寄進者」(14世紀中頃)


P2560383
14世紀のフィレンツェの無名画家の「聖母子」


P2560385
16世紀のイタリア中部の無名画家の「玉座の聖母子と聖人たちと天使たち」


P2560388
制作者不明の「ヨース・ファン・クレーフェ作『ルクレツィア』のコピー画」


P2560390
ヴェネツィアの工芸家作「衣装掛け」(15世紀末‐16世紀初め)


P2560392
16世紀のイタリアの芸術家作「ルチッラ・マッフェイの彫像」(テラコッタ)


P2560394
アントニオ・フェデリーキ(シエナ、1420/1425-1483)の「聖母子」(1445‐50c)


P2560396
ティロルの画家作「アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教」(15世紀末)


P2560398
ティロルの画家作「アレッサンドリアの聖カテリーナ」(15世紀末)


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ティロルの画家作「アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教」(15世紀末)


P2560402
Marinus Van Reymerswaele (1490/1495c-1567c)の「両替商夫妻」(1540)
Marinusの代表作というべき作品がバルジェッロにあるのです。知らないと見逃す可能性があります。


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フランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニ(シエナ、1439‐1502)の「Scipione l'Africano」(1490c)


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15世紀のフィレンツェの無名画家の「ジョヴァンナ・アルビッツィ?の肖像」


P2560410
金銀細工品の数々


P2560411
アレッサンドロ・アッローリ(フィレンツェ、1535‐1607)の「愛とジュピターとグロテスクの背もたれ」(1572)


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16世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「嘆きの聖母」(1525c)


P2560415
次の部屋です。


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第9室はイスラムの間となってます。


P2560416
イスラムの陶器


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エジプト製の液体差し(1363‐77)


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イスラム兵士の兜など


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11世紀の碑文


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次の部屋は代表委員会の間と呼ばれていたと思います。傑作が並んでます。


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第7室、ドナテッロの間


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ドナテッロ(フィレンツェ、1386‐1466)の「ダヴィデ」(ブロンズ)(1440c)


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アンドレア・デル・ヴェッロッキオ(フィレンツェ、1436‐ヴェネツィア、1488)の「ダヴィデ」(ブロンズ)(1466‐69c)
ダヴィデのモデルは美男だった弟子のレオナルド・ダ・ヴィンチと言われてます。


P2560432
ドナテッロの「Amore/ Attis」(ブロンズ)(1440c)


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ドナテッロとデシデリオ・ダ・サンガッロ(セッティニャーノ、1430‐フィレンツェ、1455)の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1450‐55)


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フランチェスコ・ダ・サンガッロ(フィレンツェ、1494‐1576)の「洗礼者聖ジョヴァンニ」


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ドナテッロの「マルゾッコ」(1420)
ベネデット・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1442‐フィレンツェ、1497)の「台座」(1483)


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ドナテッロの「ダヴィデ」(1408c)
ドナテッロの「ダヴィデ」はブロンズ製よりも大理石彫刻の方が好きです。


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ドナテッロに帰属する「男の頭」(ブロンズ)
(つづく)

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次は1階(日本の2階)です。


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最初に入った部屋です。


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第4室、象牙の間です。象牙細工が展示しているので、象牙の間と言われているようです。


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フィレンツェの無名彫刻家の「祈る聖母」(15世紀第4四半世紀)


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こちらの壁に展示されている7点の絵画は、1991年にAnna Maria Ruggiero Petreniさんから寄贈されたそうです。


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Maestro di Sant'Ivoの「聖母子と4聖人」(1400‐10)


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Venrura di Moro o Ambrogio di Baldese の「聖母子と4天使」(1420‐30)


P2560286
チェンニ・ディ・フランチェスコ・ディ・セル・チェンニ(フィレンツェ、1369‐1415c記録)の「ピエタのキリスト」(1385‐90)


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Cerchia di Giovanni Boccati ?の「受胎告知する大天使」(1430c)


