コネリアーノ大聖堂、Parrocchia del Duomo di Santa Maria Annunziata e San Leonardoです。
11世紀に建設された教区教会がカステッロにありましたが、丘上なので不便で手狭と言うことで、14世紀に教区教会をこの地に移すことが決定され、14世紀創建、16世紀に完成したロマネスク・ゴシック様式の教区教会です。奉献は1491年に執り行われました。
ファサードの壁に描かれたフレスコ画とファサード前のロッジャが特徴です。
ファサードのフレスコ画は、16世紀前半にフランチェスコ・ベッカルッツィ(コネリアーノ、1492/1493-1562)によって描かれました。フランチェスコはチーマ・ダ・コネリアーノの弟子です。
フレスコ画のテーマは、このドゥオーモの名称の通りで、聖母マリアと聖レオナルドのエピソードです。
日光と風雨に直接晒される環境にも拘らず、フレスコ画の保存状態はかなり良好と言えるでしょう。
ロッジャに入りました。
ロッジャの壁の一部にフレスコ画が残されてます。
フランチェスコ・ベッカルッツィのフレスコ画
柱頭
1497年に建設された鐘楼
入口
入口扉上ルネッタのフレスコ画もフランチェスコ・ベッカルッツィによって描かれました。
三廊式、ロマネスク・ゴシック様式の内部です。
左側廊方向
左側廊
一部の壁を除いて白く塗り潰された?
右側廊方向
右側廊
天井
天井の装飾
主祭壇
主祭壇画は、チーマ・ダ・コネリアーノ(コネリアーノ、1459/1460-1518)の「玉座の聖母子と聖人たち(洗礼者聖ジョヴァンニ、バーリの聖二コラ、アレッサンドリアの聖カテリーナ、聖アポロニア、聖フランチェスコ、聖ピエトロ)と音楽天使たち」(1492)
後陣に入って撮った写真
パルマ・イル・ジョーヴァネ(ヴェネツィア、1544‐1628)と弟子による「アレッサンドリアの聖カテリーナの洗礼」(1585c)
フランチェスコ・フリジメリーカ・イル・ヴェッキオ(カンポサンピエトロ、1570c‐ベッルーノ、1651以降没)の「キリストの洗礼」
ジョバッタ・カレール(カヴァリエール・ディ・モッタ・ディ・リヴェンツァ、1800‐1868)の「キリストの洗礼」
ジャコモ・コッレート・ディ・アルテン(コネリアーノで15世紀末活動)とデシデリオ・ダ・フェルトレ(1467‐1493活動記録)の「聖ステファノ」
17世紀末の逸名画家作「聖セバスティアーノを治癒介抱する女たち」
制作者情報なしの「天使」
イル・ポッツォセッラ―ト(アンヴェルサ、1550c‐トレヴィーゾ、1604/1605)の「受胎告知」
16世紀末のヴェネトの逸名画家作「割礼」
フランチェスコ・べカルッツィ(コネリアーノ、1492/1493-1562)の「聖痕を受ける聖フランチェスコと聖人たち」
ジュゼッペ・モドーロ(1913‐1987)の「パドヴァの聖アントニオとベアート・オンガロの邂逅」
ジャコモ・コッレート・ディ・アルテンとデシデリオ・ダ・フェルトレの「聖ロレンツォ」
フランチェスコ・べカルッツィの「聖マルコと聖レオナルドとアレッサンドリアの聖カテリーナ」
マルコ・カサグランデ(1804‐1880)の「聖レオナルド」(1858)
制作者情報なしの「天使」
主祭壇前から見た出入口方向
外に出ました。
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