城壁の外を少し歩きましたが、面白い点が皆無でした。
城壁内に戻り、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会に向かいました。
ファリーネ門の二重になっている所の片側にロッジャがあり、ロッジャの上が民家になってます。門は町の公共物の筈ですが、何時しか民有となったのでしょう。
ポリツィア―ナ通りに入りました。
16世紀に建設されたCasa del Poliziano
この辺は古い建物が立ち並んでます。
ここでおやつのワインを飲みました。実はトイレ休憩がしたかったのですが、この町にはバールが少ないので、已む無く一杯やってトイレを借りたのです。
一息入れて城壁沿いの道を進みました。
門を潜ったわけでもないにも拘らず、この辺は既に城壁外です。
そもそも城壁自体がこの辺ではありません。
サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会が見えてきましたが、遠目でも扉が閉まっていることが分かりました。前回、訪れた時は葬儀中だったので拝観どころではありませんでした。二連敗!!
この教会は拝観したかったので残念でした。
現存するモンテプルチャーノにある教会の中で最古と言われてます。教会の確実な記録は、1200年に奉献式が執り行われたことなので、12世紀末頃の建設でしょう。
創建時の鐘楼は落雷で崩落したそうです。18世紀に再建された鐘楼が現在のものです。
中に注目すべき芸術作品が数点残されてます。
そのうちの一つ、14世紀のシエナ派無名画家の「聖母子」
作品画像は外部サイトから拝借させて頂きました。
ファサードのルネッタ上にフレスコ画があったと思いますが、その痕跡すら認められません。
1701年から1717年に大修復が行われたそうです。
教会の建物の一部がカンティーナになってます。
サン・ドナート通り
この先に門があります。
サン・ドナート門です。
門を潜りました。
次は要塞です。
1261年、シエナ共和国によって建設されたFortezza Mediceaです。シエナとフィレンツェの抗争で、数度、破壊と再建を繰り返した歴史があります。
現在の姿は、1885年に行われた大規模な修復工事後のものです。
要塞の入り口
入口にある聖母子のモザイク
現在、要塞はカンティーナや各種展示場として利用されている他、アメリカ・ジョージア州のKennesaw State大学の学舎として使用されてます。
市立博物館が置かれているかと思いましたが、そのようなものはありません。
楽しみだったレオナルド・ダ・ヴィンチ展に入りました。
要塞については、項を改めて詳しく触れることにします。
外に出ました。
このフレスコ画は見逃せません。書斎の聖ジローラモ
この道を真っすぐ進めばグランデ広場に出ます。
その前に、こちらのMuseoに入館しました。
拷問博物館なので、ここで紹介するのは内容的に止めておいた方が良さそうです。
グランデ広場
広場の隅にある井戸
モンテプルチャーノに来るのは、この時が最後になりそうです。
バスターミナルからプラート門への坂が辛くなりました。
(おわり)
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