サンタンドレア教区教会です。
19世紀に再建された新古典様式の建物は、それ程見るに値するものではありませんが、以前の建物にあった、名の通った画家たち作品が残されているので、美術ファンにとって見逃せない教会でしょう。
開いていることが少ないのですが、珍しく扉が開いていたので嬉しくなりました。
以前の建物を忠実に再現したと言われてますが、新しい感じが否めません。
三廊式です。
左側廊
右側廊
クーポラ
中央祭壇
後陣は立ち入り禁止でした。
後陣のフレスコ画の説明です。
手書きでした。
ジャン・バッティスタ・エピス(ベルガモ、1829‐1880以降没)による聖アンドレアの物語(1876‐1880)
アントニオ・チフォンディ(ベルガモ、1655‐ブレーシャ、1730)の「キリストと姦通女」(1691c)
アントニオ・チフォンディの「最後の晩餐」(1691c)
パルマ・イル・ジョーヴァネ(ヴェネツィア、1544‐1628)の「羊飼いの礼拝」(1628以前)
エネア・サルメッジャ通称イル・ダルピーノ(サルメッジャ、1558‐ベルガモ、1625)の「羊飼いの礼拝」(1590)
ジャン・パオロ・カヴァーニャ(ベルガモ、1550‐1627)の「羊飼いの礼拝」(1605)
有名な作品ですが、作品の横に組まれた足場が邪魔してます。
アレッサンドロ・ボンヴィチーノ通称イル・モレット(ブレーシャ、1492-1495-1554)の「聖母子と聖人たち」(1536‐37)
写真写りが悪いので、外部サイトから拝借した作品画像を載せておきます。
アンドレア・プレヴィターリ(ベルガモ、1480‐1528)の「嘆き」(1525)
拝観したのは5,6年振りになります。
次はサン・ミケーレ・アル・ポッツォ・ビアンコ教会です。
教会の名称の「ポッツォ・ビアンコ」の由来は、入り口手前にある泉による?
教会は道から目立たない場所にあるので、注意して歩かないと見逃す可能性があります。
ロレンツォ・ロットのフレスコ画で有名な教会ですが、ロット以外のフレスコ画も秀逸です。
外壁のフレスコ画は、ジャコモ・スカナルディ通称オロフェルネ(アヴェラーラ、1450‐ベルガモ、1519)によって描かれました。
教会の入り口横の壁にもフレスコ画があります。
1440年に描かれたフレスコ画(制作者不詳)
中に入りました。
8世紀に建設され、801年に奉献式が執り行われた古い教会です。現在の建物は、12‐13世紀に再建された二代目のものです。
中央祭壇
中央礼拝堂のフレスコ画は、ジョヴァンニ・バッティスタ・グアリノーニ・ダヴェラーラ(アヴェラーラ、1548c‐ベルガモ、1577)によって1577年に制作されました。
後陣左の礼拝堂のフレスコ画がロレンツォ・ロット(ヴェネツィア、1480-ロレート、1566/1567)の作品(1525)です。
扉が邪魔して良く見えません。
ロレンツォ・ロットの「ご訪問」(1525)
1440年のフレスコ画
後陣右の礼拝堂
1440年のフレスコ画
1440年に描かれた聖クリストフォロ
(つづく)
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