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Cerchia di Giovanni di Francesco? の「祈るキリストと2天使」(1450c)


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Pseudo Ambrogio di Baldese の「聖母子と2聖人」(1400‐25)


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トスカーナ又はウンブリアの無名画家の「聖母子とアレッサンドリアの聖カテリーナと聖マルゲリータ」(1390‐1410)


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ドイツ・ゾーストの無名画家(ヴェストファーレン、1250‐1280c活動)の「玉座の聖母子」(13世紀後半)


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象牙細工だけの展示ではありません。


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ヴァレリオ・ズッカート(1530‐1577c)の「ピエトロ・ベンボ枢機卿の肖像」(1542)


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マーゾ・ダ・サン・フリアーノ(フィレンツェ、1531‐1571)の「ピエタのキリストとストロッツィ家の紋章と同家の人々の裾絵」


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フランチェスコ・ボンシニョーリ(ヴェローナ、1460c‐カルディエーロ、1519)の「十字架を担ぐキリスト」


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象牙細工


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象牙細工


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14世紀末のウンブリア芸術「玉座の聖母子」


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14世紀にウンブリアとシエナで活動した芸術家作「司教聖人」


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シエナ?の工芸家作「聖体容器」(16世紀後半)


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イタリア中部の無名画家作「聖母子と聖人たちと天使たち」(15世紀)


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象牙細工の数々


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フランチェスコ・ディ・ヴァルダンブリーノ(シエナ、1375c‐1435)の「聖バルバラ」(1400‐10)


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象牙細工


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天井の装飾


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ピエトロ・ネッリ(1375‐1419記録)の「聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖ジローラモ」(1380‐85c)


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フィリッポ・リッピ工房(Pseudo Pier Francesco Fiorentino?)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと父なる神」(15世紀後半)


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マリアーノ・ダーニョロ・ロマネッリ(1376‐1391活動)の「乳母」(1390c)


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Maestro di Giudizio di Paride(フィレンツェで15世紀活動)の「パリデの判決」(1430‐35)


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フランスの芸術家作「聖母子と聖アンナ」(14世紀)


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ビザンチン様式画家の「祈るキリストのイコン」(12世紀中頃)


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次の部屋です。


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第10室 Sala Carrand


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以前はSala del Duca d'Ateneと呼ばれていたそうです。
この部屋の展示物の多くは、寄贈されたLouis Carrandのコレクションなので、Sala Carrandと呼ばれるようになったそうです。


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15世紀のフィレンツェ芸術家作「聖母子」


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15世紀のフィレンツェ芸術家作「聖母子」


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Maestro della Leggenda di Santa Caterina (1460/1470-1500c活動)の「寺院への出現と受胎告知のディッティコ」(1470c)
裏面にも描かれてます。


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裏面の「聖母子と福音書記者聖ジョヴァンニのディッティコ」(1470c)


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天井の装飾


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15世紀のオランダ画家の作品


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詳細不明のフレスコ画
(つづく)

P2560181
ヴィンチェンツォ・ダンティ(ペルージャ、1530‐1576)に帰属する「虚偽に対する名誉の勝利」(テラコッタ)


P2560183
ジャンボローニャ(フランス・ドゥエ―、1529c‐フィレンツェ、1608)の「アペニン」(テラコッタ)(1578‐79)


P2560185
ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロ(フィレンツェ、1457c‐1550)の「川」(粘土)
どうして川なのか、サッパリ分かりません。


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ピエトロ・フランカヴィッラ(フランス・カンブレ―、1548‐パリ、1615)の「Aronna」(テラコッタ)(1580c)


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ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロの「川」(粘土)
何処が川なんでしょうか?


