

カウンターファサード

17世紀の逸名画家作「天上の聖母子と聖フランチェスコ」



アーニョロ・ディ・ポロ(フィレンツェ、1470-1528)の「玉座の聖母子と聖フランチェスコと聖ロッコ」(1526)



左翼廊

右翼廊


外に出ます。

外に出る前に、もう一度教会内を見ました。

名が知られた画家たちの作品があって、かなり楽しめました。

次はサン・ベルナルド教会です。

サン・ベルナルド教会です。

サン・ベルナルド教会に隣接する建物は、サン・ベルナルド修道院でした。修道院だった建物に国立考古学博物館が置かれてます。

ベネデット会Olivetan会衆によって、1319年に先ずサン・ベルナルド修道院が建設されました。ロマネスク様式の教会は、1340年から1375年に建設されました。


彩釉テラコッタの聖母子

教会入り口前の柱廊天井

教会の扉は閉まっていることが多いようです。

教会の扉が閉まっている時、修道院の方から教会内に入ることが出来る場合もあります。

扉が開いている時の写真

教会内に入ります。

単廊式、ロマネスク様式の内部です。

主祭壇画は、アンジェロ・ディ・ロレンティーノ(アレッツォ、1465c-1527)の「玉座の聖母子と聖ベネデットと聖ベルナルド」(1512)
アンジェロ・ディ・ロレンティーノは、画家ロレンティーノ・ダンドレア(1430c-1506)に息子です。ロレンティーノ・ダンドレアは、ピエロ・デッラ・フランチェスカの弟子で、ピエロのフレスコ画制作などに参画したことで知られてます。

詳細不知

詳細不知

かって教会内には幾つかの傑作がありましたが、それらは国立中世近代美術館に移されました。

国立考古学博物館については、既に取り上げました。

考古学博物館の展示は、何処の博物館でも大体同じです。

修道院だった建物の前に、ローマ時代の円形闘技場遺跡があります。

この当時、遺跡は非公開となってました。

117年から138年に建設された円形闘技場です。
遺跡は長い間、放置されたので荒れ果てています。初めて発掘調査が行われたのが、1914年から1915年だったそうです。

遺跡の中に入ることが出来ません。

円形闘技場は、121m×68mあったそうです。


サン・ベルナルド修道院教会の鐘楼

(つづく)