次の部屋です。
第17室 Stanzino delle Matematiche
第16室は欠番のようです。
部屋の天井装飾
展示作品の質に於いて、この部屋のものはかなり見劣りがします。
Wilem van Tetrode (1530以前生まれ‐1587以降没)の「クラウディウス皇帝の胸像」
Wilem van Tetrode の「ネロ帝の胸像」
Wilem van Tetrode の「ガルバ帝の胸像」
Wilem van Tetrode の「オト帝の胸像」
Wilem van Tetrode の「ファルネーゼのヘラクレス」
19世紀のトスカーナの逸名彫刻家作「アンティノウス」
アンティノウスはハドリアヌス帝の愛人です。
17世紀後半のトスカーナの逸名彫刻家作「Apollo Lyceus」
Wilem van Tetrode の「Belvedere Apollo」
Wilem van Tetrode の「ティトゥス帝の胸像」
Wilem van Tetrode の「ドミティアヌス帝の胸像」
ローマ時代の頭像(2世紀)
ローマ時代のヘラクレスの頭像の模造彫刻(16‐17世紀)
ローマ時代の女性の頭像(3世紀)
16世紀のフィレンツェの逸名彫刻家作「Hebe」
ローマ時代の「イシス」(エジプト神話の女神)」(2世紀)
19世紀のトスカーナの逸名彫刻家作「メリクリウス」
16世紀のフィレンツェの逸名彫刻家作「ミネルヴァ」
ローマ時代の「アプロディーテ―」(1‐2世紀)
ローマ時代の「踊るサティーロのトルソ」(2世紀)
彫刻を見ている人は皆無で、トリブーナを覗き込む人で押し合いへし合いでした。
廊下に出ました。
廊下からもトリブーナを覗き込むことが出来ます。
16世紀後半にメディチのコレクションの秀作を展示するために造られたトリブーナです。
第18室 Tribuna
部屋の修復のため、2013年頃から閉鎖されていましたが、修復工事が終わっても中に入ることが出来ません。部屋の外からのぞき込むだけです。
トリブーナで展示されていた秀作の多くは、現在、他の展示室に移されました。
次の部屋です。
この部屋(第19室)からもトリブーナを覗き込むことが出来ます。現在、トリブーナにあるのは秀作が少ないので、熱心にトリブーナを覗き込む意味合いがないと思いますが、見たい人で一杯です。
第19室 Quattrocento senese
部屋の天井装飾
サーノ・ディ・ピエトロ(シエナ、1406‐1481)の「ピエタのキリストと聖母と福音書記者聖ジョヴァンニ」(1455‐60c)
ロレンツォ・ディ・ピエトロ通称イル・ヴェッキエッタ(シエナ、1410‐1480)の「聖母子と聖人たち」(1457)
ネロッチョ・ディ・ランディ(シエナ、1447‐1500)の「ジャンニーノ・デ・ベルナルディのプレデッラ」(1480c)
ジャンニーノは注文主です。
祈る聖ベネデット
聖ベネデットの奇跡
トティーラ王に面会する聖ベネデット
トリブーナを覗き込みました。
マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(ボルゴ・サン・セポルクロ、1428c‐シエナ、1495)の「聖母子と天使たちと洗礼者聖ジョヴァンニと聖ジローラモ」(1460‐70c)
ジョヴァンニ・ディ・パオロ(シエナ、1400c‐1482)の「聖母子と4聖人(聖ドメニコ、聖ピエトロ、聖パオロ、アクイーノの聖トッマーゾ)」(1445)
次の部屋です。
第20室 Mantegna, Bellini, Antonello
水準の高い作品が展示されている部屋ですが、比較的空いていました。トリブーナを熱心に覗き込んでいた人たちの多くがこの部屋の作品を殆ど見ないで通り過ぎていました。この日は、美術の達人たちが多かったのでしょう。現在のトリブーナの展示作品はどちらかと言うと地味で、あまり知られていない画家や彫刻家の作品が多く、それらに興味を持たれるのは美術好きの中でも達人に違いありません。
アントネッロ・ダ・メッシーナ(メッシーナ、1430c‐1479)の「聖母子と天使たちと福音書記者聖ジョヴァンニと聖ベネデット」(1470‐75c)
保護板に向かいが写ってます。
ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1433c‐1516c)に帰属する「若い男の肖像」(1490‐1510)
アンドレア・マンテーニャ(イーゾラ・ディ・カルトゥーロ、1435‐マントヴァ、1506)の「カルロ・デ・メディチ枢機卿の肖像」(1460c)
アンドレア・マンテーニャの「聖母子」(1488‐90)
ヤコポ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1400c‐1470/1471)の「聖母子」(1450c)
ロレンツォ・ディ・アレッサンドロ・ダ・サンセヴェリーノ(サンセヴェリーノ・マルケ、1468-1501存在確認)の死せるキリストを哀悼する聖マリア・マッダレーナ、聖母、福音書記者聖ジョヴァンニ」(1490-95c)
アンドレア・マンテーニャの「キリストの生涯の物語」(1463-64)
マギの礼拝
キリストの昇天
割礼
バルトロメオ・ヴィヴァリーニ(ヴェネツィア、1430c-1491以降没)の「トローサの聖ルドヴィーコ」(1465c)
ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖なる寓意」(1490-95c)
ジョヴァンニ・ベッリーニの「死せるキリストへの哀悼」(1500-06)
(つづく)
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