P2560191
ピエリーノ・ダ・ヴィンチ(ヴィンチ、1530c‐ピサ、1553)に帰属する「サムソンとペリシテ人」(ブロンズ)
ミケランジェロの研究に基づく作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチのことをダ・ヴィンチと略称するのは止めて欲しいと思います。天邪鬼の私なんぞは、ダ・ヴィンチというのを聞いて、彫刻家のピエリーノのことですね、と答えてあげました。


P2560193
16世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「川」(ブロンズ)
ミケランジェロの研究に基づく作品です。


P2560195
ダニエーレ・ダ・ヴォルテッラ(ヴォルテッラ、1509‐ローマ、1566)の「降下」(テラコッタ)(1550c)
これを見ると、アントニオ猪木の得意技コブラツイストを連想してしまう私です。


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16世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「川」(ブロンズ)
ミケランジェロの研究に基づく作品です。


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16世紀のフィレンツェの無名彫刻家の「サムソンとペリシテ人」(ブロンズ)
ミケランジェロの研究に基づく作品です。


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ピエトロ・フランカヴィッラの「モーゼ」(テラコッタ)(1580c)


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ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロの「フィエゾレの寓意」(1545c)


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バルトロメオ・アンマナーティ(セッティニャーノ、1511‐フィレンツェ、1592)の「マリオ・ナーリへの葬儀モニュメント」(大理石)(1540‐42)


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バッチョ・バンディネッリ(フィレンツェ、1493‐1560)の「アダムとイヴ」(大理石)(1551)


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バルトロメオ・アンマナーティに帰属する「ガニメダ」は取り外されていました。


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ミケランジェロ・ブオナロッティ(カプレーゼ、1475‐ローマ、1564)の「ブルータス」(1539)


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バッチョ・バンディネッリの「コジモ1世」(1544c)


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べンヴェヌート・チェッリーニ(フィレンツェ、1500‐1571)の「ナルキッソス」(1548‐65)


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バルトロメオ・アンマナーティに帰属する「モーゼ」(1540‐55c)


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バルトロメオ・アンマナーティの「レダと白鳥」(1536c)


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1‐2世紀のローマ時代の彫刻(多分「バッカス」)の欠損した腕、頭、足などをべンヴェヌート・チェッリーニが付け足して完成させた「ゲニメダ」(1548‐50)


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ダニエーレ・ダ・ヴォルテッラの「ミケランジェロの胸像」(1564c)


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ヤコポ・タッティー通称イル・サンソヴィーノ(フィレンツェ、1486‐ヴェネツィア、1570)の「バッカス」(1511‐12)


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べンヴェヌート・チェッリーニの「ペルセウス像のベース」(1553c)(大理石とブロンズ)


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ヴィンチェンツォ・ダンティの「虚偽に対する名誉の勝利」(1561)


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べンヴェヌート・チェッリーニの「アンドロメダを救出するペルセウス」(1554)


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バッチョ・バンディネッリの「酔ったノア」


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ヤコポ・タッティ通称イル・サンソヴィーノの「聖母子」


P2560246
ヴィンチェンツォ・ダンティの「モーゼと青銅の蛇」(1559)(ブロンズ)


P2560249
ジャンボローニャとピエトロ・フランカヴィッラの「ピサに対するフィレンツェの勝利」(1575‐80)


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べンヴェヌート・チェッリーニの「ペルセウス」(ワックス)


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べンヴェヌート・チェッリーニの「ペルセウス」(ブロンズ)


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ミケランジェロの「バッカス」(1496‐97)


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ミケランジェロの「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1505c)


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ジョッテスキ画家の「玉座の聖母子」(フレスコ)(1340c)


P2560264
マッテオ・フェッルッチ・デル・タッダ(フィエゾレ、1570‐フィレンツェ、1651)の「死に行くアレキサンダー」(17世紀)
ウフィツィ美術館所蔵のギリシャ彫刻のコピー彫刻です。


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ジャンボローニャの「バッカス」(ブロンズ)(1560c)


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ジャンボローニャの「飛ぶメルクリオ」(ブロンズ)


P2560271
詳細不明


P2560272
一旦中庭に出ました。


P2560273
(つづく)

