次の壁です。
(Sala di Ulisse の壁Bです)
クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「砂漠の洗礼者聖ジョヴァンニ」(1612‐15c)
ジョヴァン・バッティスタ・モローニ(アルビーノ、1520‐1578)の「シモーネ・ディ・マルコ・モローニの肖像」(1570c)
シモーネは画家モローニの従兄弟だったと思います。
ピエトロ・チャッフェーリ通称ロ・スマルジャッソ(ピサで17世紀中頃活動)の「人々に姿を現すキリスト」
アゴスティーノ・タッシ(ローマ、1580c‐1644)の「ディアナとアテオーネ」(1640c)
友人が留守中に娘をアゴスティーノに託して旅立ったら、その留守中に友人の娘をレイプしたことでアゴスティーノは後世に名を遺す有名画家となりました。友人がアゴスティーノを訴え、その裁判記録が残っているそうです。
その友人と言うのがオラツィオ・ジェンティレスキ、その娘がアルテミジア・ジェンティレスキです。画家としての腕前はアルテミジアの方が父やアゴスティーノよりも上だったと思います。
オラツィオはカラヴァッジョの友人で、有名なバリオーネ裁判でも主要な役割を果たしました。
アンドレア・デル・サルト(フィレンツェ、1486‐1530)の「ガンバッシの祭壇画」または「天上の聖母子と聖人たち(洗礼者聖ジョヴァンニ、聖オノフリオ、聖ロレンツォ、聖ロッコ、聖セバスティアーノ、聖マリア・マッダレーナ)」(1527‐28)
外部サイトから作品画像を拝借しました。
フィリッピーノ・リッピ(プラート、1457‐フィレンツェ、1504)の「ルクレツィアの死」(1476c)
外部サイトから作品画像を拝借しました。
制作者不明の「アンニーバレ・カラッチ作『ニンフとサーティロ』のコピー画」(17世紀)
オラツィオ・リミナルディ(ピサ、1593‐1630)の「愛の勝利」(1624c)
ジョヴァン・バッティスタ・モローニの「女性の肖像」(1560c)
アレッサンドロ・アローリ(フィレンツェ、1535‐1607)の「洗礼者聖ジョヴァンニの説教」(1604)
壁Cの展示作品に移ります。
カルロ・ドルチ派無名画家の「聖ルチア」(17世紀)
バルトロメオ・スケドーニ(モデナ、1578‐パルマ、1615)の「聖パオロ」(1610c)
ドメニコ・プリーゴ工房の「聖家族」
カルロ・ドルチ(フィレンツェ、1617‐1686)の「聖母子」(1680c)
フランチェスコ・クッラディ(フィレンツェ、1570‐1661)の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」
クリストファノ・アローリ(フィレンツェ、1577‐1621)の「エマオの晩餐」(1610c)
カルロ・ドルチの「この人を見よ」(1670c)
ジョヴァン・バッティスタ・モローニの「マルコ・ディ・ジョヴァンニ・モローニの肖像」(1570c)
ティントレット(ヴェネツィア、1519‐1594)の「聖母子」(1570c)
グレゴリオ・パガーニ(フィレンツェ、1535‐1605)の「男の肖像」(1600c)
17世紀のフィレンツェの無名画家作「若い男の肖像」
ティントレットの「アンドレア・フリツィエールの肖像」(1575c)
16世紀のヴェネツィア?の無名画家作「ジュリアーノ・アルジェンティーノ司教の肖像」(1537‐49c)
チゴリ(チゴリ、1559‐ローマ、1613)の「この人を見よ」(1607)
2016年に東京上野で開催されたカラヴァッジョ展に来ていました。
Hans von Aachen (ケルン、1551/1552-プラハ、1615)の「自画像」(1585‐95c)
この作品はヴェラスケスの作品とされていた時期が長かったそうです。
Frans Pourbus il Giovane (Anversa, 1569- Parigi, 1622)の「男の肖像」
アントニオ・デル・チェッライオーロ(フィレンツェ、1520‐1538活動)?の「男の肖像」(1520‐30c)
この作品はアンドレア・デル・サイト作とされていたことがあったそうです。アントニオはアンドレア・デル・サイト工房にいたマイナーな画家だそうです。
次は浴室です。
ナポレオンが作らせ利用していました。
「ナポレオン=イタリア美術品泥棒」と思っているので、この部屋は大嫌いです。
次の部屋です。
Sala dell'educazione di Giove
ジュピターの教育の間
部屋のフレスコ装飾はルイージ・カターニ(プラート、1762‐フィレンツェ,1840)によって1819年に行われました。
この部屋で最も人気がある作品です。
カラヴァッジョ(ミラノ、1573‐ポルト・エルコレ、1610)の「眠るキューピッド」(1608)
外部サイトから拝借した作品画像です。
壁Aに展示されている作品から順番に見ていきます。
ジョヴァンニ・ビリヴェルト(フィレンツェ、1584‐1644)?の「聖セバスティアーノ」
ユストゥス・サステルマンス(ベルギー、1597‐フィレンツェ、1681)の「ヴィットリア・デッラ・ローヴェレとコジモ3世の聖家族」(1645c)
聖家族として肖像画を描いたものです。画家のしっぽ振り作品です。
カルロ・ドルチの「悔悛の聖ドメニコ」(1645‐46)
クリストファノ・アローリの「ユディト」(1620c)
フランチェスコ・サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)の「死せるキリストへの哀悼」(1545c)
(つづく)
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