P2560110
ルネサンス期彫刻の傑作が並ぶバルジェッロ国立美術館 Museo Nazionale del Bargelloです。


P2560111
13世紀中頃に建設されたバルジェッロ宮です。この建物に美術館がオープンしたのは1865年で、美術館として150年以上の歴史があります。2016年の年間入館者は213,598人でした。傑作を数多く展示してますが、その割には若干人気がないように思います。


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展示作品の変更はあまり行われていないと思いますが、今回掲載する作品写真は2017年10月に撮ったものです。


P2560115
バルジェッロという言葉は「城」とか「要塞の塔」の他に街の治安維持を担う司法長官という意味だそうですが、その名の通り、1859年までフィレンツェの警察本部がこの建物に置かれ、その一部は監獄として使用されてきました。


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この中庭で罪人の処刑が行われていたそうです。


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中庭を囲んでロッジャが設けられてます。


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ロッジャに彫刻が展示されてます。


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レオナルド・リッコマンニ・ダ・サルザーナ(15世紀に活動)の「ジェノヴァの紳士像」(1460c)


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ロッジャの壁面は様々な紋章や名板などで飾られてます。


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ベネデット・ダ・マイアーノ(ミラノ、1442‐フィレンツェ、1497)の「アラゴーナのフェルディナンド1世の戴冠と6人の音楽師」(1490c)


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6人の音楽師の一部である3人の彫刻です。


P2560125
ニッコロ・ディ・ピエトロ・ランベルティ(フィレンツェ、1370c‐1425c)の「福音書記者聖ルーカ」(1403‐06)


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ドメニコ・ピエラッティ(フィレンツェ、1600‐ローマ、1656)の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1620c)


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詳細不明


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バルトロメオ・アンマナーティ(セッティニャーノ、1511‐フィレンツェ、1592)の「ジュノーネとクジャク2匹」(1556‐61)


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ロッジャに置かれていても駄作凡作ではありません。


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風格があります。


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バルトロメオ・アンマナーティの「大広間のフォンターナ」(1556‐61)


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乳首から水が出てくるのはフォンターナの定番です。


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詳細不明


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詳細不明


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ヴィンチェンツォ・ダンティ(ペルージャ、1530‐1576)の「Apollo Pitio」(1560c)


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ジャンボローニャ(フランス・ドゥエ―、1529c‐フィレンツェ、1608)の「オーケアノス」(1572‐76)


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絵画は作品を一目見ただけで制作者が分かる画家がかなりいますが、彫刻は一目見ただけで制作者が分かる作品が殆どありません。


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ヴィンチェンツォ・ジェーミト(ナポリ、1852‐1929)の「漁師の少年」(ブロンズ)(1874‐76)


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フランチェスコ・カミッリアーニ(フィレンツェ、1530‐1576)の「川の神たち」(1560c)


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ドメニコ・ポッジーニ(フィレンツェ、1520‐ローマ、1590)の「Legge Nuova」(1579)


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ヴィンチェンツォ・ダンティの「コジモ・ディ・メディチ」


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コジモにはとても見えませんが・・・・・


P2560155
詳細不明


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詳細不明


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0階(日本の1階)の展示室内に入りました。


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私の記憶違いかも知れませんが、昔は入館予約制だった気がします。


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ジョヴァン・フランチェスコ・ルスティチ(フィレンツェ、1474‐フランス・トゥール、1554)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」(1509)


P2560162
ヤコポ・タッティー通称イル・サンソヴィーノ(フィレンツェ、1486‐ヴェネツィア、1570)の「バッカス」(1511‐12)


P2560164
アンドレア・サンソヴィーノ(モンテ・サン・サヴィーノ、1467c‐1529)の「聖母子」(テラコッタ)(16世紀初め)


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ジョヴァン・フランチェスコ・ルスティチの「戦車に乗るネプチューン」(ブロンズ)(1510c)


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ジョヴァン・フランチェスコ・ルスティチの「騎兵たちの白兵戦」(1505c)
レオナルド・ダ・ヴィンチの「アンギアーリの戦い」から制作されたそうです。


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必見のミケランジェロの作品です。


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惜しいことに未完です。


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イル・サンソヴィーノの作品


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ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロ(フィレンツェ、1457c‐1550)の「Il Giorno」(テラコッタ)(1534‐37)


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ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロの「Il Crepuscolo」(テラコッタ)(1534‐37)


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ニッコロ・ペリコーリ通称イル・トリボーロの「L'Aurona」(テラコッタ)(1534‐37)
(つづく)

先ほど、自分のブログを見たら今日の更新がないので、ビックリしました。手違いがあって、5月4日分を飛ばしたようです。
P2190499
駅舎です。


P2190501
セスト・フィオレンティーノは、人口49,025人(2017年2月28日現在)のトスカーナ州フィレンツェ県にあるコムーネです。今から9000年以上前に人が住んでいたとされており、紀元前7世紀にエトルリア人の村があったと言われる古い歴史ある街です。


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城壁は全く残されていません。


P2190505
この辺は区画整理された新しい地区のようです。


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新しい家ばかりです。


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チェントロに向かいました。


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この街に来たのは二つの教会に行くためです。


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伝統的に社会主義政党が強い街として知られてます。


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その理由は定かではありませんが、この街の陶器産業の発展と関係しているのではないか、と私は思うのですが・・・・・


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1735年、カルロ・ジノーリ(1702‐1757)がヨーロッパで最初の”Porcellana Ginori"工場をセストに建て、所謂”Manifattura di Doccia"として大成功を収めました。


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19世紀後半になると、セストの多業種の職人や他の街から移住してきた労働者がRichard-Ginoriに就職し、技術を会得した労働者の多くが独立して自分の工房を構えるようになったそうです。


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そのような産業の発展によって、住民が社会主義に徐々に傾倒するようになったと思います。


P2190515
チェントロが見つからない。


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地図を見ましたが、自分がいる場所が分かりません。


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6月の暑い日だったので汗が吹き出しました。


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教会が見つかりません。


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参ったなあ、地図に、このどぶ川(小川?)が載っていない!


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どうしても見つかりません。


3
行きたかったのは、この教会です。(写真は外部サイトから拝借)
サンタ・マリア・ア・クリント教会です。中に2点の傑作があります。


1
スピネッロ・アレティーノのトリッティコ


2
Maestro di Madonna Strausの「受胎告知」


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この辺で地図上の自分の位置が漸く分かりました。


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教区教会のすぐ近くにいたのです。


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道をかなり間違えていたことが分かりました。


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鐘楼が見えました。


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セスト・フィオレンティーノのドゥオーモ、サン・マルティーノ教区教会です。


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868年奉献ですが、現在のロマネスク様式の建物は13世紀に再建された二代目のものです。


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ファサード前の柱廊は16世紀に付け加えられたそうです。鐘楼は数度建て替えられたそうです。


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デッラ・ロッビア風の「聖母子」は、19世紀にジノーリ工場で制作されました。


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三廊式、ロマネスク様式の内部です。


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左側廊方向


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右側廊方向


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木組みの梁の天井


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中央祭壇
素晴らしい磔刑像が見ものです。


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アーニョロ・ガッディ(フィレンツェ、1350c‐1396)の「彩色磔刑像」


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ジノーリ工場作?


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フレスコ画が残されてます。


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制作者不明のようです。


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詳細不明


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ジノーリ工場作のデッラ・ロッビア風「受胎告知」(19世紀)


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比較的大きな礼拝堂


P2190565


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先程とは描かれた時代が異なるフレスコ画でしょう。


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木製の彩色聖母子像


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ジノーリ工場作のデッラ・ロッビア風の3聖人(19世紀)


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ジノーリ工場作のデッラ・ロッビア風聖母子(19世紀)


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アレサンドロ・アローリ?の「受胎告知」


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P2190603


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ギルランダイオ工房作?


P2190610
ギルランダイオ工房作


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来た甲斐がありました。


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外に出ました。


P2190616
傑作ですね。


P2190617


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戻ってサンタ・マリア・ア・クィント教会に行く気がしません。


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駅に行って、フィレンツェに戻ることにしました。


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ホームで列車を待っていると、蒸気機関車が走る音が聞こえました。


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列車はかなりのスピードでフィレンツェの方に去っていきました。


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フィレンツェSMN駅で先ほど見かけた機関車がいました。


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夏の間、シエナ~アシャーノ間を走る特別列車の試運転だったようです。


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先頭は時代物の電気機関車が牽引するようです。


P2190640
かなり古そうな客車
(おわり)

P2580223
これは少し複雑な作品です。
ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ(フィレンツェ、1368‐1414活動)とヤコポ・ディ・チョーネ工房、並びにアーニョロ・ディ・ドンニーノ・デル・マッツィエーリ(フィレンツェ、1466‐1513)の「サンタ・マリア・ヌオーヴァ病院の祭壇画」(1380‐1385)及び(1508‐1509)
下の部分「磔刑と聖人たちのトリッティコ」はニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニとヤコポ・ディ・チョーネ工房によって1380年から1385年にかけて制作されました。
後にトリッティコの形に合わせて4福音書記者が描かれることになり、アーニョロによって1508年から1509年に制作されたのです。


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磔刑


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聖バルトロメオとアレッサンドリアの聖カテリーナと聖ピエトロ・マルティーレ


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聖パオロと聖母?と福音書記者聖ルーカ


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4福音書記者


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ロレンツォ・モナコの「聖母子と聖人たちのトリッティコ」(1420‐30)
この作品を見るのは久し振りです。


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Maestro di Sant'Ivo (フィレンツェ、1390c‐1425c活動)の「公正を管理する聖イーヴォ」(1405‐10)


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Maestro dei 1416の「聖母子と聖アントニオ・アバーテと聖ピエトロと聖ジュリアーノと洗礼者聖ジョヴァンニ」(1416)


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ロゼッロ・ディ・ヤコポ・フランキ(フィレンツェ、1377‐1456)の「聖母子と聖人たち」(1400‐50)


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磔刑


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玉座の聖母子と2天使


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洗礼者聖ジョヴァンニと聖フランチェスコ


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聖マッダレーナと聖マッテオ


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ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・トスカーニ(フィレンツェ、1372c‐1430)の「磔刑」


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多翼祭壇画の一部であることが分かります。


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ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・トスカーニの「聖痕を受ける聖フランチェスコ」


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ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・トスカーニの「聖母子」(1425c)


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リッポ・ダンドレア(フィレンツェ、1377‐1457c)の「コンセルヴァトーリオ・ディ・サンタ・マリア・デリ・アンジョリーニのポリッティコ」(1430‐40)


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玉座の聖母子と4天使


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アレッサンドリアの聖カテリーナと聖フランチェスコ


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聖ザノービと聖マッダレーナ


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裾絵」障碍者を治すキリスト


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アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教


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聖痕を受ける聖フランチェスコ


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ご誕生


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聖ザノービの葬儀


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マグダラのマリアの聖体拝領


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障碍者を治すキリスト


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アンドレア・ディ・ジュスト・マンツィーニ(フィレンツェ、1420‐1450活動)の「聖母子とピエタのキリスト」(1435c)


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アンドレア・ディ・ジュスト・マンツィーニの「聖母子」(1435c)


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ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ・トスカーニの「聖トッマーゾの不信」(1419‐20)


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ビッチ・ディ・ロレンツォ(フィレンツェ、1373‐アレッツォ、1452)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚と聖人たち」(1423‐25)


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ジョヴァンニ・ダル・ポンテ(フィレンツェ、1385-1437/1438)の「玉座の聖母子」(1425c)


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ビッチ・ディ・ロレンツォの「聖ロレンツォ」(1425‐30)


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マリオット・ディ・クリストファノ(サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ、1393‐フィレンツェ、1457)の「聖母の物語」(1455)


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聖母の昇天


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キリストと博士たち


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聖母の死


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ご誕生


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エジプトへの逃避


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キリストの寺院への出現


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ジョヴァンニ・ダル・ポンテの「聖母戴冠と聖人たち」(1430c)


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クスピーディのリンボへの降下


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受胎告知する大天使


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受胎告知される聖母


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聖母戴冠と音楽天使たち


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聖フランチェスコと洗礼者聖ジョヴァンニ


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聖イーヴォと聖ドメニコ


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以上で2017年10月時点の展示作品が終わりです。


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ミケランジェロの彫刻に加えて、1430年頃までの絵画部門の展示が充実しています。非常に良かった。


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詳細不明


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出口


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(おわり)

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スピネッロ・アレティーノ(アレッツォ、1350c‐フィレンツェ、1411)とニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ(フィレンツェ、1368‐1414活動)とロレンツォ・ディ・ニッコロ・ディ・マルティーノ(フィレンツェ、1392‐1412活動)の「フィレンツェのサンタ・フェリチータ教会のポリッティコ」(1401)
3人の画家によって描かれましたが、それぞれの担当したパネルに関する情報などは不明のようです。


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聖母戴冠


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聖フェリチータと聖アンドレア、洗礼者聖ジョヴァンニと聖マッテオ


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福音書記者聖ジョヴァンニと聖ピエトロ、聖ジャコモ・マッジョーレと聖ベネデット


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聖ジローラモと聖シモーネ、福音書記者聖ルーカと聖タッデオ


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聖ジャコモ・ミノーレと聖フィリッポ、聖シモーネと聖バルトロメオ


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聖トッマーゾと聖パオロ、教皇聖グレゴリオと聖ロレンツォ


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0階のダヴィデを別格とすれば、この美術館の良い点は1階の展示にあると思います。


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Maestro della Madonna Straus (フィレンツェ、1380‐1415活動)の「受胎告知」(1395‐1400)


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スタルニーナ(フィレンツェ、1387‐1413c活動)の「聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖二コラと天使たち」(1400‐10)


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Maestro della Madonna Straus の「ピエタのキリストと受難のシンボル」(1400c)


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Maestro della Madonna Straus の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」、「聖フランチェスコ」(1400‐10)


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スコライオ・ディ・ジョヴァンニ(フィレンツェ、1400‐1430活動)の「聖母子と4聖人(聖アントニオ・アバーテ、洗礼者聖ジョヴァンニ、聖ロレンツォ、聖ピエトロ)」(1420c)


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ロッゼッロ・ディ・ヤコポ・フランキ(フィレンツェ、1376c‐1456)の「洗礼者聖ジョヴァンニ」


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ロッゼッロ・ディ・ヤコポ・フランキの「聖フランチェスコ」


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ビッチ・ディ・ロレンツォ(フィレンツェ、1373‐1452)の「聖アンドレアと大天使聖ミケーレ」


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ビッチ・ディ・ロレンツォの「聖ジローラモと聖ロレンツォ」


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ロレンツォ・モナコ(フィレンツェ、1370c‐1425)の「彩色磔刑像」(1405‐10)


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ヤコポ・ディ・カンビオ(フィレンツェ、1300c‐1367以前没)の「聖母戴冠と聖人たち」(1336)
これは祭壇前に使用された金糸、銀糸を使用した絹織物です。横長なので写真を分けてアップします。


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バルトロメオ・ディ・フルオシーノ(フィレンツェ、1366/1369-1444)の「彩色磔刑像」(1411)


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ロレンツォ・モナコの「聖人たち」(1398‐1400)


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フィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂にあった多翼祭壇画の一部です。


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聖ジローラモ、洗礼者聖ジョヴァンニ


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聖ピエトロ、聖パオロ


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Maestro della Predella Sherman (フィレンツェ、1400‐1450c活動)の「磔刑」(1415‐30)


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マリオット・ディ・ナルド(フィレンツェ、1385‐1424活動)の「ウミルタの聖母と聖ステファノと聖レパラータ」(1395‐1400)


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ここを見ないのは勿体ない!


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Maestro della Predella Sherman 、ロレンツォ・モナコ、15世紀後半のフィレンツェの無名画家の3人による「フィレンツェのコンセルヴァトーリオ・ディ・サン・ピエトロ・マルティーレの祭壇画」(15世紀後半)最も早く描かれたのがロレンツォ・モナコの中央パネルです。それから30‐40年後にMaestro della Predella Shermanによって左右両端の受胎告知などのパネルと、先に描かれたロレンツォ・モナコ作品を組み合わせて、15世紀後半にフィレンツェの無名画家によって祭壇画として整えられたそうです。
3人が一緒に描いた作品ではありません。


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ロレンツォ・モナコの「ウミルタの聖母と聖ピエトロと洗礼者聖ジョヴァンニと女性聖人と聖ステファノ」(1385‐90)


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Maestro della Predella Sherman の「受胎告知する大天使、磔刑」(1425c)


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Maestro della Predella Sherman の「受胎告知される聖母、聖パオロと教皇聖グレゴリオと聖ドメニコ」(1425c)
(つづく)

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1370年から1430年までの作品展示の続きです。


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ロレンツォ・モナコの傑作秀作が並んでます。


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ロレンツォ・モナコ(フィレンツェ、1370c‐1425)の「園のキリストの祈り」(1400c)
プレデッラ付きです。


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キリストの逮捕


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服を脱がされるキリスト


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ロレンツォ・モナコの「アレッサンドリアの聖カテリーナ」、「教皇聖カイオ」(1388‐90)


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分解された多翼祭壇画の両端にあったパネルです。
中央のメインパネルが所在不明です。


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ロレンツォ・モナコの「磔刑」、「悲痛の聖母」、「福音書記者聖ジョヴァンニ」(1405‐10)
これらの小パネル3点は多翼祭壇画の一部だった可能性があります。


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ロレンツォ・モナコの「モンテオリヴェートのサン・バルトロメオ修道院のポリッティコ」(1410) 


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祈るキリスト


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上:受胎告知する大天使  下:預言者イザヤ


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上:受胎告知される聖母  下:預言者マラキア


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聖母子


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聖バルトロメオ、洗礼者聖ジョヴァンニ


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聖タッデオ、聖ベネデット


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ロレンツォ・モナコの「救世主」(1407‐09)
この作品も分解されたポリッティコの1パネルと考えられます。


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世界中の美術館にパネルが分散しています。


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ロレンツォ・モナコの「聖母子と4聖人(アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖マルゲリータ、洗礼者聖ジョヴァンニ、聖ピエトロ)」(1408)


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ロレンツォ・モナコの「受胎告知と4聖人」(1410‐15)


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受胎告知


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アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖アントニオ・アバーテ


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聖プロコーロ、聖フランチェスコ


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ロレンツォ・モナコの「ピエタのキリストと聖母と福音書記者聖ジョヴァンニと受難のシンボル」(1404)


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”FRANCESCO"(トスカーナ、1380‐1400c活動)の「聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖二コラと2天使」(1391)


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マリオット・ディ・ナルド(フィレンツェ、1388‐1429活動)の「玉座の聖母子と天使たちと聖人たち」(1391c)


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磔刑


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受胎告知する大天使


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受胎告知される聖母


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玉座の聖母子


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聖ロレンツォ、福音書記者(特定できないようです)


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聖ジャコモ・マッジョーレ、聖セバスティアーノ


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裾絵:聖ジョアッキーノへの知らせ


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聖母の誕生


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聖母の死


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聖母の寺院への出現


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聖母の結婚


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ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ(フィレンツェ、1368‐1414活動)の「ピエタのキリスト」(1405c)


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ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニの「玉座の聖母子と2天使と聖人たち」(1404)


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玉座の聖母子と2天使


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上:聖ピエトロ  下:聖アントニオ・アバーテ、洗礼者聖ジョヴァンニ


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上:聖パオロ  下:聖ロレンツォ、聖ジュリアーノ
(つづく)

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